[KATARIBE 9844] [HA06] エピソード『絢爛たる花見(仮題)』

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Date: Fri, 15 May 1998 23:34:51 +0900
From: FURUTANI Shun-ichi <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 9844] [HA06] エピソード『絢爛たる花見(仮題)』
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Message  #3749 is from: SW0167 中崎実
Time: 98/05/15 22:35:31 Section 36: 狭間 プレイ
Subj: 花見EP


 こんにちは、三高です。

 一行掲示版の方で出ていた、花見の席で、尊さんが三味線を弾く話は、
いかが相成りましたでしょうか。
 
 もし、お邪魔でなければ立候補させてください。
 『尊さんの三味線に合わせて、(勝手に)踊っている朱里』
 雀百まで踊り忘れず、と言いますし・・・。

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 朱里:『つまらぬ。』

 満開の桜の枝にちょこんと留まり、朱里はぶすっとつぶやいた。
 桜の花の下でお酒が飲めると聞いて、こっそり集配課有志の花見大会につい
て来たのだが、出てくるのはビールばかりで、目当ての日本酒はない。
 静かなものと思っていたら、酔っぱらった人間どもが足元にわんさかいて、
花を楽しむでもなしに大騒ぎしている。

 朱里:『帰ろうかしら。』

 ・・・ツ、テン、シャン・・・

 羽ばたきかけた朱里の耳に、なにやら懐かしい音色が届いた。

 ・・・チン、ツゥ、テト、シャン・・。

 音とともに、羽を翻す。右、左、開いて閉じて、くるりと回る。
 知らない曲ではあったが、この身が舞いたがっている。

 いたく好奇心を刺激され、朱里は音の主がそばの桜の木の枝に、飛び移った。 
 見下ろすと、髪の長いうら若い美女が三味線を弾いているのである。
 
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 こういうイメージでいかがでしょうか。
 もし、よろしければ、ですが。
 では。
                                       通りすがりの物書き 三高久志




    

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