[KATARIBE 9903] [HA06] エピソード『ねこの夢』

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Date: Fri, 22 May 1998 17:54:33 +0900
From: FURUTANI Shun-ichi <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 9903] [HA06] エピソード『ねこの夢』
Sender: owner-KATARIBE@teleway.ne.jp
To: KATARIBE@teleway.ne.jp
Message-Id: <35653D4934C.60DBFURUTANI@ns0.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 09903


# エラーメールになっていた分です。


98年05月21日:23時42分21秒
Sub:HA06:EP「ねこの夢」:
>From:いー・あーる
                  こんにちは、いー・あーるです。
              皆さん、こんにちは。

#結局メールで流れないので、こちらに書き込んでいます。
#これで流れなかったら……何が悪いんだろうなあ……

以前中崎さんが一行掲示板で言ってらした、
「ねこのゆめ」EP、始まり部分です。

**************************************************
EP 「ねこの夢」
================

  ある午後、起きてみると、彼女は一匹のねこに変わっていた。

  花澄   :「……にゃあ?(あら?)」

  伸ばした手が、白い。

  花澄   :「にゃあ(あらあら)」

  出す声が、ねこの声である(をい)。
慌てて飛び起き、それが本当らしいことを確認する……と。
  花澄(ねこ)は、流石に途方に暮れた。

  花澄   :(……何だってまた、ねこになったのかなあ……そこまで
         :恨み買うようなことしてない筈だけど)

  折角のお休みの日、洗濯物を畳み終えたところで誘惑に負けて
思わず昼寝してしまったのだが。
  時計を見ると、午後の一時。

  花澄   :(三十分も寝てないのに〜)

  ……そういう問題か?

  ゆずは、松蔭堂にいる。

  花澄   :(どうしようか、なあ……)

  助けを誰かに求めるべきか、いやしかし、どうやって求めるのか、
そも、求めてどうなるのか、と、さらさらと考える。
  そして、一つの結論に達する。

  花澄  :(どうせ、後でうんと困るのよね……じゃあ、ひとつぐらい
        :やってみたいことやらないと)

  運良く、窓は開いたままである。
  カーテンに取りついて、何とか窓までよじ登る、と。

  花澄  :「にゃあ……(困惑)」

  二階の窓は、高い。
  いや、普通の猫にとってはともかく、付け焼き刃で猫になってる花澄に
とっては、非常に高い。体が小さくなった分、それはそれは高く感じる。

  花澄  :「にゃあ……(どーしよ)」

  窓の下は、雑草だらけで、そういう意味ではクッションがある、とも
いえるのだが。

  花澄  :「にゃあぁ……」

  もう一度窓から降り、玄関に行ってみる。ドアを押してみる。
勿論ながら、ドアは開かない。
  一人暮らしの鉄則で、鍵は必ずかける。ついでにどうやらこの体は
猫としても少々小さ目であるようで、ノブまでとてもではないが手が
届かないのである。

  花澄  :「……にーっ(仕方ないなあ、もうっ)」

  こうやって、ここにいても仕方ない。それに猫のままここで長らえても
どうしようもない、という気がしたのも確かで。
  目標は、真下より少々左手にある植え込み。

  花澄  :(……どっち向いて飛んだらいい?)
       
  ひう、と、風が一吹き。

  花澄  :(よしっ)

  ぽうん、と、小さな体が窓から飛びだした。

*********************************************

……で、どうする気だ > いー・(爆)

いや、一応、考えているのは、
一挙に10匹の猫型守護ぬいがとっついたもので、
一気に猫になってしまった、という理由ですが(爆)

#だって、ぬいが憑くって言うんなら、それくらいあってもいいなあ、と……

でわ。



    

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