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ラフカディオ・ハーン、またの名を小泉八雲……といえば有名、作品も有名ですが、まともに読むのはこれがはじめてです。この中の話では「耳なし芳一の話」や「雪おんな」あたりが、もっとも知られているものでしょうか。多くは江戸時代の通俗怪談本を底本としているようですが、広く知られるようになったのはこの本からなのかも知れません。
基本的にこの手の、怨念と類感魔術に彩られた話を活用するのにむいたシステムは少ないとは思います。真っ正面からあつかうなら、ホラー系のルールでしょうが、魔族とからめて深淵で活用するのも素敵でしょう。邪仙を絡めて料理すれば、央華封神でも活用できるように思いました。