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エジプトのアレキサンドリア、アレクサンドロス死後、プトレマイオス王朝の首都として栄華を誇ったアレクサンドリアについて、その成立と学問の都としての推移を簡単に紹介した本です。
いささか掘り下げが足りないとか、生活その他知りたいことがあるとか、図版・地図などが欲しいとか、いろいろとありますが。新書なのでしかたないでしょうか。
ギリシャの最盛期ののち、ローマの栄えていた時期からキリスト教の展開あたりまでの学問の展開や、どのようにギリシャ時代の文献などが維持されてきたかなどは、わりと知られていないところなので。かなり興味深く読めました。あるいみ歴史は繰り返すという感は強いですね。TRPGでも、魔術師ギルドやなんかのある設定で、そのイメージづくりの参考になるかと思います。