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Date: Mon, 12 Aug 2002 04:03:41 +0900
From: Akito <akito@trpg.net>
Subject: [KATARIBE 24821] [HA06][EP]エピソード:『夏休みの雨降家』(仮)
To: "[kataribe-ml]" <kataribe-ml@trpg.net>
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アキトです。
月影れあなさんに書いてもらった所を追加しました。
# 囲(己担当キャラ)の台詞部分とか、ちょっとだけ修正してます。
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エピソード:『夏休みの雨降家』(仮)
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登場人物
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雨降 囲 :雨降蓮太郎氏の養女な井戸の精。元気いっぱいだが少女で
:反面かなりのトラブルメイカー。[273番]
雪 :かこいの大事なお友達。猫形態もとる女のこ。[307番]
夕暮れ時の広場
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夏休みということもあって、広場ではたくさんの子供たちが鬼ごっこや缶け
り、かくれんぼなど、色々な遊びに興じていた。
囲 :「ねーねー、次は何してあそぼっかー?」
子供たち :「……」
囲 :「どうしたの?」
女の子 :「かこいちゃん、ごめんね。あたしそろそろ帰らなきゃ」
囲 :「えー」
男の子 :「わりぃ、おれもだ。そろそろウチも晩飯だしさ」
囲 :「……そっか。それじゃ、また明日も遊ぼうねっ」
子供たち :「もちろんっ♪」
帰り道
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とぼとぼと家路につくかこいちん。なにやらさっきまでの元気がない。
囲 :「いーな、みんなは。帰ってもおうちの人が居て。
:どうせ今日もパパ帰り遅いし………ちぇっ」
雨降宅に到着
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囲 :(カギを開けなくちゃ……あれ、開いてる?
:もしかして開けっぱなしで遊びいっちゃってた?)
戸を空けたとたんその音に反応して、靴箱の影から小さな影が飛び上がった。
? :「きゃっ」
囲 :「え、えっ、誰かいるの?」
誰何の声に、それは怯えつつも顔を出した。
そこには水色の不思議な毛並みに、金色の目をした子猫の姿。
囲には見覚えがある子猫だった。
? :「(おそるおそる)かこいちゃん?」
囲 :「あっ、雪ちゃんだったのかぁ(ほっ)
:どうしたの、そんなところで。かぎ開いてた?」
雪 :「あ、あのっ、私が遊びに来て、囲ちゃんいなくて、かこ
:い号もなくて、鍵開いてて……え〜と、え〜と(ぱにっく)」
囲 :「雪ちゃん、落ち着いて」
雪 :「あ、あれ……」
と言って、雪が指差した先には、墨で塗ったように分かり易い足跡が二人分
廊下の奥の方へと続いている。
雪 :「どろぼうさんがいるのかと思ったら怖くなってそこに隠
:れていたのです」
囲 :「ほえ、どろぼうさん?」
(つづく)
時系列と舞台
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2002年8月の水上神社周辺
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はてさて、どうなることでしょうか。
ちなみに先日、友人と商店街を歩いていたら「どろぼーっ」と
叫ぶ声があったのですが(友人は聞きそびれてたらしかった)。
友人:「あれ、どうしたの、ぼーっと遠くを見て」
ボク:「あっちで『ど、どろぼー』と叫ぶ声がしてたんでね。
:……もしかしたら『どろたぼう』の聞き間違えかもしれんから
:ちょっと確認したくて」
友人:「んなわけあるかいっ(びしっ)」
……なんて会話をしてしまいました。
ちなみに
ボク:「(『どろたぼう』で即反応できるキミもすごいと思うが。
:……これ言ったらまた怒られるからだまっとこ)」
とか内心思ってたのはヒミツです(苦笑)