テーブルに 響きわたるは GM(かみ)の悲鳴(こえ)
という詠(うた)もあるように、GMへの道は長く厳しいものです。しかし、GMなしではゲームは成り立ちません。
ここではGMの魅力と上手いマスタリングについて語ろうと思います。
- 1、GMの魅力?
- 私はストーリーを自ら創れることが、GMの最大の魅力だとは言いません。なぜならGMが思い描く通りに
プレーヤー達が行動することなどほとんどありえないからです。むしろ、プレーヤー達が予想外の事を
する、これこそがテーブルトークの魅力ではないでしょうか。
GMの創ったシナリオ通りにストーリーが進む、これはある意味テーブルトークとして失敗・・と言えるかも知れません。
ゲームを振り返ってみて下さい。あなた(GM)の一人よがりになっていませんか?
では、どのようなところがGMの魅力なのでしょうか?私は、GMというものは『親』みたいなものだと思います。
『子供』であるプレーヤー達に試練を与え、プレーヤー達が知恵を尽くしてそれを乗り越えた時、
自分のことのように喜ぶのです。それは我が子の成長を喜ぶ親の心境に近いのではないでしょうか?
この、プレーヤー同士が感じるものとは違う喜びを得られることがGMの魅力だと思います。
- 2、上手いマスタリング?
- 何をもって上手いマスタリングと言うのでしょうか?アドリブが上手い事?シナリオが魅力的な事?
それを知るためにはまず、『テーブルトークをする目的』を自分なりに決めておかなくてはなりません。
私の場合、それは『楽しむこと』です。え、同じですか?あなたとは気が合いそうですね。
つまりマスタリングというのは手段であって、目的ではない事を覚えておいて下さい。
マスタリングに気を取られてゲームを楽しめない、というのは本末転倒ですよね。
目的さえ決めておけば上手いマスタリングというのはおのずと分かるはずです。
プレーヤー達が口をそろえて「今日は楽しかった、集まったかいがあった」と(本心から)言えば、
私はあなたのマスタリングについては何も言えません。今日のあなたは最高のマスターです。
ただ、そうあることは稀でしょう。そこで、少しでも理想に近づけるようなマスタリングについて語ろうと思います。
もちろん、理想とは『みんなが楽しめること』ですよ。
- 3、まずはシナリオ作り!
- GMの仕事はシナリオ作りに始まります。どのようにシナリオを作れば『楽しめる』のでしょう。
単刀直入に言いましょう。それは『因果関係をしっかり設定する』ことです。
面白いシナリオとは『プレーヤーの想像が及ばないような、それでいてプレーヤーに納得のいく因果関係』に他なりません。
因果関係の弱いシナリオはある筋道からでしか解決できません。これがいわゆる一本道シナリオです。
例えば
GM:「遺跡の中を進むと、そこにはドラゴンがいます。どうやら財宝を守っているようです。」
プレーヤーA:「ドラゴンなんかここにどうやって入ったんだ?」
GM:「(えっ、考えてないよ。)さあ?魔法で飛ばされてきたんじゃない?」
ということになると倒す以外に選択肢がなくなってしまいます。
それを避けるためには、あなたがこういう質問に答えられなくてはなりません。他にも、このドラゴンは何を食べているのか、
どんな理由でここにいるのか、誰かに操られているのか、等の質問が考えられます。
シナリオの例
@ドラゴンは魔術師が化けたものである。
Aこのドラゴンは実験用だったが、閉じ込めておいたカプセルが壊れた。
B魔術師に連れてこられ、操られている。
等のシナリオが考えられます。それに付随して、@なら遺跡には人が住んでいる様子があり、罠が少ない。
Aなら実験レポートが置いてある。等も考えられるでしょう。
ドラゴンをダンジョンに出そうとしただけで、大まかなストーリーが出来てしまいます。
さらにドラゴンを説得する、餌を与える、交渉する等、行動の範囲も広がっていることに気付くでしょう。
言いたいことが分かってもらえますか?つまり、いかに筋の通った話が作れるかどうかなのです。
シナリオを作ればGMの仕事の8割は終わったと考えていいでしょう。
頭をふりしぼって面白いシナリオを考えましょう!
- 4、マスタリング!
- シナリオを作ったなら、あとは『楽しみ、楽しませる』ことに集中するだけです。
とりあえず、気をつけることは
@自分の作ったシナリオの因果関係だけは何があっても崩さない。
Aプレーヤーが均等に発言しているか。喋らない人がいたら話をふる。
の2つです。他にも勿論たくさん気を付けないといけないことがありますが、
個人の趣向によるところも大きいと思うので自分で(プレーヤーと共に)見つけましょう。
健闘を祈ります!
- 5、余談
- プレーヤーの楽しみにも触れておこうと思います。
それは『仲間と』『短所を補って』『知恵の限りを尽くし』『試練を乗り越える』ことだと思います。
強さばかりを追い求める人、協調性のない人は家でTVゲームでもしていてもらいましょう。
テーブルトークはGM、プレーヤーのどちらかだけが頑張ってもいい結果はでない、ということを覚えておいて下さい。
- 6、最後に
- ここに書いたことはすべて稀流の個人的な意見であり、GMをする時の参考になれば幸いです。
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