Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage
Date: Tue, 13 Aug 2002 23:30:44 +0900
From: "Motofumi Okoshi" <motoi@mue.biglobe.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 24825] [HA06P]エピソード『西久保兄弟の帰郷−1日目』
To: "Kataribe ML" <kataribe-ml@trpg.net>
Message-Id: <000c01c242d6$6f331b10$0200a8c0@VAIO>
X-Mail-Count: 24825
MOTOIです。西久保兄弟の帰郷エピソードを。
**********************************************************************
エピソード『西久保兄弟の帰郷−1日目』
=====================================
新幹線内
--------
社内販売員 :「お弁当、お飲み物、おみやげ品はいかがですか」
史雄 :「すみません、アイスクリーム2つください」
ここはJR東海道新幹線・のぞみ号の車内。京都駅からこの電車に乗り込んだ
史雄・裕雄の二人は、雑談や食事などをしてくつろいでいた。
アナウンス :「まもなく、終点・東京です。東北・山形・秋田新幹線、
:上越・長野新幹線、中央線、山手線、京浜東北線、横須賀
:線、総武快速線、京葉線、地下鉄丸ノ内線はお乗換えです。
:どちら様もお忘れ物のない様に……」
裕雄 :「兄さん、終点ですよ。乗り換えなければ」
史雄 :「……っと、つい寝ちゃったな。もう東京か。やっぱり新
:幹線は速いな」
到着、そして再会
----------------
新幹線から降りた二人は、東京駅の長い通路を通って、祖父母の家の方向へ
走っている路線に乗り換えた。そしておよそ40分後、電車は祖父母の家の最
寄り駅へ到着した。
史雄 :「ふーん、駅の周りの様子は、去年来た時とそれほど変わ
:ってないな」
裕雄 :「駅の周りはそうかもしれませんが、市内には結構新しい
:スポットができたりしていますよ」
史雄 :「へえ……あっ、爺ちゃんも婆ちゃんも、もう駅に来てる
:じゃないか」
早速、1年ぶりに会う老夫婦のもとに駆け寄る史雄。裕雄もそれに続く。
史雄 :「爺ちゃん、婆ちゃん、久しぶり。元気だった?」
祖父 :「おお、史雄くんか。ああ、おかげさまでな」
祖母 :「史雄くんのほうはどうだい?一人暮らしには慣れた?」
史雄 :「うん、何とかうまくやってるよ」
そして、祖父の運転する車で家に到着すると、二人は2階に上がった。
史雄 :「ふうん、この部屋を自分の部屋にしてるのか。結構いい
:待遇じゃないか」
裕雄 :「ええ、2階で一番広い部屋を使わせていただいて。まあ、
:整理整頓が大変ですけれどもね」
史雄 :「じゃあ、今日は俺もここで寝かせてもらうか」
裕雄 :「ご自由に。そのために、出発前に整理しておきましたか
:ら。ところで、父さんと母さんのほうは?」
史雄 :「ああ、明日の午前中に成田に着くって言ってたから、出
:迎えに行くぞ」
裕雄 :「はい、わかりました」
祖母 :「史雄くん、裕雄くん、ご飯ですよ」
史雄 :「ああ、もうそんな時間か。はーい、今行くよ〜」
その後、4人で食卓を囲みながら、いろいろな話をした。学校のこと、部活
のこと、吹利での生活のこと……久々の再会に、心休まる史雄であった。
$$
**********************************************************************
続きます。
motoi@mue.biglobe.ne.jp
Motofumi Okoshi