[KATARIBE 9750] [HA06]EP:『ぎゃんぶらあは困ります』

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Date: Wed, 6 May 1998 14:00:25 +0900
From: 田中 久美子<kumiko.tanaka@tonen.co.jp>
Subject: [KATARIBE 9750] [HA06]EP:『ぎゃんぶらあは困ります』
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To: "'KATARIBE@teleway.ne.jp'" <KATARIBE@teleway.ne.jp>
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  ども、吹き抜ける風こと久志です。
ついさっきの語り部一行掲示板からEP作りました。

#仕事は…手待ち状態(T_T)

『ぎゃんぶらあは困ります』
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  ベーカリーにて…

  前野  :「勝ちですね」

  前野のテーブルの上には二つのさいころ、出目は2と1。

  瑞希  :「くくぅっ」

  前野の向かいには拳を握り締める瑞希。瑞希の目の前にも二つのさいこ
ろ、出目は……6・6。

  前野  :「じゃ、これはいただきますね」

  ぴらり、とテーブルにおいてある紙を手に取る、黙って肯く瑞希。
しぃんとした雰囲気のなか、エプロン姿の本宮がトレイを持って歩いてきた。

  本宮  :「お待たせしました、ミルクティーです、ってあれ?二人とも
        :どうしたんですか」

  張り詰めた空気を漂わせる二人に怪訝そうな顔になる。

  前野  :「あ、本宮君。これ、有効に使わせてもらうから」

  前野が差し出した紙、それは…手で四角く切ったチラシの裏にボールペ
ンで『もとみー好きにしてもいいよ券』権利者として前野の名前が記され
ていた。

  本宮  :「……(石化)」

  かなり長い沈黙の後、本宮が口を開いた。

  本宮  :「瑞希さん…これ、なんですか」
  瑞希  :「大丈夫、次は絶対勝ってとりかえすわっ」
  本宮  :「ちょっとまってくれぇぇっ」

  本宮の絶叫はむなしくベーカリーに響いたのであった。
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いじょ

あはははははは(乾いた笑い)
こまったもんだねぇ、ぎゃんぶらぁなおねーさんは(爆)

というわけで、有効に使ってください前野さん。

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『罰がなければ、逃げる楽しみもない…』

  田中久志(ひさやん)  fwhs3290@mb.infoweb.or.jp
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