アンビヴァレンツ

 

第1回 「 一本道シナリオ 」

 


 

 どうも鶏野ささみです。

 よく『一本道シナリオは良く無い』と言う台詞を聞きます。しかしそう言われる一本道シナリオは概ね失敗プレイの結果『一本道だから良く無い』と言われていると思われます。そして成功プレイの一本道シナリオは一本道だと思われていないことがほとんどです(ばれていても問題にならないくらい面白いというのもあるのでしょうが極小数だと思われます)。そう一本道シナリオは悪く無いのです、悪いのは失敗プレイの一本道シナリオなのです。

 上記の論理を逆に読むと、『一本道だとばれない一本道シナリオは面白い』となります。完全に正しいわけではないですが、完全に間違ってもいません。では一本道でないようにプレイヤーに思わせるにはどういう方法があるかを考えてみましょう。

 プレイヤーのことをGMがよく知っている場合、「やまをはってシナリオを作る」というのがあります。これは「プレイヤーはきっとこの選択肢を選ぶだろうからその選択肢の先しか作って行かない」というものです。これはプレイヤーが悩むシーンであればあるほど有効ですが、悩めば悩むほど他の選択肢を選ぶ可能性も高くなりリスクも大きくなります。またあまりに当然な選択肢はお約束として処理されてしまうのであまり効果がありません。

 次にどの選択肢を選んでも結果は同じというものがあります。単純なところではダンジョンで右にいこうが左にいこうが行き着く先は同じというものがありますね。一見一本道ではないですが実は一本道だというものです。この場合、選択肢は排他的でなければなりません。ひき返されてもう一方を選ぶことが可能な状況では機能しません。

 最後にプレイヤーの行動がシナリオの展開になんの関与もしないという極めつけがあります。これはもうGMの一人芝居です。やりすぎると確実に「一本道でつまらない」と言われてしまいますのでほどほどにしておきましょう。

 一本道は状況の表現、判定個所など前もって十分に準備できるので、しっかりしたシーンを作ることができ、はまるとGMとして本当に楽しいものになります。だからこそこうした姑息な技を身に付けておいて楽しいGMが出来る機会を増やしておきましょう(笑)

もう一人のささみがいる、『闇・アンビヴァレンツ』に行きたい方は、こちらへ。


 

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