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Date: Fri, 8 Nov 2002 23:28:35 +0900 (JST)
From: みぶろ <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 25112] [HA06P] エピソード：『時間つぶし』修正版
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200211081428.XAA03816@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 25112
2002年11月08日:23時28分35秒
Sub:[HA06P]エピソード：『時間つぶし』修正版:
From:みぶろ
みぶろでっす。
セリフ直し＆書式直し（死）後のものを流しまっす。
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エピソード『時間つぶし』
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登場人物
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藤咲千緒（ふじさき ちお）
：春日高校一年生。結界術の使い手。座右の銘は「触らぬ神にたたりなし」
水凪龍樹（みなぎ たつき）
：放浪の封印術師。現在はインターネットカフェ水島でバイト中
六兎結夜（りくと ゆうや）
：吹利高校二年生。ＩＣ水島の常連。隔世遺伝の吸血鬼。
時系列と場所
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高一 １１月上旬 土曜日の午後 インターネット水島にて
本文
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龍樹 ：「はぁぁ……」
結夜 ：「むう。この素晴らしい秋晴れにためいきとは。よくよく
：ひねくれた御仁だな」
龍樹 ：「君に言われたくないよ……この素晴らしい秋晴れに、喋
：る相手が砂糖水をすする客だけ、というのが哀しくてね」
結夜 ：「ではそんな寂しい龍樹君の心を癒すために、アメリカで
：あった２５人連続殺人事件の顛末を話してあげやう」
龍樹 ：「気持ちだけもらっとくよ……」
結夜 ：「ちなみにこの事件、２５人が殺されたのではなく、犯人
：たち２５人が段階的に殺し合ってていったと言う世にも奇
：妙な……」
龍樹 ：「はいはい、よかったね……」
千緒 ：「やほーやほー、こんにちはー」
妙に上機嫌な千緒が店内に入ってくる。珍しく私服。妙にでかいトートバッ
グと、真新しいルーズフィットブーツが目に付く。
龍樹 ：「あ、いらっしゃい」
千緒 ：「えへへー、どう？」
龍樹 ：「なんか私服って新鮮だなー」
千緒 ：「……水凪さん、オヤジ入ってはりますよ」
龍樹 ：「（がーん）」
結夜 ：「やあやあ、おぜうさん。靴がおにゅ〜ですね？」
千緒 ：「さっすが。伊達に砂糖水飲んでないですねっ」
結夜 ：「そう、砂糖水に含まれるマイナスイオンが……」
千緒 ：「いや、含まれてへんから（ずびし）」
結夜 ：「じゃあ、プラスイオンで」
千緒 ：「あんま変わらんわ！(ずびびし)」
龍樹 ：「な、なんかご機嫌だね。どこか行くのかな？」
千緒 ：「えへ。デート＆お泊りです〜」
龍樹 ：「でっ……」
結夜 ：「むむぅ、それは……」
割とショッキングなセリフに絶句する龍樹。そこに、千緒のバッグから携
帯電話らしき振動音が。
千緒 ：（電話に向かって）「菜々子おっそ〜い。……うん、ほな
：今から出るし……いや駅前やで？……うん、ほな」
千緒 ：「じゃー皆さん、またねー」
千緒、携帯電話をしまい、ぱたぱたと出て行く。
龍樹 ：「……女の子相手でもデートって言うの？」
結夜 ：「比較的よく言うみたいアルよ」
龍樹 ：「ふーん」
結夜 ：「安心したかな？」
龍樹 ：「え、いや、そういう意味では……しかし千緒ちゃん、何
：しに来たんだろう？」
結夜 ：「そりゃもちろん、愛しい龍樹さんに一目逢いに来たんで
：ゲスよ。羨ましいでガスなー、こんちこれまた」
龍樹 ：「殴るよ？」
結夜 ：「……殴ってから言うのは卑怯である」
戯言に浪費されゆく土曜日の午後。
解説
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