[KATARIBE 24934] Re: [HA06][EP] エピソード:『夏休みの雨降家』 ( 仮)

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Date: Mon, 9 Sep 2002 20:43:39 +0900 (JST)
From: 月影れあな  <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 24934] Re: [HA06][EP] 	エピソード:『夏休みの雨降家』 ( 仮)
To: kataribe-ml@trpg.net
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2002年09月09日:20時43分39秒
Sub:Re: [HA06][EP]エピソード:『夏休みの雨降家』(仮):
From:月影れあな


月影れあなです。

どうも、続きです。


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>
> 雪      :「どろぼうさんがいるのかと思ったら怖くなってそこに隠
>        :れていたのです」
> 囲      :「ほえ、どろぼうさん?
>

 雪      :「そうです、どろぼうさんです!」
 囲      :「ふーん、どろぼうさんかぁ」
 雪      :「怖く、ないんですか?」
 囲      :「え、どろぼうさんって怖い人なの?」
 雪      :「え〜と、会った事が無いから分かりませんけど、多分怖
        :い人だったと思います」
 囲      :「へー、じゃあ、ちょっと見てこよう」
 雪      :「こ、怖くないんですか!?」
 囲      :「ちょっと怖いけど……だいじょうぶだよ、すぐ逃げれば
        :いいんだし。雪ちゃんはここで待ってて」
 雪      :「そ、そんな訳にはいきませんよ。わ、私もついていきま
        ;す」

 ぼわんと煙を出して、雪は人間の姿に変化する。囲と一緒に行動しやすいた
めか、その姿は五歳くらいの幼児のそれだった。

 雪      :「そ、それじゃあ、行きましょう」
 囲      :「うん」

 一応年上としての意識からか、先導して歩き出す雪。だが、完全に腰が引け
ている。

 SE      :ばぢんッ

 弾けるような音とともに、突然ただでさえ薄暗かった廊下がふっと真っ暗に
なる。
 
 雪      :「きゃあ! て、停電ですか!?」
 囲      :「そうみたいだね」
 雪      :「それにしても暗すぎる気がしますが、もう夕方でしたけ
        :ど、まだ日は落ちてませんでしたよね?」
 囲      :「うん、外は明るかったよ」
 雪      :「ど、どど、どこかに明かりは?」

 猫の目をしていて暗視できるはずの雪だが、よほど動転しているのだろうか。

 囲      :「えっとね、前停電になったとき、パパが台所からろうそ
        :くをとってきたよ」
 雪      :「じゃ、じゃあ、台所へ行きましょう」
 囲      :「こっちだよ」

 囲は台所へ行くために手探りで戸を開けた。

(つづく)

時系列と舞台
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 2002年8月の水上神社周辺

$$
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 と、言う事で戸を開けます。誰かつないで下され。

 停電は演出でござる。理由はあとからいくらでもついてくる。
 ところであの足跡、不思議空間になってる雨降家で道に迷わないためにつけ
た指標のような物にしようかなぁと思うのですが。誰かが「きたないなぁ」と
言って拭き消してしまい、ドロボウブラザーズも帰れなくなるとか。




    

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