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言わずと知れた(教科書にもあるよな)世界遺産、曲面を多用した独特の建築様式で知られるグレートジンバブウェについてを中心として。東南アフリカの通史を、環境的制約と民族移動、技術と社会構造を絡めて描いたものです。
ジンバブウェの高校生むけの歴史教科書程度の内容を記載するという方針で整理されておりまして。架空世界の記述のサンプルとして使えるかなぁと思ったのと、知らない孤立型文化について知っておくのは設定作成に役にたつだろうということで、購入しました。比較的最近発掘などの知見をもとにして、数値や年代も丁寧に書いているあたりも、参考になります。
土着の生活文化が、そのまま都市構造(といっても、社会構造はいわゆる"大きな田舎"ですが)にどう反映されたかなんかが面白いところですね。