マスターの心得について
(平成10年7月26日版)
この文章は、真摯企画のマスターとして、推奨されるべき心得です。もちろん、一般のコンベンションや仲間内でのセッションにおいてマスターをする場合にも、役に立つ事と思います。
★事前に準備しておく事
○基礎的な知識の確認
- マスターをする際には、システムの基本的なルールや世界観を十分に理解しておきましょう。初心者に聞かれたら、きちんと解説してあげて下さい。また、あらかじめ世界観やルールについて、概略だけでも解説しておくのが望ましいでしょう。
○ルールブック/サマリーを準備する
- ルールや世界観のサマリーを用意して、プレイヤーに配布しましょう。サマリーがあれば、そのルールの初心者でも、必要な情報の検索が容易になります。(全プレイヤー用、特殊技能用、特殊装備用など、条件に合わせたサマリーを用意しましょう。ルールブックからのコピーなどでも構いません。)
サマリーに記述の無いルールについては、ルールブックを検索しなければなりませんが、ルールブックが1冊しかないと、プレイヤーが参照しづらくなります。ですから、複数のルールブックが用意できるなら、なお良いでしょう。
しかし、ルールがわからなければ、「マスター」や「ルールに詳しい他のプレイヤー」に気軽に質問できるような「雰囲気作り」の方が、より重要かもしれません。
言うまでもない事ですが、キャラクターシートなどは、予備も含めてしっかりと用意しておいて下さい。
○事前に出来る身だしなみの確認
- コンベンション当日に備えて、服装やその他の小物の準備・確認をしておきましょう。 スーツはよれよれになっていませんか?クリーニングはしてありますか?ワイシャツは洗濯してありますか?(プレスしてあるとなお良いですね)
今の髪型は、他人に不快な印象を与えたりしませんか?靴は磨いてありますか?ハンカチのストックは十分ですか?
前日や当日では間に合わない事も多いですから、今のうちから準備しておきましょう。
★卓についた時に留意する事
○テーブル内で自己紹介をする
- そのテーブルに座った全員に、「プレイヤーとしての」自己紹介をしてもらいましょう。全員がテーブルについた時点で、マスターが率先して自己紹介を行なうのが良いでしょう。その際に、コンベンションやそのテーブルに参加してくれた事に対する感謝の意を表すと、印象が良くなるかもしれません。「参加者の交流を深める」という真摯企画の理念に基づき、自己紹介は是非とも実施して下さい。
○テーブル内の雰囲気を和らげる
- ちょっとした気分転換として、雑談を交えてみると、案外卓の雰囲気が和むものです。あまりカルトな話題を使わずに、一般的な話題を使ってみるとよいでしょう。緊張をほぐし、打ち解け合えるようにすることで、円滑なプレイ進行を期待できるようになります。何はともあれ、卓の参加者全員が気軽に意見・質問できるような雰囲気になれば、ルール説明やプレイ中の疑問なども、容易に解決できるはずです。
○プレイヤーの志向/嗜好を把握する
- プレイを楽しんでもらうため、プレイヤーの嗜好を確認しましょう。あらかじめセッションの大まかな傾向を話しておいて、プレイヤーの好みを聞いてみましょう。もし可能なら、嗜好に合わせてシナリオの調整を行なってみるのもよいでしょう。しかし、変更する自信や余裕が無ければ、無理に変更しない方が無難です。
○パーティ内の協力の必要性を確認する
- パーティ内での協力がどの程度必要なのかを、プレイヤーに認識してもらいましょう。システムやシナリオの方向性などによって、パーティ内の団結や協力の必要度は変化します。その度合いを示しておけば、プレイヤーの利己的な行動をある程度抑制する事も可能でしょう。併せて、「プレイヤーキャラクターの(ゲーム世界での)立場」を説明しておいた方が良いかもしれませんね。
○ルール/世界観に関する知識の擦りあわせを行う
- ルールや世界観の解釈を、きちんと擦りあわせておきましょう。慣れているプレイヤーでも、解釈が異なっている場合があります。世界観/ルールの解説は、初心者にもわかりやすいように気を配って下さい。特に、今回のセッションに必要とは思えない知識まで説明する必要はないでしょう。
★キャラクターメイキング中に留意する事
○説明の合間に、質問が無いか聞いてみる
- キャラクターメイキングにおいては、時々は質問が無いか確認して下さい。専門用語が結構出てきたり、数字の扱いに不慣れな場合などにはパニックを起こす人もいるかもしれません。
長い説明を続けて、最後にまとめて質問を取るよりは、キャラメイクの段階毎に質問を取っていった方が、疑問点をフォローしやすいでしょう。
○不慣れ/時間がかかるプレイヤーをサポートする
- キャラメイクに手間取っているプレイヤーがいたら、重点的にサポートしてあげて下さい。ルールに不慣れだったり、キャラクターのイメージを固めるのが苦手だったりするプレイヤーには、しっかりとしたサポートを行なえば、時間の短縮をはかる事ができます。但し、不要なプレッシャーや、押し付けがましい意見などは、厳禁です。
★プレイ中に留意する事
○プレイ開始の宣言をする
- プレイを始める事をしっかりと宣言しましょう。中途半端な気持ちでセッションに突入すると、雑談気分が抜けきらずにだらだらとプレイが進んでしまうかもしれません。気持ちを切り替えてもらうためにも、「これからセッションを始めます」などとハッキリ、しっかり宣言して下さい。
○判定は公平かつ迅速に
- ゲーム中の判定は、公平かつ迅速に処理して下さい。判定・判断が公平でなければ、マスターの信用は失墜し、迅速でなければ、プレイがだれてしまうでしょう。
○マスター主導で休憩を取る
- シナリオの切れの良い所で、休憩を挟みましょう。マスター側からお茶を勧めてみたり、軽い雑談を持ち掛けてみるのも良いでしょう。その際、だらだらした気分でプレイ再開しないように、あらかじめ休憩の終了時間を宣言しておきましょう。喫煙者の集中力維持のためには、喫煙休憩を取る気配りも必要でしょう。
○活躍できないプレイヤーに見せ場を用意する
- もしできるなら、活躍したくても出来ないPCに対して、そっとチャンスを差し伸べて下さい。ダイス運や、ルールへの不慣れなどによって、活躍の機会を逃してしまったなら、見せ場を作ってあげられるように心がけたいものです。やんわりとした示唆を与えて、無理の無い範囲でチャンスを作ってあげられればベストですね。
○終了時間を遵守する
- プレイ終了時間はしっかり守りましょう。真摯企画コンベンションではフリータイムを設けていますが、時間を守れるかどうかは、マスターの信用を左右する重要な項目の一つです。「時間を守るのが当然である」と認識して下さい。プレイの展開が遅い時は、しっかりと「巻きを入れて(てきぱきとシナリオを展開させる事)」下さい。
○トラブル対処は待機スタッフに
- マスターの対処しきれないトラブルについては、必ず待機スタッフに応援を求めて下さい。基本的に、テーブル内のトラブルについては、担当のマスターに対処してもらっていますが、どうにもならない/手におえないトラブルと判断した場合、無理に一人で対処せずに、待機スタッフに声をかけて下さい。
★セッション終了時に留意する事
○反省会を行う
- できるかぎり、参加者全員で反省会を行ないましょう。閉会式までの余った時間や、フリータイムを活用して下さい。参加者全員の反省や感想を聞く事によって、マスターだけでなくプレイヤーにとっても参考にすべきポイントを認識する事が出来るでしょう。専用の用紙を用意して、それぞれの参加者に対する感想/自分の反省を記入してもらうというのも、良いかもしれません。
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