[KATARIBE 24835] [HA06P]エピソード『メール交換』

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Date: Mon, 19 Aug 2002 13:46:30 +0900
From: "Motofumi Okoshi" <motoi@mue.biglobe.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 24835] [HA06P]エピソード『メール交換』
To: "Kataribe ML" <kataribe-ml@trpg.net>
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MOTOIです。Internetが使えるようになった史雄のEPを
暇つぶしに書きました。(ぉぃ
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エピソード『メール交換』
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登場人物
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 西久保史雄(にしくぼ・ふみお)
  :野球部主将。Internet歴はまだ浅い。ハンドルは「NISHI」。
 桐村駿(きりむら・しゅん)
  :野球部員。Internet歴はそこそこ。ハンドルは「桐生」。
 榎愛菜美(えのき・まなみ)
  :野球部マネージャー。Internet歴は長め。ハンドルは「マナ」。


メールアドレス
--------------
 野球部の盆休みも終わり、今日は練習再開の日。それほど良い天気とはいえ
ないが、まだ雨は降っていなかった。

 史雄     :「よし、集合!」

 新キャプテンの史雄の声が響き渡る。部員達もそれにつられ、元気な声を上
げる。その元気さに圧倒されたのかどうかは知らないが、最後まで雨が降るこ
とはなく練習は無事終了した。そして、その帰り道。

 愛菜美    :「史雄くん、そういえば、そろそろインターネットにつな
        :げるようになったんじゃない?」
 史雄     :「ああ、この間工事の人が来たよ。すでにホームページは
        :見られるよ」
 駿      :「へえ、西ちゃんの家にも回線通ったんだ」
 愛菜美    :「それじゃ、メールも受け取れるようになった?」
 史雄     :「……のはずだけど、まだ送ったことも、受け取ったこと
        :もないからなぁ」
 駿      :「そっか、回線が通ったから、ちゃんとしたメールが使え
        :るのか。僕はネットカフェや親のパソコンだから、フリー
        :メールで我慢してるのに。羨ましいなぁ」
 愛菜美    :「それじゃあ、ためしに送ってみてよ。これが私のメアド
        :ね」

 いつのまに書いたのか、メールアドレスが書かれた紙を史雄に渡す愛菜美。

 駿      :「じゃあ、僕のフリーメールも西ちゃんに教えとこうか。
        :愛菜美ちゃん、書くもん貸して」
 愛菜美    :「あ、はい」

 紙とペンを受け取り、自分のメールアドレスを書いて、史雄に渡す駿。

 史雄     :「二人ともありがとう、早速家から送ってみるよ」
 駿      :「ところで、西ちゃんのアドレスは?」
 史雄     :「………悪い、覚えてないや」
 愛菜美    :「じゃあ、メアドもメールで送ってもらえばいいじゃな
        :い」
 駿      :「あ、そだね。西ちゃん、ちゃんと送ってよ」
 史雄     :「わかったわかった」

 そして、この日は特に寄り道せず、家に帰った。


メール送信
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 帰宅後、史雄は早速パソコンに向か……う前に、以前買っておいたパソコン
のガイドブックを開いた。そこには、メールの送信方法がわかりやすく掲載さ
れている。

 史雄     :「なるほど、送信自体は割と簡単なんだな。後は、メール
        :ソフトの設定か」

 とはいえ、ソフトの設定も、最近のパソコンは以前と比べれば格段にわかり
やすく、簡単になっている。実際、史雄にも、説明書きを見ながらではあるが、
簡単に設定できてしまった。

 史雄     :「えっと、メールを送るときは、テキストモードのほうが
        :確実……か。なるほど」

 本に書いてある通りにソフトを設定し、いよいよ本文の記述に入る。

 「こんにちは、史雄です。アドレス教えてくれてありがとう。こっちもアド
  レス送るから、もしこのメールが届いたら返事してくれ。それじゃあ、こ
  れからネットでもよろしく。」

 というような本文に、自分のメールアドレスを添えて、駿と愛菜美に送信し
た。

 史雄     :「さて、少しホームページでも見ようかな。家のパソコン
        :だと、お気に入り登録ができるから便利だよな」


メール受信
----------
 しばらくすると、メールソフトの自動受信機能が働き、4通のメールを受け
取ることができた。

 史雄     :「おっ、届いた届いた」

 調べてみると、最初の1通はCATV局からの案内、2通目は父の豊から、3通
目が愛菜美から、4通目が駿からであった。

 史雄     :「父さんからも来てるよ。それにしても、駿も愛菜美ちゃ
        :んも返事が早いなぁ」

 さて、メールの内容はというと……

 「史雄へ このメールを読んでいるということは、メール受信の環境が整っ
  たということだろう。お前のメールアドレスは千葉のパソコンにも送って
  おいたから、しばらくしたら裕雄からもメールが届くと思う。それでは、
  勉強も部活動も頑張れよ。 父より」

 「こんにちは、愛菜美です。メール届いたよ〜。早速返事するね。それと、
  さっきは言い忘れたけど、私は自分のホームページも持ってるんだ。URL
  送るから、アクセスしてみてね。私のハンドルは『マナ』っていうんだ。
  史雄くんのハンドルはもう決まってるのかな?決まったら教えてね。
  『マナ』こと榎 愛菜美」

 「西ちゃん、メール届いたよ。西ちゃんにもちゃんとできるんだね〜。あ、
  ほめてるんだよ。だって、初めて送ってくる人は、たいてい文字化け起こ
  すんだけど、西ちゃんのメールは化けなかったもん。それじゃ、またメー
  ル送ってね〜。 桐生(キリュウ)」

 史雄     :「うん、ちゃんと送れてたんだな」

 そして、またメールを送る史雄。父には軽い挨拶をし、愛菜美には自分のHN
が『NISHI』であることを知らせる。それが終わると、愛菜美のホームページ
など、またいろいろホームページを覗く。やがて……

 史雄     :「……そういえば、晩飯食ってなかったな。……えっ!?
        :もう8時!?どうりで腹が減ったと思ったら」

 教訓。ネットに集中すると時間を忘れます。くれぐれも気をつけましょう。

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HAホームページにもUPされている、優麻さんがIRCにつなぐEPを見て、
自キャラ3人もIRCデビューさせようかと画策中。

motoi@mue.biglobe.ne.jp
Motofumi Okoshi

    

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