[KATARIBE 25122] [HA06P] エピソード『まぬけな結夜くん』

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Date: Wed, 13 Nov 2002 17:37:09 +0900 (JST)
From: 月影れあな  <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 25122] [HA06P] エピソード『まぬけな結夜くん』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200211130837.RAA62803@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 25122

2002年11月13日:17時37分09秒
Sub:[HA06P]エピソード『まぬけな結夜くん』:
From:月影れあな


 月影れあなです。
 今朝の悔しさをそのままEPに!
 まぁ、本体はちゃんと見れましたがね(市民会館の場所が分からなかったの
は本当である)

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エピソード『まぬけな結夜くん』
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 六兎結夜(りくと・ゆうや)
        :極楽トンボな自称バンパネラ。アホである
 水凪龍樹(みずなぎ・たつき)
        :色々不幸なバイト青年。今回もちょっと不幸っぽい
 十条健一郎(じゅうじょう・けんいちろう)
        :一番まともな人。結夜の友達という時点ですでにアレかも
 藤咲千緒(ふじさき・ちお)
        :天然の人。天然は天才を超える

まぬけ
------
 朝である。やることも無いので少し早い目にIC水島へ行くと、朝っぱらから
いやなものがいた。

 結夜     :「おいっす」
 龍樹     :「…………学校は?」
 結夜     :「おいっすっ」
 龍樹     :「……おいっす(力なく)」
 結夜     :「声が小さい、おい〜〜〜〜っす!」
 龍樹     :「おいぃ〜〜〜〜っす(投げやりに)」
 結夜     :「うん、声は無かったけど力の抜け具合が良かった。話を
        :聞いてあげやう。何の用だね?」
 龍樹     :「それはこっちのセリフだよ……(トホホ、ついてない)」

 取りあえず寒いので店の中に移動する。

 龍樹     :「で、一体なんでこんな時間に店の当たりうろうろしてん
        :の?」
 結夜     :「そうそう、それだよぅ。聞いてくれよたつきぃ〜ん」
 龍樹     :「その呼び方やめれ」
 結夜     :「ハァ〜、藤咲氏に甘えた声で『たつきぃ〜ん』とか呼ば
        :れたら鼻の下伸ばして喜ぶくせに……」
 龍樹     :「(げほっげほっ)なっ、なんでここに千緒ちゃんが出て来
        :るんだよ!」
 結夜     :「それはもうねぇ。言わずと知れた……って奴でごんす」
 龍樹     :「まったく……で、一体なんでこんなところにいたんだい」
 結夜     :「そうそう、聞いてくれよたつきぃ〜ん」
 龍樹     :「だからもうそれは良いって」
 結夜     :「うむ、それでだな。私が朝学校に行ったら、なぜか人気
        :が無いんだ」
 龍樹     :「休みだったの?」
 結夜     :「それでそこら辺にいた先生捕まえて聞いたら、曰く『今
        :日は芸術鑑賞で十時市民会館集合ですよ』とか……」
 龍樹     :「…………(^^;」
 結夜     :「家さ帰ってもほとんど休めけんね、暇じゃったけんここ
        :来たんとよ。じゃけばっとっとよしな、匿ってくんさい」
 龍樹     :「それ何弁だよ」
 結夜     :「我弁(きっぱし)」
 龍樹     :「何じゃそりゃ……」

 そしてしばらくして。

 結夜     :「……で、その『気まぐれエリザベート』を名乗る最後の
        :25人目が、23人目『メイド萌えレスタト』のだなぁ……」
 龍樹     :「(^^; そろそろ十時前だよ」
 結夜     :「む、残念。続きはまた今度な」
 龍樹     :「いや、もう結構(苦笑)」
 結夜     :「そうか、残念……それじゃ、行って来まぁす」
 龍樹     :「はい、行ってらっしゃい」

その後
------

 結夜     :「うぃ〜」
 健一郎    :「こんにちわ〜」
 龍樹     :「あ、いらっしゃい。それで、どうだったの?」
 千緒     :「えっ、何。何のこと?」
 龍樹     :「何か、今日芸術鑑賞だったそうで」
 千緒     :「芸術鑑賞かぁ……で、何見たん?」
 結夜     :「中国雑技団とか来てたらしい」
 龍樹     :「らしい?」
 健一郎    :「こいつ、市民会館の場所分からんくて来た頃にはもう終
        :わっとったんですよ」
 龍樹     :「あちゃ〜」
 千緒     :「かなり痛いよね、それ」
 結夜     :「ああ、何たる不運っ、何たる不幸っ!! くそう、天の奴
        :め、私のあふれんばかりの才能に嫉妬してこんな事をさせ
        :たに相違あるまい」
 健一郎    :「ただ自分が間抜けなだけやろ」
 結夜     :「天命と言ってな。私が遅刻しない時は何がどうあろうと
        :も遅刻しないが、遅刻する時はどうあがこうとも遅刻する
        :と決まっているのだよ」
 龍樹     :「んなむちゃくちゃな……」
 千緒     :「絶対、逆恨みよね」


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