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Date: Tue, 8 Oct 2002 23:43:18 +0900 (JST)
From: 月影れあな <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 25024] [HA06P] エピソード『蹴鞠』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200210081443.XAA38730@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 25024
2002年10月08日:23時43分17秒
Sub:[HA06P]エピソード『蹴鞠』:
From:月影れあな
やほー、月影れあなだす
だべってるエピソード。
なんか、途中から自分でもわからんくなってきたけど、まぁ良いかと思って
そのままにしておく。私の分身だしね。
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エピソード『蹴鞠』
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六兎結夜 :暇人バンパネラ
十条健一郎 :プログラマーな高校生
水凪龍樹 :IC水島のバイト君
藤咲千緒 :春日高校の文芸部員の人
本文
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結夜 :「ううぅ〜、足が痛いぃ」
龍樹 :「どうかしたの?」
結夜 :「筋肉痛。今日、体育の時間雨の中蹴鞠をさせられてな」
健一郎 :「リフティングや、リフティング」
結夜 :「同じ様な物だ。ボールだろうが鞠だろうが、銭を布で包
:んだ物だろうが」
千緒 :「最後の何?」
結夜 :「韓国にそんな遊びがあったと思う。うろ覚えだが」
龍樹 :「要するに、リフティングで君がほとんど蹴れなかったっ
:て事だろう?」
結夜 :「何で分かんねん」
龍樹 :「だって……ねぇ」
健一郎 :「なぁ」
千緒 :「うん」
結夜 :「むむぅ、何か釈然としない」
龍樹 :「それで、何回蹴れたの?」
結夜 :「……多くて二回」
健一郎 :「そんな少なかったんかい。俺かてそれよか蹴れるで」
結夜 :「ふん、かと言って自慢できるほどの回数でもあるまい」
千緒 :「あたしでも最高7回くらいは蹴れるよ」
結夜 :「ぐっ……それは年齢の差というものだ」
千緒 :「あたしの方が年下」
結夜 :「(ごほっごほっ)最近腰の調子が悪くてのぅ」
健一郎 :「まえ幾つやねん」
結夜 :「一万飛んで十六歳」
健一郎 :「はぁ」
龍樹 :「へぇ」
千緒 :「ふ〜ん」
結夜 :「私が生まれた頃にはまだ肺魚っぽいのが陸に上がろうと
:してた時期でな。陸地にはシダ植物と異星から飛来した昆
:虫知性体くらいしかいなかった」
健一郎 :「それやったら一万年じゃ足りんわ」
結夜 :「私が目覚め、巨大な蝦蛄から身を起こすと主なる者は言っ
:た『還元し、回転して邂逅せよ』私はそのようにした」
千緒 :「この人、何言ってるの?」
健一郎 :「ああ、気にせんとき。時々変な事言い出すねん」
龍樹 :「発作みたいな物だね」
千緒 :「? ふ〜ん」
結夜 :「すると、三つの月がバラバラに砕け散り、それが億の流
:星となって大地に降り注いだ。たちまちに大地は焼け爛れ、
:地母神の身体は五つの大陸に引き裂かれた。残った一つの
:月のみが主なる者から許され、代わりに自ら輝く事をやめ
:て主なる者の鏡として夜の世界に明かりを落とした……」
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