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新聞記事などで使用される間違った用語法の横行を正すべく、正しい法律用語や正しい捜査手順・裁判手順から、法的に定められた権限と制約なども含めて、犯罪捜査と訴訟について、コラムの集まりのような体裁で解説してある本です。
捜査の実相や組織については、詳しく書かれているとまでは言えませんが、手軽でよく整理された内容だと思います。日本の警察・司法についての包括的な基礎知識を確保するためには手ごろなものではないでしょうか。
現代日本でPCが警察・検察・裁判官・弁護士などの法曹関係の職業人となる場合には、読んでおくと便利でしょう。
そうでなくても、TRPGではPCがついつい犯罪行為を実践してしまう局面は多いと思います。そういった時に、実行のある権限と制約を課された警察官などを出してみるのは、いろいろと面白いと思います。