読書案内:個人の危機管理術

(とくに諸外国に出向いたときに)テロや暗殺の危険が無視できない情勢の中で、安全を確保するための基本的な注意事項やノウハウについて述べた本です。安全度の高い日本ではいまいち実感のわかない部分も多いわけですが、大都市在住だと既に気を使う必要は高いのかな?

現代もので海外のシーンを構成するための基礎情報の一つとして、またサイバーパンクものでの護衛ミッションや暗殺・誘拐ミッションを計画・遂行するために、またメガコーポの要人の行動体制の雰囲気づくりなどに参考にできるでしょう。

世界各国安全評価表をつらつらながめるのも、現代アクションもののシナリオづくりのきっかけになるかと思います。

書誌情報
中公文庫『個人の危機管理術 安全と自衛のガイドブック』柘植久慶 ISBN4-12-203094-3 本体648円
語り部日報掲載日
1998/03/31
文責
sfこと古谷俊一
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