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西洋甲冑の制作を長年続けてきた著者による本です。西ヨーロッパの手持ち武器と鎧の変化を、古代から近世まで豊富な図版で解説する本です。主に鎧の解説に力が入っています。
これだけ鎧には時代ごとによる変化があったのか、ということに感嘆します。
各部の分解図や拡大写真、詳細な名称などが豊富ですから、鎧で武装した人間を描きたい人にとっては垂涎モノだと思います。
解説も豊富で、資料としての変遷図や用語集なども充実しています。用語集は索引としても利用でき、資料用として便利です。
値段は高いですが、騎士鎧について詳しく知りたい人は、通俗解説本を数冊買うよりも、この本のほうがずっと良いと思います。