TRPG.NET > 書籍情報 > 読書案内 > 1999年 > 11月 >
中公文庫の「日本の古代」シリーズの監修者による、古代日本にからめた食い物についてのエッセイ。食と生活・文化・地域性・政治・習慣などを絡めて、古墳時代あたりを中心として語っています。
エッセイだけあり学説というには飛躍しているネタもあるりますけど、これも含めて古代日本ファンタジーの素材には便利そうだな、と思いました。
河内日下や鹿島の蓮が仙薬と把握されていたとか、氷室の歴史とか、料理人の地位の高さとか。むろんその手の情報がメインの本を探したほうがいいんでしょうけど、楽しく読めました。