[KATARIBE 9707] Re:Re: HA06:EP:「無道邸……」

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Date: Tue, 28 Apr 1998 18:24:34 +0900
From: "E.N." <nakazono@ss.ffpri.affrc.go.jp>
Subject: [KATARIBE 9707] Re:Re: HA06:EP:「無道邸……」
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              こんにちは、いー・あーるです。
            K’さん、こんにちは。

てれてれ続けている「無道邸〜」EPです。
七不思議、そういえばこういうのが一行BBSに出てましたよね(笑)

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>  千影   :「じゃ、ご案内しまーす(笑)」

  扉を開けて、廊下に出た途端。

  SE   :とととととと……
  千影   :「ゆずちゃん、そんなに走らなくっても(笑)」
  譲羽   :「ぢいっ(だって、広いんだもん)」
  花澄   :「(ほんとに広い……(^^;))」

  自慢ではないが、花澄ならばこの中で十分迷子になれる。
  厚い壁に切り込まれたような窓は、細長い形をしている。
  どうも、灯り取りとしては不十分、という気がするのだが……。

  花澄   :「そう言えば千影ちゃん、先刻 西洋の鎧を見たんだけど」
  千影   :「ええ、玄関入ってすぐのところにあります」
  花澄   :「幾つぐらい?」
  千影   :「え?」
  花澄   :「あそこにもありますよ」
  千影   :「え?……ええ、あります(汗)」

  窓側の壁の窪みのところに、鎧が一つ。

  千影   :「(…………ついてきたわね)」
  花澄   :「良い色になってますね。磨くの大変でしょ?」
  千影   :「……わ、私はあんまりやらないですけど(汗)」

  時代色がついている、というのだろうか。

  花澄   :「あの鎧の…目に被さる部分、あそこから」
  千影   :「は?」
  花澄   :「桜の花がわーっと散ったら綺麗でしょうねえ(しみじみ)」
  千影   :「…………」
  花澄   :「うん、お花活けたら似合いそう、あの鎧」
  千影   :「…………(^^;;)」
  花澄   :「もうすぐ桜も咲くし……あ、そしたら一緒に見に行きません?」
  千影   :「はい、行きたいです☆」
  花澄   :「あの鎧も一緒に……とはいかないでしょうねえ(笑)」
  千影   :「鎧も、ですか?……桜、見に?」
  花澄   :「桜の下に立たせたら風流でしょ(にこ)」
  千影   :「う”……でも、さすがにあれを運ぶのって、ちょっと無茶が(汗)」
  花澄   :「そうでしょうね(溜息)」

  SE   :かちゃん☆

  譲羽   :「?」
  花澄   :「そしたら、桜持ってきていいですか?」
  千影   :「あれに飾るのに?」
  花澄   :「駄目……かしら?」
  SE   :かちゃん☆
  花澄   :「?」
  譲羽   :「ぢいいっ(蒼白)」

  不審な音に花澄が振り向くと同時に。
  あっという間に譲羽が花澄の肩の上によじ登る。

  譲羽   :「ぢいいっ(うごいてるのっ)」
  花澄   :「……あらあら(呑気)」

  鎧が……動き出している。
  ゆるゆると、年を経たもの特有の動きかたで……

  千影   :「そこまでっ」
  SE   :ぴた。

  丁度一歩、踏み出したところで鎧が止まる。

  譲羽   :「……ぢいい(安堵)」
  花澄   :「やっぱり動くんですね(にこにこ)」
  千影   :「やっぱり?」
  花澄   :「何か、玄関で見かけた鎧と良く似てるな、と思ったんです。
         :だからついてきたんじゃないかな、と」
  千影   :「ばれてたんですね(^^;)」
  譲羽   :「ぢいいっ(でもこわいのっ)」
  花澄   :「あらでも、ゆずと同じ……(千影に)でしょう?」
  千影   :「うーん、似てるかも、です。でもゆずちゃん、大丈夫だよ、
         :この鎧、うちのガードマンみたいなものだから」
  譲羽   :「……ぢい?(ほんと?)」
  千影   :「うん。だから止まれって言ったら止まったでしょ?」
  譲羽   :「ぢい(納得)」
  花澄   :「確かにこれだけ広くて人がいないと、ガードマンくらい
         :人外に頼みたくなりますよね」

  高い天井。広い廊下。重い扉。
  石造りのせいか全体に濃灰色の印象がある。

  千影   :「花澄さん、驚かないの?」
  花澄   :「だって、最初から如何にも何かいそうでしたもん(笑)」
  譲羽   :「ぢいっ(ひしっ)」
  花澄   :「ほらだって、完全に西洋の館、でしょ?人狼とか吸血鬼が
         :似合うじゃないですか(にこにこ)」
  千影   :「……そうですか?(冷汗)」

  なあんにも分かっちゃいない、と、良く分かるだけに……心臓に悪い。

  花澄   :「そうですよ。だって家みたいな六畳一間だと、吸血鬼って
         :住むとこ無いですよ。棺桶なんて邪魔だしかさばるし」
  千影   :「……(^^;;;)」
  花澄   :「その点ここだと、雷鳴の轟く中吸血鬼が復活するってシーンが
         :似合いますものね(にこにこ)棺桶も悠々大きなのが置けるし」

  ……そういう問題か?

  千影   :「え、えと、えと……あ、花澄さん、こっちの部屋面白いですよ」
  花澄   :「はい?」

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で、一旦切る。

チカちゃんの口調修正、宜しくお願いします m(_ _)m
一応、花見の伏線は引いたぞっ(威張りっ)

…………あれでも、まあ一応(弱気)

あとは……もう一個所っ(にぎりこぶしっ)

ではでは。

 
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  『Hitch your wagon to the Star in Heaven』
 
          いー・あーる(nakazono@ffpri.affrc.go.jp)
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