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イラストでの歴史的建造物の外観と平面図・断面図を、縮尺つきでたくさん載せてある本です。
1896年に発行されたフレッチャー著『建築史』の、大正八年の邦訳の押絵と用語集より抜粋し現代の用語に改めたもの、だそうです。
基本的には西欧のものがほとんどなのは残念ですが、中世ヨーロッパ風で遊ぶときにはたいへん便利だと思います。同宿尺での類似建造物の平面図の比較あたりは、自作するときにもとても便利です。これだけたくさんの縮尺つき地図のある本は、私は他に知りません。
実はこの本、本屋で見つけて遺産で購入した次のオフ会の日に自慢しようとしたら、来ていた客の三人中の二名が持っていたりしました。じつはけっこう有名でベストセラーだったのでしょうか。わたしの買ったものは、今年の六月の第七刷でしたしね。