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Date: Thu, 7 May 1998 00:11:40 +0900 (JST)
From: Shigemitu Takata <stakata@ceres.dti.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 9758] [HA06]エピソード 皐月の始まり
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どうもお久しぶりです。
Case@MSSです。
といっても1年前に少しだけ顔を出したなので、ほとんどの人は忘れて
いるかも(^^;;
五頭慧丞(ごとう・けいすけ)に関する簡単なエピソードを作成しました。
下手なエピソードですがどうぞ読んでやってください。
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皐月の始まり
日を重ねるごとに強くなる日差し。
暑い。
窓を開けると、心地よい風が舞い、暑さをいくらか和らげてくれる。
学生時代の友人のほとんどは音信不通。ひとり結婚式への招待状の葉書
で元気にやっていることを伝えてきた。
ひとつのROM。チクリとROMの足が手のひらを刺す。
次々とおこる原因不明の事象。先の見えない原因追求。
ROMに念写する。ROMの窓から集積回路が見える。心が吸い出され
そうだ。吹利に来る前はこのようなことはなかったのに。
ふと気づくと上司がなにかいいたげそうに隣に立っている。
「なんでしょうか」
「急で悪いが、この言語をつかって機械語を自動生成してくれないか」
古びたバインダーに閉じられた、見たことがない言語仕様書を渡された。
Shigemitu Takata 高田 滋満
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