読書案内:食の体験文化史

中公文庫の「日本の古代」シリーズの監修者による、古代日本にからめた食い物についてのエッセイ。食と生活・文化・地域性・政治・習慣などを絡めて、古墳時代あたりを中心として語っています。

エッセイだけあり学説というには飛躍しているネタもあるりますけど、これも含めて古代日本ファンタジーの素材には便利そうだな、と思いました。

河内日下や鹿島の蓮が仙薬と把握されていたとか、氷室の歴史とか、料理人の地位の高さとか。むろんその手の情報がメインの本を探したほうがいいんでしょうけど、楽しく読めました。

書誌情報
中公文庫『食の体験文化史』森浩一 ISBN4-12-203516-3 本体価格762円 1999年10月発行
語り部日報掲載日
1999/11/19
文責
sfこと古谷俊一
購入リンク
bk1の買い物かごに入れる
アマゾンコムの書籍案内ページへ

今月分のリスト / TRPG.NETホームページ / Web管理者連絡先 / Copyright (C) 1998-2001 TRPG.NET