Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage
Date: Fri, 15 May 1998 23:34:51 +0900
From: FURUTANI Shun-ichi <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 9844] [HA06] エピソード『絢爛たる花見(仮題)』
Sender: owner-KATARIBE@teleway.ne.jp
To: KATARIBE@teleway.ne.jp
Message-Id: <355C528BF0.64FDFURUTANI@ns0.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 09844
Message #3749 is from: SW0167 中崎実
Time: 98/05/15 22:35:31 Section 36: 狭間 プレイ
Subj: 花見EP
こんにちは、三高です。
一行掲示版の方で出ていた、花見の席で、尊さんが三味線を弾く話は、
いかが相成りましたでしょうか。
もし、お邪魔でなければ立候補させてください。
『尊さんの三味線に合わせて、(勝手に)踊っている朱里』
雀百まで踊り忘れず、と言いますし・・・。
**********************************************************************
朱里:『つまらぬ。』
満開の桜の枝にちょこんと留まり、朱里はぶすっとつぶやいた。
桜の花の下でお酒が飲めると聞いて、こっそり集配課有志の花見大会につい
て来たのだが、出てくるのはビールばかりで、目当ての日本酒はない。
静かなものと思っていたら、酔っぱらった人間どもが足元にわんさかいて、
花を楽しむでもなしに大騒ぎしている。
朱里:『帰ろうかしら。』
・・・ツ、テン、シャン・・・
羽ばたきかけた朱里の耳に、なにやら懐かしい音色が届いた。
・・・チン、ツゥ、テト、シャン・・。
音とともに、羽を翻す。右、左、開いて閉じて、くるりと回る。
知らない曲ではあったが、この身が舞いたがっている。
いたく好奇心を刺激され、朱里は音の主がそばの桜の木の枝に、飛び移った。
見下ろすと、髪の長いうら若い美女が三味線を弾いているのである。
*****************************************************
こういうイメージでいかがでしょうか。
もし、よろしければ、ですが。
では。
通りすがりの物書き 三高久志