[KATARIBE 24955] Re: [KR] 技能の解説

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Date: Mon, 16 Sep 2002 17:15:26 +0900 (JST)
From: 吉 GUY <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 24955] Re: [KR] 技能の解説
To: kataribe-ml@trpg.net
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2002年09月16日:17時15分26秒
Sub:Re:  [KR] 技能の解説:
From:吉GUY


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技能の種類
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 KRの技能には、以下の3種類がある。

・『技術』:普通の人間が習得することができる能力。武力、自律、学問など。
・『特殊』:技能《直感》《魔法知識》等のルールで指定された特定の技能
・『魔法』:普通の人間が習得することができない能力。


 KRでは、武力、自律、学問、直感、魔法知識のほかにオリジナルで技能を作
成できる。
 PLのオリジナルの技能が設定できるのは『技術』と『魔法』のみ。



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技術
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『技術』の技能は、 武力、自律、学問は、技術。
 オリジナルの『技能』の技能を作成する場合、効果を正確にキャラクターシ
ート記述し、GMの承認が必要となる。

 現代の人間を基準として、

「人間が先天的に備えている能力」
「人間が学んだり鍛えたりすることで、習得や得意になることが可能な能力」

は技術である。

特に記述がなければ、以下のような技能は『技術』となる。

 算数、理科、地理、歴史、外国語、料理、掃除、洗濯、喧嘩、音楽、舞踊、
 動物の世話、靴磨き、速く走る、壁を攀じ登る、物を投げて的に当てる


備考:
各能力が『技術』であるかどうかの判断は、最終的にGMの知識と教養と常識で
行う。
『技術』と判断されない技能は『魔法』となる。

#技術か魔法かの例
《タネがあるスプーン曲げ》は『技術』
《タネが無いスプーン曲げ》は『魔法』



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特殊
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 人間のキャラクターの『特殊』技能は《直感》《魔法知識》のみ。


《直感》
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 技能《直感》は、以下の“嫌な予感”の判定以外に使用はできない。


“嫌な予感”
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 PLはPCが目視できる範囲から、特定の範囲やものを対象として指定し、その
対象の何処かに、PCに害を及ぼす可能性があるものが存在するかどうかを判定
することができる。

 判定の難易度は8。
“嫌な予感”の判定は、GMからPLに対象の存在が知らされる前に、PLが自発的
に宣言して判定を行わなければならない。
 判定に成功した場合、宣言した対象に以下のようなものが存在すれば(隠さ
れていれば)、PCは“嫌な予感”を感じる。

・ブービートラップ
・毒物
・対象の物陰に潜んだ敵
・その他PCに危害を加える可能性のあるもの(魔法による罠なども含む)

 他者の悪意を感じることはできない。
 魔法の有無を知ることはできない。
 指定した範囲のどの場所にどんな危険があるのかは判らない。
 より限定した範囲(例えば「扉」ではなく「扉の鍵穴」とか)を指定して判定
を行うことができる。
 一度判定に失敗した場合、同じ範囲に判定を試みることはできない。(「扉」
に失敗しても「扉の鍵穴」に判定することは可能)


備考:
 NPCの“嫌な予感”の判定は、目視の範囲に限らず、行うことができる。
 NPCの“嫌な予感”の判定は、全ての判定に優先して行われる。




《魔法知識》
------------
《魔法知識》は『魔法』ではない。
呪文の詠唱によって、全ての『魔法』による強制力の無効化判定ができる。


『魔法』の無効化
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《魔法知識》は、全ての『魔法』による強制力を無効化できる。
『魔法』の効果を無効化する場合、PCは魔法の呪文を唱えるという行動を取
る必要がある。
『魔法』の効果の無効化に成功した場合「PCはその『魔法』の効果を消滅させ
る呪文を(知っていて)上手く唱えた」ということになる。
 同じ種類の『魔法』の効果を無効化する場合、その度に無効化判定を行う。


《魔法知識》が10以上のキャラクター
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《魔法知識》が10以上のキャラクターは以下の扱いになる。

魔法語で会話や読み書きができる。
人間ならば、魔法使いであると自認する。
人間ならば『魔法』と《魔法知識》以外の技能を最高技能値に設定できない。
魔法を視認することができる。
魔法を分析し、その魔法の効果を正確に知ることができる。
魔法を解く(効果を消滅させる)呪文を知っている。


魔法を視認
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 PLはPCが目視した範囲の中に、魔法がかかっている(『魔法』によって何ら
かの効果が付与されている)場所やものが存在するかどうかをGMに質問するこ
とができる。(マジックアイテムや魔法によって作動する罠などが直接、に観え
る位置にあれば、PCはそれらに魔法がかかっていることを認識する)
 魔法がかかっているかどうかが判るだけで、どのような効果があるのかは判
らない。
 魔法の視認は、戦闘ラウンドでの1回の行動にカウントされない。


魔法を分析
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 視認した魔法の効果を正確に知ることができる。
 難易度判定(難易度8)の成功が必要。
 判定に失敗した(余力による振りなおしを止めた)場合、同じ『魔法』につい
て再度判定を試みることは、《魔法知識》の技能値が上がるまで、できない。


魔法を解く
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 呪文の詠唱によって、視認した魔法の効果を消滅させることができる。
 魔法を解くための難易度が設定されている場合、難易度判定を行う。
 判定に失敗した(余力による振りなおしを止めた)場合、同じ対象について再
度難易度判定を試みることは、《魔法知識》の技能値が上がるまで、できない。
「強制力が無い魔法」を対象とする場合、判定に失敗しても何度でも判定を試
みることができる。

 ゾンビ、スケルトン、ガーゴイル、ゴーレム等、魔法によって活動するモン
スターは、魔法を解かれると、活動を停止する。
 悪霊など魔法によって存在するモンスターは魔法を解かれると消滅する。
 精霊や魔神など魔法で異世界から召還されたモンスターは魔法を解かれると
異世界へ送還される。
 同じ種類のモンスターに対し、複数を対象として同時に魔法を解く場合は、
難易度に+3される。

 魔法を解いた場合に、魔法を解いた者は、魔法によって変化していた状況が、
魔法がかかる前の状況に戻るのか、魔法が解かれる直前の状態のままで魔法が
解けるのかを選択することができる。



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魔法
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『技術』と『特殊』ではない技能全てを指す。

 SFやオカルト的な能力は全て『魔法』である。
 技能《目からビーム光線》等、通常の人間が備えることが絶対に不可能と判
断される能力は『魔法』となる。
 個々の『魔法』の技能は、PLがオリジナルで作成することができる。
『魔法』の技能を作成する場合、効果を正確にキャラクターシートに記述し、
GMの承認が必要となる。



『魔法』の制約
--------------
『魔法』の能力を行使する場合に、以下のような手順や制約を自由に設定でき
る。(しなくても可)

1:呪文を唱える
2:特殊な文様を描く
3:杖など特殊な道具を使用する
4:精神を集中する
5:魔法の対象をPCが意識する

 PLが自発的に設定した制約を、GMが承認した場合、以後、GMの承認なしに変更
することはできない。


『魔法』の範囲
--------------
特に設定が無い場合は『魔法』は以下のように扱う。(GMとの相談の上、変更可)

有効射程距離:目視の範囲
有効持続時間:魔法をかけたものが集中している間
有効対象  :1つまたは1人


強制力が無い魔法
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 破壊ではない、またはキャラクターを対象としない『魔法』の使用は強制力
の判定は不要となる。

 強制力が無い魔法の使用には、余力を1点消費する。
 強制力が無い魔法の効果は、《魔法知識》の「魔法を解く」対象になる。
 強制力が無い魔法が《魔法知識》の「魔法を解く」対象になった場合、魔法
をかけたものは、その魔法をかけた『魔法』の技能で強制力判定を行い、この
強制力を「魔法を解く」ための難易度とすることができる。
 この強制力判定は「魔法を解く」が試みられる度に行う。


強制力が無い魔法の効果の継続
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 強制力が無い魔法の効果は、魔法をかけたPCの余力が回復すると消滅する。
 ただし、魔法をかけたPCのPLは、PCの余力が回復した時点で、魔法の効果を
消滅させる、継続させるかを選択できる。
 継続させる場合、PCは魔法の効果1つにつき余力を1点消費する。


魔法と鉛
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 60kg以上の鉛の塊は魔法の力を阻害する。
 60kg以上の鉛の塊に魔法が触れた場合、その魔法は解ける。(魔法の効果が
無くなる)
 60kg以上の鉛の塊に魔法の術者が接触(靴や手袋など空気以外の物体を介し
て接した場合も含む)した場合、その術者がかけている魔法は全て解ける。



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キャラクタークラス
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 KRでは、最高技能によって、キャラクターのクラスが決定する。
 (特にゲーム中に必要になる呼称ではありません)

最高技能  クラス
 武力    戦士
 直感    盗賊
 魔法知識  魔法使い(魔術師)
『魔法』   魔法使い(妖術師)
 その他   技能に合わせて適当に呼称する。「きこり」とか「洗濯屋」とか


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