[KATARIBE 24831] [KR03P] 『宝は誰の手に』

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Date: Sun, 18 Aug 2002 01:57:52 +0900
From: "AMON" <iagant@hotmail.com>
Subject: [KATARIBE 24831] [KR03P] 『宝は誰の手に』
To: <kataribe-ml@trpg.net>
Message-Id: <OE250JFaTijlqzUrIz8000011d1@hotmail.com>
X-Mail-Count: 24831

どもーAMONですー
赤竜討伐の裏で起こっていた出来事を一つ

参考ログ
http://kataribe.com/cgi/irc_view.cgi?channel=KR&day=20020729
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宝は誰の手に
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ここまでのあらすじ
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王都に接近した赤竜との決着も見えたと判断したミラはあらかじめ巧妙に赤竜
に運ばせておいた愛剣S・クレセントのある場所へと『秘密の部屋』の能力を
使用し瞬間移動した、そこは赤竜の財宝置き場の筈であったが…


縦穴
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移動してきた先は薄暗い縦に細長い穴の中。S・クレセントは赤竜に運ばせた
時に使った箱の中に入ったままだった。何故なら本来S・クレセントのある場
所に箱があるからである。ミラは耳をすましてみるが何も音は聞こえてこない。


#ちなみにミラの体にも箱がめりこんで見えてるが、『秘密の部屋』のこの場
所では物がかさなって見える事があっても、実際は重なっている訳ではなく、
並行空間それぞれの映像が同時にミラに見えているだけである。そもそも触る
事も出来ない。(S・クレセントだけは例外)


 ミラ     :「(さてさて、上のほうに明りが見えるけど回りは全部岩
        : かー、箱に乗れば外の様子が見れそうだから、とりあえ
        : ず『部屋』の外に出て辺りを確かめてみようかなー)」


#なんて説明がましい台詞ナンデショウ(w


現実の空間に出ると同時に箱の中にある愛剣S・クレセントを手元に引き寄せ
ると箱の上に足を乗せて、外を見ようとするミラ

 ミラ     :「ここは巣穴じゃーないの?)」

 SE      :ズルズルガラガラガラガラ……

 ミラ     :「!?」 

ミラの乗った箱は突然滑り出し、更に下へと落ちていくようだった。
ミラは咄嗟に再展開した秘密の部屋に入り落下をまぬがれ、落ちていく箱の行く
末を見守る事にした

 SE      :ガコーン 

どうやら穴の底に激突して箱は止まったようだ。音からして結構深そうだった。

 ミラ     :「あぶなかった…」

更に数m落下して上までの距離が遠くなってしまったが、華麗な幻影剣舞の
身のこなしでするすると登っていく

#最初からこうしてればよかったか(w

外に出ると、どうやらそこは古井戸だった


古井戸
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 ミラ     :「…砦…かな?」 


古井戸から抜け出し周りを確認すると城壁、そして城郭…城郭の入り口は開い
ている。広さ、造りをミラの記憶と照らし合わせるとどうやら赤竜の住む砦ら
しかった。ちょっと辺りをうろうろ歩き回ると

 ミラ     :「どうやらそのようだわよね…」
 ミラ     :「でもなんで箱があそこに??」
 ミラ     :「ん?ちょっとまってよー」


井戸の底が赤竜の宝物庫かっ、やるなー赤竜O(≧∇≦)O イエイ!!とか思っ
て再びロープを使い井戸の底に潜るミラ。しかし井戸の底にはさっきの箱があ
るだけだった(汗 再び地上に戻る。

 ミラ     :「疲れルー( ̄∇ ̄;) 」
 ミラ     :「(アヤシイと思われて捨てられた??)」

気を取りなおして砦内部へと向かうミラだった


最後に笑う者
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砦の中に入ると天井に大穴が開いていて光が差込んでいた。赤竜が出入りしや
すい様に開けたのであろう。…そして何故か唐草模様の風呂敷を背負った爺が
1人そこには居た。

 ミラ     :「(誰?)」


その爺の側には、ぱんぱんにモノの詰まった風呂敷がもう1つあった。そして
もう1つ 広げられた風呂敷が用意されている。広げられた風呂敷には、金貨
などが山と積まれていた。
 
 ミラ     :「……」

目が点になっているミラ。そして爺はいそいそと広がっている風呂敷をたたみ
はじめている所だった。気付いているのかいないのか、ミラを気にもせず作業
を終えると、ミラの方を向いて一言。

 ????   :「ご苦労!」 
 ミラ     :「…はあ、???」 
 ????   :(天を指差す) 
 ミラ     :「あのー、ヨバさん…ですか?」 

話しに聞いただけのヨバかどうかを外見だけで判断する事は無理っぽかった。
つられて上をちらっと見てしまうミラ

 ????   :(ニヤリ) 

上を見たあと、爺に視線を戻すと爺は煙のように消えていた…あっけに取られ
る残された者1名。

 ミラ     :(しばらくかたまり…) 

30ほど数えるくらいの間、時がただ流れていた。ふと我に返るミラ。

 ミラ     :「上には上か…」 

ちょっと諦め顔のミラ

 ミラ     :(内心くやしい) 

とは言え、やはり悔しいらしい

 ミラ     :「あーあー」 
 ミラ     :「さて…」 
 ミラ     :「なんて説明しよっかなー(w」 

泳ぎぎみの視線で辺りを見渡すと、数枚の金銀銅貨が散らばっているのみ。

#正確に言うと
[Ji-GUY] 金貨6枚、銀貨12枚、銅貨5枚見つかります 
なのだ(w

 ミラ     :「根こそぎね…」 

今思えば井戸に箱捨てたのもあの爺だな、などど考えるミラ

 ミラ     :「ふー」 
 ミラ     :「帰ろかなー」 

がっくり肩が落ちた状態で出口に歩き出すその後ろ姿はもうかける言葉も無い
感じである

 SE      :スタスタ(ちょっと疲れぎみ 

 ミラ     :「あ…」 

立ち止まって一言つぶやく

 ミラ     :「帰り道わからないかもー( ̄∇ ̄;) 」 

彼女は道を記憶するのが苦手だった(w


 $$ 

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裏設定について
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[AMON] #王都の財政危ないかも(w
[AMON] やられたって感じですねー(w
[AMON] ドラゴン死んだ直後なら普通のやからは来れないと思ってたんですけ
    どね
[AMON] 魔術師さんが測ったようなタイミングで来てるとは
[AMON] #ヨバしかいねーよ(w
[Ji-GUY] 臭い袋に縫い付けた宝石からずっと様子を伺ってましたから。
[AMON] #分析しとくんだった(w
[AMON] 戦闘開始と同時に飛ぶべきだったか(w
[AMON] #しかし帰りは歩きだからなー<ミラ
[AMON] #その後傭兵集団と落ち合って帰ろう
[AMON] さてさて一件落着だなー(違


以上です
んではー

    

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