プレイ日時:11月29日(日)
前回の経験点は1081点でした。成長はビネガーがセージ4レベルにあげただけです。
GM:それでは始めよう。
一同:は〜い!
エティ:導師見習いになりましたよ。
ラハード:そうだよな。
ルイン:俺は「森の匂い」亭でコックとウェイターをしているんだよな。
GM:だからルインにはバイトをしていたのでウェイター技能を1レベルあげよう。それとビネガーにはティーチャー技能を1レベルあげよう。
エティ:騎士でありながら、私塾を開いているなんてすごい人格者に見えますね。
ビネガー:「見える」って(苦笑)。
一同:(爆笑)
ダーナ:私は街の薬草屋でアルバイトをしたいですわ。
GM:(コロコロ)何とか働き口は見つかったよ。でもまだ見習いだから給料はなしで、技能もなしね。
ダーナ:まあ、それでいいですわ。
GM:で、ビネガー、君にはオランの騎士になったので、オラン国の車輪の紋章をつけることが許されるが・・・
ビネガー:やはり鎧の左胸のあたりだろう。
GM:じゃあ、鎧の手直しなども含めて、前の冒険から何日経っているかを・・・
ダーナ:これが問題なんですわ。
パーン:(コロコロ)2。
GM:6日経っているんで、240ガメル。
ダーナ:ああ!結構痛いですわ・・・早く薬草屋の仕事で儲けないと・・・
ルイン:俺もまだ1レベルだからたいしたことないな・・・
パーン:僕は黒字だよ。
冒険者らしくないな(苦笑)。
GM:ルイン、君は「森の匂い」亭でコックをしているんだけど・・・もちろんハーフエルフのラムもいる。
ラハード:ああ、あの奴隷だった娘だな。
GM::そろそろ故郷の森が恋しくなってくる頃ね。
エティ:やっぱりエルフばかりの中で仕事をしていると思い出すのですかね。
ダーナ:でもすごい街に馴染んでいるように思いますわ。
ビネガー:街エルフ(笑)。
ラハード:なぁ、そろそろ仕事を探さないか?
エティ:そうですね、「古代王国への扉」亭の掲示板を見てみましょう。
GM:今は朝で、今日も依頼がなければそれぞれの仕事に出かけようかとしている時に・・・掲示板を見る人は2Dだけを振って。
パーン:(コロコロ)9。
ラハード:俺様も9だ。
ルイン:同じく。
GM:じゃあ、その3人は護衛の仕事を見つける。昨日まではなかったよ。
ビネガー:昨日まではどんな仕事があったんだ?
GM:ゴブリン退治とか、ドラゴン退治とか(笑)。
ビネガー:下と上じゃねえか(苦笑)。
ラハード:ビラッと内容を見ながら・・・
GM:ブラードまでの護衛。ブラードはオランから南の街道を行くこと15日。
ラハード:結構遠いな。
GM:位置的には隣国アノスの国境沿いにある街で、途中に港湾都市カゾフを通る。
エティ:食料とかの必要経費はどうなんでしょうか?
GM:報酬は6000ガメルと書いているが、必要経費については書いていない。
ダーナ:私は3人が見ている所に寄っていって・・・何を見ているのですか?
ラハード:いや、新しい依頼が見つかったんだよ。
ルイン:そういえば、ブラードの近くの森が俺の故郷なんだよ。
エティ:そうなのですか?
パーン:じゃあ、ちょうどいいんじゃない?たまにはオランから離れて冒険してみるのもいいんじゃない?
ルイン:故郷に入るかどうかは後で決めよう。
エティ:あれ?あまり帰りたくないのですか?
ルイン:まあ・・・
GM:森から飛び出したんで変わり者だからね。
パーン:話がずれているよ(苦笑)。とりあえずこの仕事を受けるかどうか決めようよ。
ビネガー:そうだな、行くにしても仕事の帰りだな。
ダーナ:じゃあ、ラウダさんにこの依頼について聞きますわ。
GM:ラウダさんは朝食の用意などをしながら・・・
ダーナ:「おはようございます」
ラウダ:「ああ、おはよう」
ダーナ:「この依頼の話なんですが・・・」
ラウダ:「もう見つけたのかい?早いなぁ・・・まあ、ちょうど君達にいいんじゃないか?」
一行はラウダから詳しい話を聞きますが特に新しいことは分かりませんでした。
エティ:「やはり必要経費は私達持ちなんでしょうか?」
ラウダ:「必要経費も含めての報酬だよ。ブラードからの帰りに別の護衛が見つかればそれでいいだろ?」
ビネガー:帰りに別の依頼を見つけるのがいいんじゃないか?
ダーナ:そうですわね、じゃあ、私は受けて良いですわよ。
ラウダ:「受けるのかい?受けるのなら依頼人に話をつけて今夜、連れてくるがどうかな?」
ラハード:「そうだな、受けよう」
ダーナ:ラウダさんに依頼人の詳しい話を聞いておきたいのですが・・・
ラウダ:「ロイトさんという商人だよ。1度しか会ったことがないけど30代の人の良さそうな人だよ」
ラハード:パーン、一応、盗賊ギルドで調べておいてくれないか?
パーン:行ってみようかぁ・・・でもまた灰色のローブの人だったらなぁ・・・
GM:いるのは灰色のローブを着たいつもの情報屋だよ。
情報屋:「おや、グラスランナーのお嬢さん」
パーン:むっかぁ!(怒)
情報屋:「この前は俺がいないときに来たらしいな。バカ嫁が言っていたよ」
一同:嫁ぇ〜!?
パーン:あのダガーをもてあそんでいた?
GM:そういうことね。
ロイトについては何も情報は得られませんでしたが、途中通る予定のカゾフでもうすぐ「仮面祭」が開かれることを知ります。
パーン:仮面祭って?
GM:街の要所で焚かれたかがり火の周りを、獣の面を付けた男女が夜通し踊るというもので、多くの訪問客を集めるイベント。
その頃、ビネガーは街外れの鎧職人を訪ねます。
ビネガー:「鎧はできているかい?」
鎧職人:「ああ、できているよ」
GM:ところでどんな色にしたの?
ビネガー:(即座に)血のように真っ赤な色。
一同:(苦笑)
GM:じゃあ、真っ赤で左胸にオランの紋章がついている。
その日の夜・・・
ダーナ:私は薬草屋に通い初めて数日なのに、また出ていってしまうんですね(苦笑)。
GM:君達が丸テーブルに座っていると・・・ちなみに君達が座るテーブルは最近いつも同じ場所。
ビネガー:専用テーブル(笑)。
GM:商人風の男性が1人、君達に近づいてくる。年齢30代後半で人の良い笑みを浮かべている。
エティ:「ロイトさんですか?」
ロイト:「ええ、そうです。あなた方が護衛を受けてくれる冒険者ですか?」
ダーナ:「そうですわ」
GM:ロイトはエールを注文して君達の側に座るよ。
ロイト:「依頼の話ですが、だいたいラウダさんから話を聞いていますか?」
パーン:「まあ、だいたいは・・・」
ビネガー:「旅の日程は?」
ロイト:「港湾都市カゾフで一泊する予定です。まあ、ブラードまで15日というところですね」
ラハード:「分かった。受けよう」
ロイト:「では前金を渡しておきます。よろしくお願いします。ラウダさんからあなた方は頼りになる冒険者と聞いているので、期待していますよ」
ダーナ:「こちらこそよろしくですわ」
GM:前金は1800ガメルだよ。
ロイト:「明日の朝、鐘が8つ鳴るときに、東門で待っています」
エティ:「分かりました」
GM:ロイトは帰っていく。さて、ビネガー。「やっと仕事にありつけた」と食事をしていると、ラウダがカウンターから呼んでいる。
ビネガー:「(カウンターまで行って)なんでしょう?」
ラウダ:「マダックス卿からお呼びがかかっているのだが、暇なら顔を出してくれないか?」
ビネガー:他の人には言わないで行こう。
ビネガーは1人でマダックス卿の館を訪ねます。
GM:顔は覚えられているからすぐに執事が出てきて中に通される。
執事:「しかし、ビネガーさん、その赤い鎧は何ですか?」
ビネガー:「似合うでしょう?」
執事:「はぁ・・・マダックス卿が好きかどうかは分かりませんが・・・」
一同:(苦笑)
GM:応接間にはマダックス卿がいるよ。マダックス卿もビネガーの赤い鎧を見て・・・
マダックス:「ビネガー、赤い鎧は何だ?」
ビネガー:「ええまぁ・・・」
一同:(苦笑)
マダックス:「まあいい。ところで今、何か仕事を請け負っているのか?」
ビネガー:「ブラードの方に護衛で行く予定ですが・・・」
マダックス:「そうか、それは残念だ、この手紙をカゾフのチェンバース太守に渡してもらおうと思ったのだが・・・」
ビネガー:「カゾフというと通りますが・・・」
マダックス:「それもそうだな・・・まあ、急ぎの手紙ではないので、旅の途中でもかまわないし、オランへの帰りでもかまわない」
ビネガー:「報酬の方はいかほど?」
一同:(苦笑)
マダックス:「相変わらず金にはうるさいな・・・これが報酬だ」
GM:テーブルの上に金貨が入った袋を置くよ。
マダックス:「そのけばけばしい赤い鎧の紋章を見せれば大丈夫だろう。これが手紙だ」
GM:手紙はキチッとロウと紋章で封印されているよ。特に何も話がなければ会見は終わるよ。
ビネガー:いいよ。門から出たところでさっと袋の金貨を数えてみよう。
GM:金貨が30枚入っているよ。
ビネガー:15枚取って、私の袋に入れておこう。
一同:(笑)
ビネガーは「古代王国への扉」亭に帰ってきて事情を話します。
パーン:で、その袋がその報酬?
ビネガー:そうだ。
パーン:15枚か・・・割り切れないよ。
ビネガー:1人2枚で私が仕事を請け負ってきたからあまりは私がもらうということで。
一同:(爆笑)
金貨の事は結局それで決着がついて(いいんだろうか・・・)翌日になります。
ラハード:準備が出来たか?じゃあ、東門に行こう。
GM:東門ではロイトが待っているよ。人数はロイトを含めて5人で、馬車が1台。
ロイト:「まずは港湾都市カゾフを目指しましょう」
ダーナ:では行きましょう。
GM:オランを出て南へ石畳やちょっと舗装の悪い道を・・・
ダーナ・エティ:ガタゴトガタゴト・・・
GM:・・・と旅をする。ゴブリンや山賊の襲撃もなく、他の商人とかとすれ違って適当に挨拶を交わしていくよ。で、1日目の夜。
ロイト:「見張りは任せますので・・・(テントの中に入っていく)」
ビネガー:「分かりました、任せて下さい」
パーン:見張りはいつも通りで。
GM:(コロコロ)とはいえ、何事も起こらなく、次の日になる。
その後も、何事もなく旅は続きます。天気は途中の2日ほどは小雨も振りますが、おおむね晴れでカゾフに到着します。
ラハード:それほど雨が降らなくてよかった。
パーン:そうだね、盗賊の道具の手入れが大変なんだから。
カゾフは漁業や商船による交易、造船業によって繁栄している街です。しかし船の行き来が激しい為に沖合では海賊による事件が起きることもあります。
ロイト:「私達は取り引きがありますから、あなた方は休んでいて下さい。明日は鐘が8つ鳴るときに出発しますので・・・」
ビネガー:今は何時ぐらい?
GM:昼前後。
エティ:ビネガーさん、ここの太守に手紙を届けるんですよね?今の内に行ってくれば・・・
ビネガー:先に宿を確保してからにしたいな。
一行は宿を求めて冒険者の店「海のアヒル」亭に入っていきます。
GM:外の看板には海で泳いでいるアヒルが描かれている。中には肩に緑の羽根をした鳥を乗せている片目の中年男性がいる。
エティ:「今晩、1日泊まりたいのですが・・・」
主人:「ああ、開いているよ」
ビネガー:「それとうまいメシを」
主人:「ああ、分かったよ。年に1回の仮面祭があと1ヶ月足らずで開かれるからな、そろそろ混んでくる頃なんだよ」
ダーナ:部屋が取れて良かったですわね。昼食をとってから観光にいきたいですわ。
エティ:そうですね、ダーナさん一緒に行きましょう。
パーン:僕は盗賊ギルドに顔を出しておこう。
ラハード:ビネガーはどうする?
ビネガー:ああ、太守の館に行くつもりだが。
ラハード:ついていって良いか?
ビネガー:ああ。
ルイン:ダーナとエティと一緒に観光に出かけよう。
GM:じゃあ、昼食が終わってからそれぞれバラバラに行動すると・・・ビネガーとラハードから行こうか。太守の館は港の近くにあるよ。門番が2人いる。
ビネガー:胸の紋章を見せよう。
門番:「オランの騎士ですか?誰からの使いですか?」
ビネガー:「マダックス卿です」
門番:「はい!分かりました!(慌てて中に入っていく)」
ラハード:すごいじゃねえか、ビネガー。
ビネガー:私がすごいというよりマダックス卿が凄いんだがな(苦笑)。
GM:君達はすぐに謁見室に通されてチェンバース太守と会見することができるよ。チェンバース太守は50歳前後で、穏和な顔つきをしている初老の男性ね。
ビネガー:「早速ですが、これがマダックス卿から預かった手紙です」
太守:「(手紙を読んで)ご苦労だった、本当は滞在してもらいたいのだが・・・そなた達の都合もあるだろう。1月もすれば仮面祭だ、その時には訪ねてくれ」
ビネガー:「分かりました」
太守:「では、これで・・・ところでビネガー、その赤い鎧はやめた方が・・・」
一同:(爆笑)
ラハード:「これは彼のポリシーなんでね」
ルイン:おお!太守にため口を聞いているよ(苦笑)。
GM:まあ、それで太守との会見は終わる。他の人は観光に行くんだよな?オランでは匂ったことの無いような海の潮の匂いが漂っているね。
ダーナ:いいですねぇ・・・
GM:港を少しでも歩くと、海の幸をその場で料理してくれるような・・・例えばサザエの塩焼き・・・
ダーナ:それは食べましょう!
エティ:もちろん!!
食い気に走っているよ(苦笑)。
ダーナ:ところでGM、今の季節は?
GM:夏が終わって、秋が始まった頃かな。
エティ:少し泳ぐには寒いですね。
ダーナ:そうだね、土産物漁りをしながら地元の噂話でも聞きましょう。
サザエの塩焼き(笑)を食べながら、海賊や地下遺跡の噂を聞いて観光します。一方、パーンは適当に顔出しだけで盗賊ギルドからさっさと帰ります。
さて夜になって・・・
ルイン:「親父、俺は料理ができるんだぜ」
主人:「いいよ、エルフに料理をさせると何か偏りそうだからな」
エティ:オードブルは野菜、メインも野菜、デザートも野菜・・・(笑)
ビネガー:野菜ばっかりやんけ!(笑)
GM:というわけで断られる(笑)。
翌日になり、一行は保存食を買い足して、ブラードへ向かいます。
ロイト:「さあ、残り半分です。がんばりましょう」
ラハード:「そうだな」
GM:(コロコロ)天気は良く、寒くもなくちょうどいい暖かさだね。で、何事もなくブラードの到着する。
エティ:目的地に着きましたね。
ブラードは気候は温暖ですが農耕に適していない土地柄、わずかな果樹園と羊などの放牧、そして海水からとる塩がこの街の財源です。街を抜けると、ファリスの聖戦士達が守る砦があります。
ロイト:「みなさん、ありがとうございました。みなさんが冒険者として成功することを祈っていますよ」
ダーナ:「ロイトさんこそ商売がうまく行くといいですわね」
GM:ちゃんと残りの報酬も渡されるよ。
ルイン:しかし楽な仕事だ。
ビネガー:「ロイトさん、ここの冒険者の店は分かる?」
ロイト:「ええ、確か有名なのは・・・『白羽の矢』亭だったと思います」
ラハード:「しばらくはこの街にいると思うので・・・」
ロイト:「ええ、分かりましたよ。その時はあなた方に頼みますよ。ではこれで・・・(去っていく)」
ラハード:さあ、とにかく「白羽の矢」亭を捜そう。
GM:「白羽の矢」亭はすぐに見つかるよ。2階の壁には大きな白羽の矢が刺さっている。
一同:おおぉ!
ラハード:ビネガー、入るか?
ビネガー:そうだな、おもしろそうだ。
GM:今は3時頃なんでそれほど客はいない。けど、吟遊詩人が静かに歌っているね。
パーン:それは聞いてみたいな。
GM:「バード+知力」でどうぞ。
パーン:13だよ。
GM:そこそこうまいね。その吟遊詩人は耳が少し尖っていて、ハーフエルフみたいだよ。
パーン:肌が黒いとか言わない?
一同:(苦笑)
そんなことはない。
GM:この吟遊詩人は今夜の仕事場を求めて主人に自分の腕を披露しているところみたい。
エティ:そこそこの腕のようですから雇われるのでないでしょうか・・・パーン君、仕事場所がないですね。
パーン:商売敵だね(苦笑)。
吟遊詩人はしばらくすると演奏を終えて、一行に挨拶をします。
エティ:美形?
GM:男性でそこそこ美形。見た目は人間でいうと20歳くらいだと思うよ。
パーン:歌とか服装とかで変わったところはない?
GM:「冒レ+知力」で。
パーン:(コロコロ)12。
GM:じゃあ、少なくともオラン国内じゃなくて、割と遠い国から来たと思うよ。
ビネガー:ほぉ・・・旅人か・・・
パーン:「兄ちゃん、今日ここで歌うの?」
ハーフエルフ:「ええ、主人から許可をもらいまして・・・吟遊詩人の私にとっては大切なことですよ」
パーン:「僕、今日はここに泊まる予定だから楽しみにしているよ」
エティ:「私も楽しみにしていますよ」
ハーフエルフ:「ありがとうございます。あなた方冒険者ですよね?実は私も冒険者の端くれでして・・・一緒に旅をできればいいですね。では少し用事があるので私はこれで・・・」
エティ:いい人そうですね。
パーン:そうだね。
GM:さてパーンとエティが吟遊詩人と話をしていると、ルインの後ろから君の顔をのぞき込んでくる男のエルフがいるよ。
ルイン:誰だ?
GM:同じ集落にいたシェルだよ。
ビネガー:ルイン、故郷の集落までどれくらいなんだ?
ルイン:GM、どれくらい?
GM:1時間ほど。
ルイン:ということだ。
シェル:「集落を飛び出したルインじゃないですか」
ルイン:「シェルか・・・」
シェル:「冒険者として成功しましたか?冒険に失敗して集落に帰ってくるつもりじゃないですよね?」
ルイン:「そんなはずないだろ(怒)」
一同:(笑)
シェル:「まあ、せっかくブラードまで来ているのですから、よければ一度集落に戻ってみませんか?」
ルイン:「親父は元気か?」
シェル:「ええ、元気ですよ。『ルインがいなくなってせいせいした』と言っていますけど、あれで寂しがっているんじゃないですかね」
ルイン:「へぇ・・・あの親父がねぇ・・・」
GM:ちなみにシェルは比較的ルインとウマがあって一緒に集落を出ようという話もしていたりする(笑)。
ルイン:シェルも出るときに誘ったんだけど来なかったんだよ。
エティ:悪ガキ仲間ですね。
ルイン:一度戻るのか・・・
ラハード:どうした?いつものルインらしくないな。
シェル:「どうですか?」
ラハード:「もちろん行くさ」
ルイン:勝手に答えるなよ(苦笑)。
シェル:「エルフ以外はあまり集落に入れないのが決まりなんですか・・・仲間なら大丈夫でしょう」
ビネガー:ルイン、宿を取る前で良かったじゃねえか。
ルイン:「シェル、この街で何をしていたんだ?」
シェル:「僕は時々街に来ているのですが、今日は買い物がてら出てきたのですよ。まあ、今日は予想外の収穫がありましたよ」
ダーナ:ルインが「収穫」ですわ(笑)。
パーン:集落に行くと今晩帰って来れないよねぇ・・・ああ、あの吟遊詩人の歌が聴けないなぁ・・・
エティ:しばらくいると思いますから、明日にでも戻ってくればいいんじゃないですか?
パーン:そうだね。
シェルは森の中を1時間ほどスイスイと進んでいきます。
GM:少し森が開けたかと思うと小屋などが建っている集落に出る。ルインが覚えている限りでは人数は50人程度だね。ルイン以外の君達は他のエルフに少し怪訝そうな顔をされるよ。
ダーナ:まあ、エルフの集落に人間がやって来ることはそれほどないですからね。
シェル:「とりあえず、長老に許しを得ないとダメですね」
ルイン:「そうだな」
GM:長老は外見的には他のエルフと変わらないね。
長老:「ルインか・・・外の世界はどうだ?」
ルイン:「まあまあだな」
長老:「相変わらず無愛想だな」
一同:(苦笑)
長老:「本来、人間族は我らの集落には入れないのだが、ルインの仲間なら良かろう。ルイン、両親に挨拶した後、もう1度私の所に来てくれ」
ルイン:「分かった」
GM:ちなみに泊まる場所は空き家を提供してくれるよ。
エティ:ありがたいですね。
ラハード:ルイン、お前の両親に会いに行こうか。
今度はルインの家に向かいます。
母親:「ルイン、何で帰ってきたんだ?」
一同:(爆笑)
ルイン:「なりゆきでね」
母親:「後ろの方は人間かい・・・」
エティ:「どうも〜」
ルイン:「そうだよ。で、親父は生きているのかい?」
母親:「勝手に殺すんじゃないよ、お父さんは狩りに行ってるよ」
ルイン:「そうか・・・」
ラハード:ルイン、親とは仲が悪いのか?
ルイン:まあ、そういうわけじゃないけどな。
一行は適当に挨拶を済ませ、寝泊まりする空き家に向かいます。
GM:空き家は少し掃除すればまだ十分に使えるね。
ダーナ:さっさと掃除しましょう。
シェル:「ルイン、長老に呼ばれているでしょう?君が長老の家に行っている間に、僕は君の仲間に集落を案内しておきますよ」
ルイン:「そうだな、頼むよ」
ルインは長老の家に向かいます。
ルイン:「長老、話とは?」
GM:長老は外の世界の話や冒険者としての話、精霊使いとしての腕など・・・要するに世間話だね・・・をしている。
ルイン:長老の精霊使いとしての実力がどれくらい?
GM:自分の身を守る呪文は使える。
エティ:それってバルキリーブレッシングですよね。
ラハード:さすが長老だな。
長老:「(少し暗い顔をしながら)一応、ルインにも言っておこう。実は集落の近くでゴブリンらしき姿が目撃されているのだ。また別の報告ではダークエルフの姿もあったらしい」
ルイン:「ゴブリンはともかく・・・厄介なダークエルフまでも・・・」
長老:「『狩り』の役に注意をしているから大丈夫だとは思うが、もし奴等がやって来れば力を貸してくれ」
ルイン:「当たり前だ」
長老:「エルフの集落に入ることなど人間にとってはないだろう、じっくり見ていってもらおう」
エティ:結構寛大な長老ですね。
一方、集落を案内されている一行は・・・
シェル:「この集落には『精霊石』という石があるんですよ」
エティ:「それは何ですか?」
ビネガー:聞いたことがあるか?
GM:「セージ+知力」で。
ビネガー:(コロコロ)すごい、18だ。
GM:精霊界にだけしか存在しないと言われている特殊な石の塊で精霊魔法の力を増幅させることができるらしい。一種の秘宝ね。現在は10個も見つかっていないんじゃないかな。
ダーナ:貴重ですわね。
ビネガー:どれくらいの大きさ?
GM:拳大くらい。
エティ:「一度見てみたいものですが、簡単には見れないでしょうね」
シェル:「そうですね、しかし保管されている場所ならばお見せできますよ」
GM:植物の蔦などが複雑に折り重なったドーム状の建物に案内される。もちろん入り口の扉にはエルフの見張りが2人いるよ。
シェル:「ここにさっき言った精霊石があるんですよ」
GM:というような感じで集落の案内は終わる。特にすることがなければルインの家で夕食を食べることになるけどいい?
ビネガー:それでいいんじゃないか。
で、夕食・・・
父親:「ルイン、帰ってきたのか」
ルイン:「成り行きでな」
父親:「泊まる場所がないんだが・・・」
ルイン:「ここに泊まるつもりはない。長老が用意してくれている」
ダーナ:親子関係の端々が見えますわね(苦笑)。
GM:人間の君達に対しては見慣れていないせいか、少しとまどっているけど、食事をしていくうちに打ち解けていく。
パーン:「(両親に)ルインは昔はどんなんだったの?」
父親:「昔からこんな斜に構えた態度だったよ」
一同:(苦笑)
ダーナ:ルインさん、昔から可愛げがなかったんですね。
ルイン:ほっておいてくれ(苦笑)。
母親:「(ルインが他の人と話をしているのを横目で見ながら)ここだけの話し、ルインが冒険に出ていって、少しでも明るくなって帰ってくればと思っていたんだけど・・・」
エティ:「最近はアルバイトでコックやウェイターもしているみたいですよ」
母親:「そうかい、今度ルインの料理をごちそうになるよ」
パーン:「そうしてあげた方がいいよ」
GM:まあ、食事もおいしく食べれて、久しぶりにゆっくり寝れることになる。
ダーナ:ああ〜、幸せ〜
エティ:のんびりできる〜
翌日になります。一行はいきなりドアをノックする音で起こされます。
エティ:むにゃむにゃ〜(←寝ているらしい)
ビネガー:私は起きているから出てみよう。
GM:外にはシェルがいるよ。
ビネガー:「どうした?」
シェル:「長老があなた方を呼んでいますよ。何か大事な用件の様でしたよ」
ビネガー:「分かった、すぐに行こう」
ダーナ:まだ眠いですわ〜
ラハード:早く起きて準備しないと。
エティ:何でしょう、凄いイヤな予感がするのですが・・・
ダーナ:私もですわ。
GM:長老の家に着くと奧に通される。
パーン:長老は怒ってそう?
GM:いや、そんなことはないよ。困った顔はしているけどね。
長老:「大変なことが起こってしまった・・・ルイン、集落に『精霊石』があるのは知っているな?」
ルイン:「ああ」
長老:「それが盗まれてしまったのだ」
一同:やっぱり〜!
ルイン:「いつ頃盗まれたんだ?」
長老:「はっきりとは分からないが・・・1日に1回、私が『精霊石』を見にいくことにしている。今朝、見に行くと無くなっていたのだ」
ルイン:「見張りは?」
長老:「『見張り』の役は6人で2人交代で見張っている。見張りはインビジビリティを見破る腕輪を持っているから、透明になってドームに忍び込むのは不可能なはずだ」
ビネガー:トンネルの呪文で地下から侵入とか・・・
ルイン:「眠ったとかはないのか?」
長老:「それはないはずだ。『見張り』の役には有能だと思うエルフをあてているのでな・・・残念なことにここのエルフの中には、よそ者の君達が盗んだと思っている者もいるようだ。悲しいことだ」
エティ:「まあ、仕方ないですね。しかし私達は本当に盗んでいませんよ」
長老:「ああ、私はそうは思っていない。そこで君達に『精霊石』を取り戻して欲しいのだ。頼めるか?」
ラハード:疑いを晴らせということか。ルイン、「精霊石」を取り戻して故郷に錦を飾ろうじゃないか。
ルイン:まあ、故郷に錦はどうでもいいんだが・・・「長老、分かった、『精霊石』は取り戻そう」
長老:「そうか、すまないな。これを渡しておこう、これがあればとりあえず話を聞いてくれるだろう」
GM:珍しい色の羽根を1枚渡してくるね。これは長老の持ち物でこれを持っていると他のエルフもとりあえず話を聞いてくれるものだよ。
エティ:「見張りの名前を教えてもらいますか?」
長老:「スフィン、ノエル、アイルコ、ネックス、エイリア、ロウリエルの6人だ。このうちエイリアとロウリエルが女性だ。昨晩の見張りはノエルとアイルコだった。『精霊石』を持ちだした者がいつ使うとも分からない、早く探し出して欲しい」
パーン:「『精霊石』の力は?」
長老:「完全には理解していないが、精霊を自由に召喚することができるみたいだ。例えば水の無いところでウンディーネは使えないだろう?『精霊石』があれば、それが可能らしいのだ。ただ全ての精霊を呼び寄せることができるのかどうかは・・・」
エティ:結構謎の多い代物ですね。
長老:「私がこの『精霊石』を見つけたときに一度使ったことがあるんだが、その時の感触は自分の力を越えて精霊を召喚できたような気がする。外で待っているシェルを連れていくといい、彼は何かと役に立つだろう」
ルイン:何から手をつけようか・・・
ラハード:とりあえずどうして盗まれたか見てみないとな。
パーン:とりあえず聞き込みにいこうか?
ダーナ:話を聞かないことにはどうにもなりませんわね。
ラハード:「羽根をもう少しもらえないか?」
エティ:そうですね、分かれて行動するときに・・・
パーン:「後、2枚ほどもらえる?」
GM:長老の横にいる鳥の鮮やかな羽根を・・・
一同:ああ!(笑)
エティ:薄くなっていますよ(苦笑)。
パーン:ゴメンねぇ。
ラハード:まずは現場をみたいな。
GM:とりあえず家を出るとシェルが待っている。彼は一緒に行動するつもりだね。
エティ:「よろしくお願いしますね」
シェル:「こちらこそ、できることなら何でも協力しますので・・・」
一行はまずは現場である、ドームに向かいます。
GM:ドームは蔓や蔦を組み合わせて作られている。場所は集落の中心からは外れている。入り口は木製の扉を鉄で補強している両開きの扉が1つだけね。扉の前には男性と女性の見張りが2人いる。
ルイン:「(羽根を見せて)少し話をしたいんだが?名前は?」
スフィン:「スフィンだ。『精霊石』のことなら知っているのだが、見張っておかないと他の事情を知らないエルフに動揺が走るとの長老の考えだ」
パーン:とりあえずはこの辺りを調べてみよう。
GM:「レンジャー+知力」で。
ラハード:俺様が調べるとめちゃくちゃになるな(苦笑)。
パーン:(コロコロ)13で、足跡を調べてみるけど?
GM:靴を履いた足跡がたくさんあって、特に不自然な足跡は見つからないね。
パーン:何か落ちていないか調べてみよう(コロコロ)15だよ。
GM:草むらの中に木製の腕輪が落ちていることに気づくよ。ごく普通の腕輪なんだけど、裏側に何か刻まれている。
パーン:多分エルフ語か・・・ルイン、これ読める?
ルイン:読んでみよう。
GM:「セルシェ」と刻まれている。おそらく名詞で人の名前だと思うよ。
ルイン:パーン、貸してくれ。「スフィン、この腕輪に刻まれているセルシェというのは知っているか?」
スフィン:「ああ、知っているよ。しばらく冒険者として生活していたんだが、最近この集落に帰ってきたんだよ。精霊魔法の実力はこの集落じゃあ、長老の次くらいじゃないか・・・」
一同:すごい・・・
スフィン:「銀色の髪の毛の女性で、この集落で一番じゃないかな・・・まあ、それをやっかむ声もあるみたいだけど」
ラハード:なるほどね・・・一つの手がかりか。
ルイン:「昨日の事は?」
スフィン:「私とエイリアは朝の見張りだからな・・・昼とか夜のことはそれぞれの『見張り』の役に聞いてくれ」
ルイン:「シェル、セルシェのことを知っているか?」
シェル:「ええ、知っていますよ。話したことはありますけど、美人なんですが僕はあまり良い印象は持っていませんね。まあ、熱中している人もいるみたいですが・・・」
エティ:ルイン君、興味津々なんじゃないですか?
ルイン:そんなことはない(苦笑)。
と言いながら顔が笑っているぞ。
パーン:「ちょっと中を見ていい?」
スフィン:「ああ、『精霊石』もないし・・・」
GM:中は植物に覆われており独特な雰囲気を作り上げている。中心には植物の台座があってその上に置かれていたんだと思うよ。
パーン:足跡を16で調べたけど、何か見つかる?
GM:靴の足跡に混じって、小柄な裸足の足跡があることに気づく。
ビネガー:セージチェックで13。
GM:ゴブリンのような妖魔だと思うよ。足跡は扉から入ってきて台座まで行って戻ってきている。
エティ:ゴブリンがテレポート?
ダーナ:おそらく竹馬か何かを使っての偽装工作だと思いますわ。
ビネガー:なるほどな。
パーン:次は扉を調べてみよう(コロコロ)16。
GM:扉の鍵の所に鍵開けをした跡を見つけることができる。パーンが見たところだいたい同じくらいの実力だろうね。
ルイン:この扉に魔法の鍵はかかっていないのか?
GM:うん。鍵は長老しか持っていない。
エティ:ゴブリン+αですか・・・
GM:さて君達がドームの周囲でそんな会話をしていると周囲の草むらで人影が見える。
エティ:何ですか?
ルイン:「誰だ!?」
GM:ゴソッと顔を出してくるのは、虫眼鏡らしき物を持っている男のエルフで・・・
ビネガー:厄介そうなのが出てきたな・・・
エルフ:「僕に話しかけて捜査の邪魔をしないで下さいよ」
ダーナ:「私達も調べているんですけどね・・・」
エルフ:「素人と同じにしないで下さいよ」
ルイン:「(小声で)シェル、あいつはなんだ?」
シェル:「(同じく小声で)メオと言って、よく虫眼鏡を持っていて変わったことがあると『事件ですよ』と騒ぎ出すんですよ」
ダーナ:自称探偵エルフですわね(笑)。
メオ:「僕が『精霊石』を見つけますから邪魔しないで待っていて下さいよ」
ダーナ:「どなたからその話を聞いたのですか?」
メオ:「長老からに決まっているでしょう」
ラハード:あの長老も何を考えているんだか・・・
エティ:メオが何かゴソゴソやっていると他の事情を知らないエルフにばれないですかね?
ダーナ:普段からこの調子みたいですから大丈夫だと思いますわ。
パーン:「そのことを知っているのはいる?」
メオ:「僕だけだよ。長老は僕に期待してくれているんだよ」
一同:・・・(苦笑)
パーン:まあ、がんばってくれ(苦笑)。
ダーナ:「あなたの素晴らしい頭脳で考えた場合、事件の推理はどのように・・・」
メオ:「聞きたいかい?それは今日の夜まで待って下さいよ」
エティ:人を集めて、「犯人はあなただ!」とか言いそうですね(笑)。
パーン:探偵小説の読み過ぎだよ(笑)。
エティ:「(こっそりと)シェルさん、メオはあてになるのですか?」
シェル:「(こっそりと即座に)あてになりません」
一同:はぁ・・・(苦笑)
ルイン:メオの相手はダーナ達に任せて・・・エイリアに聞きたいんだけど。
GM:ああ、いいよ。ちなみにエイリアは金色の髪の毛で腰にレイピアをさしている。
ルイン:「エイリア、アイルコとノエルはどんな人なんだ?」
エイリア:「アイルコは無口ですねぇ・・・ノエルはアイルコの先輩格で・・・」
GM:ここでルイン、「冒レ+知力」で。
ルイン:(コロコロ)16。
GM:「ノエル」という名前を出すとき少しイヤな顔をした。
エイリア:「『精霊石』のことをお願いします。私も『見張り』の役の1人ですから、気になるのです」
ルイン:「分かっている。次の見張りは誰だ?」
エイリア:「ネックスとロウリエルだと思いますよ」
GM:その間にメオは「捜査に邪魔をしないで下さいよ」と言い残して草むらに入っていく。
ダーナ:まあ、頑張って下さい(苦笑)。
ルイン:「ネックスとロウリエルはどんなエルフなんだ?」
エイリア:「ネックスは将来の長老候補ですよ。ロウリエルは気だてのいい子ですよ」
エティ:「ノエルさんはどういうエルフなのですか?」
エイリア:「あの人については話したくありませんわ」
ビネガー:何かわけがありそうだな。
GM:君達がエイリア達と話をしている内に集落の方から交代の見張りがやって来るよ。
ルイン:ネックスとロウリエルか。
GM:そうだろうね、『見張り』の役のしるしをつけているね。スフィンはさっさと集落の方に帰っていくけどエイリアは心配そうに君達の側にいるよ。
一行はネックスとロウリエルにおかしな事がなかったか聞きますが、収穫はありませんでした。
ラハード:いつ盗まれたのかが分からないな・・・
ダーナ:昨日の朝に長老が見てから、今日の朝に長老が見るまでの間・・・長いですわ(苦笑)。
ルイン:「この集落でダークエルフをが見たというのは?」
ロウリエル:「誰がそんなこと言っていたの?」
ルイン:「噂で・・・ところでノエルについて聞きたいんだけど」
ラハード:横にエイリアがいるな。
GM:そうだね、「冒レ+知力」で。
ルイン:(コロコロ)15だ。
GM:じゃあ、チラッとエイリアを見ながら・・・
ロウリエル:「ノエルさんは女性関係にだらしない所が・・・」
エティ:なるほどそう言うことですか・・・
GM:エイリアの視線が心なしかきつくなる。
ダーナ:あ〜あ・・・
パーン:アイルコとノエルに聞きに行こうか。
ビネガー:そうだな。
一行はノエルとアイルコに会いに行きます。
パーン:「シェル、ノエルってそんなに女癖が悪いの?」
シェル:「きれいな女性と見れば、エルフだけでなく街に出ていって人間の女性にも・・・」
ラハード:おいおい・・・
ルイン:「ノエルはセルシェを口説いているのか?」
シェル:「そうなんですかね?僕はノエルとエイリアが仲が良かったのは知っていますが・・・」
一同:なるほど・・・
パーン:で、破綻の原因が女好きだね(苦笑)。
さらにシェルに聞いて、セルシェがやって来てからは、エイリア派とセルシェ派に人気が二分されていることが分かりました。
シェル:「まあ、どちらもきれいな女性ですからね」
エティ:エイリアとつき合っていたノエルがセルシェに言い寄ってしまって、破局したのでしょうね。
パーン:そうだろうけど・・・「精霊石」のことは?
エティ:さぁ・・・
「さぁ」ってあんた・・・
ルイン:アイルコに会いに行こう。
GM:家に行くとノエルとアイルコが一緒に出てくる。
パーン:一緒に住んでいるんだ。
エティ:ノエルとアイルコの印象はどうですか?
GM:ノエルは美男子で快活そうだね、アイルコは後ろに立っているんだけど控えめで大人しそう。
ルイン:「アイルコに話があるんだが・・・」
ノエル:「俺に聞けよ。アイルコは無口でな」
ルイン:ダーナ、エティ。ノエルを引きつけてくれ。
ダーナ:はぁ・・・私達がですかぁ・・・
エティ:仕方ないですね。
うまくダーナとエティがノエルを引き連れてアイルコと引き離します。
ダーナ:世間話をしながらアイルコとの話が早く終わるのを願いましょう(苦笑)。
ルイン:「『精霊石』が盗まれたことを・・・」
アイルコ:「(消え入るような声で)ああ、その事は言わないでよ・・・」
一同:暗いぃ〜
パーン:「昨日の晩に何か変わったことがなかった?」
アイルコ:「実はドームの向かいの茂みで物音がしたんだよ。それで、ノエルさんと・・・2人で見にいったけど特に何もなかったんだよ。ひょっとしたらその間に・・・盗まれたかもしれない・・・」
エティ:暗すぎる!
パーン:「ノエルと2人で行ったの?どれくらいドームの見張りから離れていたの?」
アイルコ:「さあ、はっきりとは・・・」
その頃、ノエルはダーナとエティにベラベラと喋っていました(笑)。(ダーナ:早く帰りたいですわ)
アイルコ:「・・・こ、これはノエルさんには言わないでよ。ノエルさんはよく持ち場を離れていたんだよ・・・」
ラハード:やっぱりな。
アイルコ:「何をしていたのかは分からないけど・・・本当に言わないでよ」
ルイン:「ひょっとして昨日の夜も、ノエルは持ち場を離れたのか?」
アイルコ:「・・・ノエルさんは昨日持ち場を離れたんだよ・・・夜が明ける直前までいなかったよ・・・」
ダーナ:交代直前に戻ってきたのですね(苦笑)。
ラハード:ダメだな・・・そりゃ盗まれるな。
ルイン:「で、その時に物音がしたと?」
アイルコ:「そう・・・物音がした場合は、僕が見に行ってノエルさんが見張りに残るということで・・・」
ルイン:「でもその時には見張りがいなかった」
パーン:ダメだよ、追いつめちゃ(苦笑)。
ルイン:「このことは誰にも言わないから、心配しなくていいよ」
ラハード:しかし長老は優秀な奴を見張りに選んだんじゃないのか?
パーン:まあ、6人も選べば1、2人は外れもいるよ。
エティ:よりにもよってその外れ2人が組まなくても(苦笑)。
パーン:「最近のノエルさんの行動は分かる?」
アイルコ:「僕は・・・できるだけノエルさんと話をしないように・・・」
一同:(苦笑)
ラハード:ノエルにとっては動きやすい相棒だな。
エティ:一応ノエルと少しは身のある話をしてみましょう。「セルシェさんは知っています?」
ノエル:「ああ、知っているよ。銀色の髪でキレイ女性だよ。でも俺は1人の女性に縛られるのは好きじゃなくてね」
エティ:もういいですよ(苦笑)。
ノエル:「エイリアもキレイだね、まあ今はセルシェだな」
ダーナ:二股決定ですわね。
エティ:この野郎、女性の敵ですね(怒)。
ノエル:「君達も十分キレイだよ」
エティ:心の中でぶっ飛ばしておきましょう。
ダーナ:エティ、もういいでしょう。
エティ:そうですね。
ルインは家にノエルが帰ってきたので話しかけますが・・・
ノエル:「あん?眠いんだよ(2階に上がっていく)」
一同:(苦笑)
ルイン:(ボソッと)燃やしてやろうか・・・
GM:とにかく君達はノエルとアイルコに話を聞いて家を出たところね。だいたい昼の2時頃。
ダーナ:次はセルシェさんの所に行きましょう。
GM:セルシェの家はすぐに見つかる。ノックすると、銀色の髪の綺麗な女性が出てくる。
エティ:「セルシェさんですか?」
セルシェ:「そうですけど・・・人間達が何の用ですか?」
パーン:「(ニコニコと)グラスランナーで〜す」
セルシェ:「グラスランナーねぇ・・・」
ルインは世間話をしながら、色々と情報を聞き出そうとします。で、分かったことと言えばお世辞を言いながらも自分が一番キレイだと思っている典型的な女性だということです。
パーン:「どこのあたりを冒険していたの?」
セルシェ:「ミラルゴのあたりよ。そこでグラスランナーがらみの事件に巻き込まれたからあまりグラスランナーは好きじゃないのよ」
パーン:あらあら(苦笑)。
エティ:にゅう〜、グラスランナーをバカにしないで下さいよ〜
ビネガー:そろそろ本題に入ろうか。
ルイン:「(腕輪を見せて)これはあなたのですか?」
セルシェ:「(ほとんど顔色を変えずに)あら?どこで見つけたの?落として困っていたのよ」
GM:ここで「冒レ+知力」で。
ダーナ・パーン:(コロコロ)6ゾロ!
ビネガー:6ソロが2人も出ているな。
GM:ダーナとパーンは微妙に表情が変わったのが分かるね。
ダーナ:ここは黙っておきましょう。
セルシェ:「ねえねえ、ところで『精霊石』を盗んだのは誰か分かった?」
ラハード:「誰から聞いたんだ?」
セルシェ:「・・・ノエルから聞いたのよ」
ルイン:「ゴブリン達を見たという話は?」
セルシェ:「実は私も見たのよ・・・しかもダークエルフよ。1人だったと思うわ・・・それと昨日の夜に眠れなくて散歩をしていると、ドームの近くから去っていく人影を見たような気がしましたわ」
パーン:「耳が尖って肌が黒かった?」
セルシェ:「暗くて分からなかったけど身のこなしからシーフかダークエルフだと思うわ」
パーン:「どちらに去っていったか分かる?」
セルシェ:「森の出口の方じゃなくて、奧の方よ」
ビネガー:「前は冒険者だったみたいですが、どんな仲間でした?」
セルシェ:「人間が何人かと・・・酒樽みたいなドワーフ、それとよく話をしていたハーフエルフよ」
ルイン:「そのハーフエルフは吟遊詩人とか?」
あの吟遊詩人と思っているのか?
セルシェ:「違うわ。古代語魔法の杖を持っていたから・・・ところでそこの人間の戦士の方・・・」
ラハード:俺様か?
セルシェ:「紋章はいいけど・・・赤い鎧は少し趣味が悪いわよ」
ビネガー:私のことか(苦笑)。
一同:(爆笑)
エティ:また言われてしまいましたね。後で染め変えます、ビネガーさん?
ダーナ:まあ、ビネガーさんの鎧の色をどうするかは後でいいとしまして・・・どうしますか?
GM:今は3時頃ね。ちなみにメオが虫眼鏡を持ちながら色々と聞き回って木の葉に何かを書いているのが君達の視界に入ったりする。
一同:(爆笑)
ラハード:厄介な・・・できるだけ目を合わさないようにしよう(笑)。
シェル:「メオより先に事件を解決した方が・・・」
エティ:「そうですね」
パーン:「シェル君、『狩り』の役のリーダーのようなエルフと話せない?」
シェル:「分かりました」
一行はシェルの紹介で「狩り」の役のリーダー格に会いに行き、話を聞きます。
エルフ:「ゴブリンの報告なら聞いているが、ダークエルフの動きは知らないな」
ルイン:「この森の中で他の人間達を見たか?」
エルフ:「さあ、森の中には私達エルフ以外に人間も時々入ってくるからな・・・お前らの様な冒険者の一団が入ってくることもあるからな」
ルイン:「ところでノエルのことは知っているか?」
エルフ:「ああ、知っているが、俺は好きじゃないね」
ラハード:「じゃあ、セルシェのことは?」
エルフ:「俺はどちらかというとエイリアの方が好きだな」
エティ:エイリア派ですね。
GM:君達が「エイリア」だの「セルシェ」等の名前を出して話していると女性のエルフが近づいてくる。
女エルフ:「ノエルとセルシェの話をしているの?」
ルイン:「ああ、そうだが」
ビネガー:おばちゃんエルフだ(笑)。
女エルフ:「ノエルは一応『見張り』の役についているけど・・・あれで結構女好きなのよ。人間の街に行ったりもしているわ。でも本命はセルシェという噂があるわ。でもその噂はデマよ。彼はエイリアとつき合っているんだもの」
パーン:「え?もうエイリアとはうまく行かなくなったんじゃないの?」
女エルフ:「そうなの?さっそく他のみんなに言わないと・・・(去っていこうとする)」
一同:(爆笑)
ラハード:「ちょっと待ってくれ。あまりエイリアとノエルはうまく行っていなかったようなんだが・・・」
女エルフ:「そうなの?でもあの2人ケンカばかりしていたからね・・・いつも原因はノエルの女好きかららしいよ。そろそろいいかしら、他のエルフにも言わないと・・・」
一同:(笑)
パーン:余計なことを言ったかもしれないよ(苦笑)。
ダーナ:そろそろ夕方ですか・・・周りの捜索もした方がいいと思いますわ。
ルイン:俺は長老にもう1度話を聞きに行きたいな。
ビネガー:私もルインと一緒に行こう。
ラハード:俺様も一緒に行こう。
パーン:じゃあ、僕はダーナと一緒に行くよ。
エティ:私も野外の捜索にします。
一行は2組に分かれて森の探索と長老への聞き込みをします。
GM:「レンジャーもしくはシーフ+知力」で。
エティ:私は両方ともないですよ(苦笑)。
ダーナ:エティはセージなんですからいざというときにいてもらわないと・・・(コロコロ)13ですわ。
パーン:僕は12だよ。
GM:ダーナは森が直径5メートルほど開けている場所を見つけるね。火を起こした跡などがあるからちょくちょく使われていると思うよ。
パーン:エルフが狩りに行って一時的な泊まり場所にする位の距離?
GM:そんなことないよ。集落から近いからね。
エティ:明らかに怪しいですね。
パーン:最近に使われたのは?
GM:「レンジャー+知力」で。
エティ:やっぱり役に立たないですぅ〜
パーン:(コロコロ)16。
GM:昨日。
パーン:エティ、使い魔の・・・
エティ:ええ、分かりました。フミニャちゃん、木の側にでもいてね。
GM:いいよ、それで。で、またしばらくしてパーンが茂みの中にゴブリンの足形を付けた棒が巧妙に隠されているのを見つける。
ダーナ:ゴブリンスタンプですわ(苦笑)。
エティ:ちょっと使って足跡を付けてみましょう。
GM:ドームの中にあったような足跡が付くよ。ついでに竹馬の様に足をかけるところもある。
ダーナ:じゃあ、見たということを分からないようにまた隠しておきましょう。
GM:探索を終えて集落に戻ってくる頃には日が暮れている。さて時間を少し戻して、ルイン達は長老に話を聞きに行ったんだよな。
ルインはとりあえず今までの捜査の報告をします。
ラハード:「セルシェについて聞きたいのだが?」
長老:「セルシェが最近、集落に帰ってきたのは知っているな・・・これを言うと彼女が疑われるかもしれないが・・・」
ビネガー:「何ですか?」
長老:「セルシェの父は優秀な猟師であり、精霊使いだったんだが、ある日、森で死体で発見されたのだ。戦乙女の槍などの呪文で殺されたようだった」
ラハード:なるほど・・・
長老:「当時の長老は私の父だったのだが、ダークエルフと戦えばこの集落も無事には済まない。それで報復もできなかったんだ・・・それがセルシェには不満だったんだろう。それからすぐにセルシェは集落を出ていったんだ」
ラハード:そういう事情があったのか・・・
長老:「セルシェには悪いことをしたと思っている。しかし集落を維持していくためには仕方がなかったんだ。父親はセルシェをとても可愛がって、セルシェを良い娘に育てようとしていたんだ・・・」
ルイン:「セルシェのことは分かった。昨日の夜、『精霊石』が盗まれた時の見張りはおそらくノエルとアイルコだったのだが、彼らが見張りを離れたらしい」
長老:「あの2人が!?そうかそれは2人を処分しないといけないな・・・」
エティ:ルイン、あの2人のことは言わないのではなかったのですか?
パーン:あ〜あ、アイルコも可哀想に・・・
君達は今いないんだよ。
長老:「2人を呼んで来て欲しいだが・・・」
ルイン:「ちょっと待ってくれ・・・ノエルはどんな奴なんだ」
長老:「ああ、明るくいいエルフだ。それに自分から外の世界を知りたいと言ってな、街にも行っているな。それにアイルコの無口さもノエルが進んで面倒を見てくれている」
ビネガー:キレイに騙されているよ(苦笑)。
ラハード:ノエルは取り入るのがうまいんだな・・・
長老:「少し休んでいいか?体調がおもわしくないのでな・・・」
ラハード:「長老・・・この事はまだ誰にも言わないでくれ」
長老:「ルイン、頼むぞ」
ルイン:「任せてくれ」
GM:長老への聞き込みが終わる頃には日が暮れ始めている。
一行は昨日泊まった空き家に集まり情報交換をします。
GM:君達が空き家で情報交換をしようとすると突然、家の中にシルフが現れる。
エティ:ウィンドボイスですか?
シルフ:「大事な話があります。今夜、真夜中に『恋人達の湖』に来て下さい」
GM:次の瞬間シルフは消える。ルインは「シャーマン+知力」で。
ルイン:(コロコロ)11。
GM:シルフを使って声を伝える呪文があったけどまだ使えないなと思う。
エティ:結構高レベルですね。
ダーナ:私達が部屋に入ってくると、伝言を伝えるようになっていたのですね。
エティ:ということは、長老の様な精霊魔法の使い手か・・・もしくは「精霊石」を持っている人のどちらかですか・・・困りましたね。
ルイン:「恋人達の湖」て知っているのか?
GM:集落から10分ほど歩いた所にある湖。
エティ:デートコースの名前みたいですね。
GM:昔、駆け落ちしたエルフが身を投げたんだけど、湖の守り神か何かが救いの手を差し伸べて幸せにしたという伝説がある。この湖で告白すればうまく行くというジンクスがある。
パーン:ルイン1人に言っているのなら愛の告白かなと思うけど・・・
ラハード:そんなことあるのか?
一同:(爆笑)
ルイン:さあ、どうだろうね(ニヤリ)。
はぐらかすなよ、ややこしくなる(苦笑)。
GM:今は日が暮れてしばらく経っている。
エティ:フミニャの視点の方は何かありますか?
GM:何もないね。
エティ:じゃあ、戻しましょう。みみみ〜
何なんだよ、その声は?
GM:しばらくしてフミニャが帰ってくる。
エティ:(フミニャの頭を撫でて)ご苦労さん。
GM:ちなみに「恋人達の湖」の周りには特殊な苔が生えていて、夜になるとぼんやりと光を発するわけ。
ラハード:幻想的だな。
ダーナ:だから告白すればうまくいんですわね。
パーン:僕が時間より先に行って、森の中に隠れておこうか?
ビネガー:そうだな、できればそうした方がいいか・・・
エティ:フミニャちゃんに頼んでセルシェさんの家を見張ってみましょう。
GM:いいよ。
エティ:こそこそ・・・
GM:集落の中を突っ切るわけだから、普通のエルフに見つかるかどうか・・・「冒レ+器用度」で。
エティ:ああ、器用度はないのですよ(コロコロ)9です。
GM:それなら子供のエルフに見つかって、「あ!蛇だ!」とか言って木の棒でつつかれそうになる。
一同:(爆笑)
エティ:ああ〜!帰っておいで〜!
ラハード:家を見張るのは諦めよう。
ルイン:GM、湖の周りに隠れる場所があるか?
GM:湖の周りは森になっているからそこに隠れることはできるよ。ただし、森の端から湖の淵までは50mあるからね。
エティ:結構広い野原なんですね。
ルイン:あまり近すぎると呪文が届いてしまうからまあ良いんじゃないか。
ダーナ:(図を見て)だいたい湖の大きさは75mくらいですわね・・・これくらいなら池ですね。
エティ:「恋人達の池」・・・ロマンがないですよ(苦笑)。
GM:さてどうするか決めて、ちなみにシェルも一応話に参加しているよ。
一行は相談して・・・
ラハード:忍べる人が先行して隠れて待っていてもらおうか?
ビネガー:一応レンジャーは取っているが装備制限に引っかかるから行けないな。
ダーナ:私もですわ。
パーン:じゃあ、結局僕だけか。
ダーナ:フミニャちゃんも連れていけばいいですわ。
パーン:じゃあ、僕とフミニャが行くね。
GM:パーンが「行ってきます」ということでドアを開けると、紙切れがヒラヒラと挟まっていることに気づく。
ラハード:なんだ?読んでみよう。
GM:エルフ語で書かれているんだけど、まあルインが読めるからいいな。「犯人が分かりました。『恋人達の湖』で待っています。メオ」とある。
一同:(苦笑)
ラハード:困ったぞ・・・
ビネガー:迷惑なことをしてくれるな・・・下手したら偶然にブリザーブサウンドを仕掛けた人物とぶつかるな。
エティ:演出をしようとしていますね(苦笑)。
パーン:とりあえず僕は1、2時間ほど先行しておくよ。
GM:どこの辺りにいるか教えてくれる?
パーン:みんなが来る反対側に隠れておこう。
GM:「シーフ+敏捷度」で。
パーン:(コロコロ)14だよ。
GM:分かった、覚えておくよ。
ラハード:俺様達は時間通りに着くように行こう。
ルイン:俺はインビジビリティをかけて他の人達の少し後ろを着いていこう。
一行はビネガーの提案で湖に行く前に長老にインビジビリティを見破る腕輪を3つ貸してもらいます。
ラハード:さすがビネガーだな。
ビネガー:これくらいは当たり前だろ。
準備をして一行は「恋人達の湖」に向かいます。その頃隠れているパーンは・・・
GM:パーンは周りの森に何人かが隠れていることに気づく。
パーン:来たか・・・
GM:ついでに君の隠れている場所から湖をはさんだ位置にセルシェが歩いてやって来る。服装はマントを羽織っている。
ラハード:その下に「精霊石」を持っているのか・・・
GM:さらにパーン、「冒レ+知力」で。
パーン:(コロコロ)16。
GM:君はうまく隠れているんだけど、君の側に2人ぐらいが近寄って隠れていることが分かる。
パーン:襲ってきそう?
GM:それは無いね。隠れて息を潜めている感じ。
エティ:私はその事が分かりますか?
パーン:僕がその事をフミニャにこっそりと教えるから。
GM:じゃあ、湖に向かっている君達にもセルシェが立っていることとかの状況が分かる。
使い魔のフミニャを使い、パーンの近くに隠れている2人組を調べます。
GM:1人は金属鎧を着ている人間の男と革鎧を着ている人間の男だね。もう少しすれば遅れて来ている人も着くよ。
パーン:セルシェとかは何かする?
GM:そうだね、セルシェが何か合図をしたかと思うと、セルシェの正面にダークエルフの姿が突然浮かび上がる。で、遅れて来ている人達は森が少し開けてきてほのかな明かりが見えてきたかと思った次の瞬間、湖の方から「キャー!」と絹をつんざくような悲鳴が聞こえる。
パーン:僕から見ると、セルシェが準備を万端にして叫んだように見えるんだよね?
GM:そうだよ。
ラハード:俺様はグレソーを抜いて森を抜ける。
ビネガー:私もだ。
ダーナ:森を抜けるか抜けないかの所まで行きましょう。
エティ:私も行きます。
ルイン:俺は透明になっているからダーナ達よりさらに後ろにいる。
パーン:僕は一応、ショートボウ構えよう。
GM:分かった。で、ラハードとビネガーの目にはセルシェらしきマントをしている女性が後ずさりして、その間合いを詰めようとしているダークエルフという光景が飛び込んでくる。さあ、どうする?とりあえず敏捷度順に解決しようか。
パーン:弓を構えて待機しよう。
ビネガー:普通の移動でセルシェに近づく。残り28mか。
GM:こっちはセルシェが敏捷度22でズリズリと後退する。
ルイン:俺は透明のまま少しでも近づこう。
エティ:でも3mですよ。
ルイン:まあいい。
どんどんほっていかれるぞ。森の出口とセルシェまでは50mあるんだから・・・
ラハード:俺様は全力移動でセルシェとダークエルフの間に入ってセルシェに背を向ける。
ダーナ:私は森の中を東側に移動してセルシェに近づきますわ。
エティ:カウンターマジックをダーナさんとビネガーとシェルと自分にかけます。
GM:そっちは終わったね。シェルは木の陰に隠れていよう。2ラウンド目になるんだけどその前にセルシェが「助けて下さい!ダークエルフが現れて・・・」と言ってラハードに助けを求めてくる。
パーン:戦況がはっきりしないから自分にとりあえずカンタマ(コロコロ)あら?1ゾロ・・・
ビネガー:私はセルシェの方に通常移動・・・6mだ。
GM:ということはセルシェの側面にビネガーが目の前に背中を向けたラハードがいるわけか・・・じゃあ、敏捷度22で「戦乙女の槍よ・・・」という呪文の詠唱が聞こえるよ。
ラハード:まずい予感が・・・
GM:その通り、ラハードの背中に戦乙女の槍が突き刺さる!ちなみにビネガーにはセルシェが呪文を唱えるときに懐から石を取り出したのがチラリと見える。
ビネガー:「精霊石」か・・・
GM:達成値は21。
ラハード:ダメに決まっている。
GM:(コロコロ)19発ね。
ラハード:一気に倒れそうだ。
GM:それと敏捷度21でパーンが隠れていた反対側の森からソフトレザーにダガーを持っているハーフエルフの男が、パーンの側に隠れていたうちの1人が敏捷度20で森から出てくる。
パーン:そいつはシーフぽい奴だよね。
ルイン:透明では何もできないか・・・透明を解いて森の中を全力移動でパーンと同じ側に。
戦乙女の傷はラハードとダーナのキュアー・ウーンズでほぼ全快します。
エティはシーフ風の男にライトニングを撃ちます。シーフ風の男はライトニングの直撃を食らいますが、ダメージが今ひとつで倒れません。
GM:ここで森の中に隠れていたのが出てくる。分かりやすいように数字をつけると、1がグレートアックスを持っていてチェインメイルを着ている。2はさっきも言ったようにシーフ風。3、4、5はパーンの隠れていた森の反対側から出てくるんだけど、3はドワーフでモールとチェインメイル、4がメイジスタッフとソフトレザー、5はさっき言ったね。
ラハード:囲まれているな。
ビネガー:私がセルシェを何とかして無力化しよう。
GM:では3ラウンド目の行動をどうぞ。
パーンは背後からセルシェをショートボウで撃ちわずかながら傷つけます。
ビネガーは気絶を狙い頭を攻撃しますが、セルシェは耐えます。
GM:同時にセルシェも行動するんだが・・・くっそ〜、接近されたなぁ・・・
パーン:でもセルシェって女の人なのにバルジャベがなんで使えたんだろう?
エティ:「精霊石」の力でしょう。
ダーナ:はぁ・・・そこまで強化できるのですか。
GM:セルシェはコンフュージョンをビネガーに(コロコロ)16!
ビネガー:(コロコロ)ダメだ。頭の中でヒヨコが飛んでいる(笑)。
GM:5のハーフエルフが近づいて、そろそろ呪文範囲に入るな。敏捷度20でシーフがライトニング飛んできた方向に近づいてくる。
ルイン:2のシーフにストーンブラスト!(コロコロ)14発!
GM:・・・おお!倒れた!ライトニングのダメージが痛かったなぁ・・・
ビネガー:前のライトニングが効いていたな。
ラハード:俺様は目の前のダークエルフに(コロコロ)16とかいうが?
GM:それは剣が当たると同時に姿がかき消える。
ラハード:あら?
ビネガー:幻覚に決まっているだろう(苦笑)。
今まで気づいてなかったのか?
ダーナ:全力移動でビネガーに近づこう。
エティ:3と4にスリープクラウド(コロコロ)17です。
ルイン:これは無理だろ。
GM:(コロコロ)両方寝たよ。5が起こしてやる。こっちは1が移動して終わり。
乱戦のまま、4ラウンド目に入ります。パーンはまたも背後から矢を撃ち、さらにダメージを与えます。
セルシェは今度はラハードにコンフュージョンをかけ、無力化します。
ダーナ:2人も混乱ですか。
さらに5のハーフエルフが3のドワーフを蹴りを入れて起こします。しかし・・・
エティ:(位置関係を見て)それで3人が固まりましたね。そこにスリープクラウドですね。
ビネガー:当然だな。
GM:ダーナ、君は「精霊石」を見ているから分かるけど、セルシェが呪文を使う度に「精霊石」の輝きが不安定になっている気がする。
ダーナ:暴発しますわ。その前にセルシェをどうにかしないと・・・
ルイン:俺は1にストーンブラストで(コロコロ)抵抗されたけど9発。
ダーナはビネガーをサニティで回復させます。そしてエティは予定通り・・・
エティ:スリープクラウド!(コロコロ)14です、にゅう〜
3、4、5の3人は夢の世界に行きます(苦笑)。1の戦士がダーナに攻撃しますが、かわされます。
GM:5ラウンド目だね。
パーン:セルシェに当たったけど、このダメージなら止まるね。
GM:次は敏捷度22でビネガーとセルシェが同時なんだけど、こっちは戦乙女の槍をビネガーに。
ビネガー:こっちはセルシェに組み付こう。
ダーナ:また呪文を、暴走するかもしれませんわよ。
ビネガーは戦乙女の槍で打撃を受けますが・・・
ビネガー:倒れない!これでセルシェを無力化できるかもしれない!(コロコロ)達成値は14。
GM:(コロコロ)ああ、組み付かれた。
ルイン:これで終わったな。
最後はダーナがビネガーに押さえ込まれているセルシェから「精霊石」を奪って戦いは終わります。 セルシェの側の冒険者達も降伏します。
ラハード:ダーナ、俺様を正気に戻してくれ。
ダーナ:はいはい、分かりました。
セルシェ:「何で復讐の邪魔をするのよ!」
ダーナ:「復讐なんて・・・」
GM:その時木陰からメオがひょこっと顔を覗かせて・・・
メオ:「僕は全て分かっていたよ。セルシェが『精霊石』を復讐のために盗んだことをね」
エティ:全てが終わってから出てこないでほしいですね(苦笑)。
GM:シェルはメオに関しては無視するようにとジェスチャーで君達に伝えている。
一同:(爆笑)
ダーナ:さてこっちはセルシェを説得しましょうか。
セルシェ:「父を見捨てたこの集落のエルフを・・・手始めにこの集落を燃やし尽くそうと・・・」
エティ:「それは逆恨みではないのですか?罪もないエルフを巻き込むのはいけませんよ」
セルシェ:「・・・」
一行はセルシェを長老の所まで連れていきます。
長老:「そうか・・・まさかとは思っていたのだが・・・セルシェ、お前の気持ちは分かる。だがお前の父親は復讐など望んでいない。信じてくれ」
ダーナ:「そうですわ、後ろ向きな考え方ではいけませんわ」
GM:長老と君達の説得でセルシェは泣き崩れる。
長老:「セルシェ、お前はもう1度旅に出た方がいいだろう、この集落には居づらいしな。他の冒険者についても二度とこの集落に入らないように言っておこう」
ラハード:その方がいい。無用な殺しはしない方がいいだろう。
長老:「君達、『精霊石』を取り戻してくれてありがとう。それとノエルとアイルコに関しては処罰しておこう」
パーン:「その事なんだけど、アイルコに関しては処罰はしないで欲しいんだけど・・・ノエルに関しては知らないけど」
一同:(苦笑)
冷たい言い方だ。
GM:後日談だけど、セルシェはすぐに集落を出て旅立つ。それとアイルコとノエルは「見張り」の役は解かれる。
パーン:まあ、それくらいは仕方がないね。
GM:経験点は1041点ね。
エティ:5001点になりました。これでソーサラーが4に上がります。
ダーナ:ギリギリですわね(笑)。
第九話「エルフに会う冒険者」完
〔GMのお話〕
GMのYOHです。
今回はごく普通の推理物シナリオでした。反省点としてはもっとエルフの集落の雰囲気を出せればよかったのですが・・・
PCの行動に関してはだいたいが予想通りでした。ノエルとアイルコが一緒にいる場面などはうまく2人を引き離して、アイルコから話を聞きだしています。
セルシェとの戦闘はビネガーの組み付きの行動がなければもっと苦戦していたのかもしれません。GMのとしては予想以上早くビネガーに接近されたのが誤算でした。ラハードが幻影に斬りかかるのは予想していたのですが・・・(苦笑)。