第2回 『GMの準備(実践編)』

 


 

前回からかなり間があいてしまいました。
が、今回はちょうど僕がGMをすることもあり、
実際の準備の様子をリポートしてみたいと思います。

まずは準備を始める前に、今回の僕の状況から説明しておきます。
使用ルールは「ロードス島戦記」。
これはおなじみの小説をTRPG化したもので、いわゆる「ファンタジー系」のTRPGです。
小説が原作と言うことで、初心者にも比較的取っつきやすいものではないでしょうか。
シナリオは今回、シティーアドベンチャーをすることにしました。
そのため、舞台となる町の描写に力を入れることになるでしょう。
なお、このシナリオは約2週間で作る予定です。

さて、まず僕がしなければいけないことは、ルールブックの確保です。
「当たり前だ!」
という声もあるかもしれませんが、
よく知っているルールだとルールブックなしでシナリオを作ってしまい、後で
「あれ、そういえばルールブックはどこ?」
と部屋中探し回ることもあるかもしれません。
手元に置いておけば不明な点も参照でき、
参加予定のプレイヤーからの急な問い合わせにも対応できるので、
手順としてまずはルールブックを手元に置いておくことをお薦めします。

ルールブックを手元に置いたらなにをするか。
やはりシナリオづくりではないでしょうか。
シナリオづくりに関してはGMによって個人がかなりあります。
そして作っていく上で困るところは
「一つ一つの場面はあるが、全体像ができない」
「全体のイメージはあるが、細かいところまで決まらない」
と、大きく2つに分けられると思います。
僕はどちらかというと部分部分の「ネタ」を一本の線にすることが苦手なタイプで、
毎回シナリオをまとめ上げるのに苦労します。
今回この原稿を書いている時点ではまだシナリオづくりに着手していませんが、
おそらく最後になってまとまらなくなるでしょう。
シナリオづくりに関しては、いずれ詳しく扱ってみたいと思います。

さて、シナリオづくりはおいておいて、ほかにしないといけないことはなにか。
ズバリ、ダイス、キャラクターシート、チャートの用意です。
今回はまだプレイヤーの人数が確定していないこともあり、とりあえず
・ダイスは余分に1セット
・キャラクターシートは6人分+原本
・チャート類は魔法など特定のキャラクターのみが使うものを各2セット
・キャラメイクの方法や買い物リストなど全員が使うものを6セット
を用意しました。
僕はこのルールを使うことが多いので、少し余分に作っても無駄になることはないでしょう。
もし余ったらメモ代わりに使ってもいいんですから。

ここまですればほかにすることは? 
プレイヤーであればほとんどないでしょう。でも、GMはもう少し忙しくなります。
GMは他のプレイヤーの行動に対して判断をしていかなくてはいけません。
その際にプレイヤーがどんな行動をしてもいいように、
ルールを把握しておいた方がいいでしょう。
すなわち、ルールブックをもう一度読み返してみる、ということをしないといけません。

なにが書いてあるのか一字一句正確に覚える必要はもちろんありません。
頻繁に使うもの戦闘や行動判定以外のルールは覚えておく必要はないと僕は思います。
それよりも大事なことは、
「どこに何のルールが書いてあるかを把握する」
ということです。
たまにしかでてこないルール(たとえば大岩を複数人で持ち上げるときの行動修正の値や、
100メートル以上も離れた的に向かってナイフを投げるときの修正など)は、
ルールブックに付箋を挟んでおけばいいんです。
実際に使う可能性がないなら、それもしなくていいでしょう。
しかし、自分が使いそうなものはできるだけチェックして、
どこにあるかがわかり、必要なときに使えるようにしておきたいものです。
そんなわけで僕はルールブックに目を通し、使いそうなところに付箋を貼っていきます。
付箋にはあまり細かいことは書かず、自分だけがわかる目印であれば十分です。
これにより、GM時にルールがわからなくなってオロオロすることが大分なくなると思います。

さらにやらないといけないことは、シナリオ部以外の段取りです。
自己紹介、キャラメイクを教えるなど実際のプレイに入るまでにすることは意外と多く、
これらの段取りが予めできているかいないかでその所要時間が大きく変わってきます。
たとえばFINの例会では通常プレイ開始前に例会費などを集めています。
これは各卓のGMの仕事なので、
どのタイミングで行うかなどを考えておかなくてはいけません。
あまりはやく集めてしまうのも困りものですが、
お昼ご飯を食べる頃にもまだ集められていないのはもっと困ります。
どういう流れでプレイを始めるのか、少し考えておくといいのではないでしょうか。

これだけやっておけば、後はシナリオを完成させるだけです。
そのためにはテーマを決めてネタを考えて登場するNPCの設定をしてトリックを考えて、
モンスターを用意して最後のオチと導入部分を考えて、それらを一本の線で結んでいって・・・。

ここからが一番大変なんですが、それはまたそのうちに。では。

 



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