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今を時めくミステリ作家11人に、その創作姿勢や作家業の実態、作品の制作プロセスやデビューまでの経緯などをインタビューしたものです。登場するのは馳星周、柴田よしき、京極夏彦、恩田陸、法月綸太郎、山口雅也、綾辻行人、東野圭吾、井上夢人、大沢在昌、笠井潔。
それぞれの作家の創作姿勢の違いも興味深いですし、考えかたや強く作りたいと願っているもののバリエーションの豊富さに感銘を受けました。やはり元気なジャンルってのは、幅広くいろいろな方向性と経験をもった人材が、それぞれの工夫を凝らして活動してるもんなんですね。
チャンスを逃さないこと、根気強く書くこと、自分なりの書きたいものがあること、書くものへのこだわり。そんなあたりが大事なんだなと強烈に感じました。
TRPGの人間的にはミステリ研などで行なわれているという「犯人当て」が、どのように運営されていたのか、あたりも気になりますね。ミステリ研出身作家が過去にやっていたという話がいくつか出てくるんですけど。