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Date: Fri, 10 May 2002 03:17:18 +0900
From: "Motofumi Okoshi" <motoi@mue.biglobe.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 24462] [HA06P] 『みんなでわいわいバーベキュー』
To: "Kataribe ML" <kataribe-ml@trpg.net>
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MOTOIです。バーベキュー話に、駿を誘うところを
追加します。
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エピソード『みんなでわいわいバーベキュー』
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誘い−桐村駿編
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史雄 :「さて、肉だけじゃ何だし、野菜とか買ってくるか…」
壱村内には、小さな商店がいくつかあるが、あまり大量の材料を購入するの
には不向きである。バス・電車の定期券もあるので、吹利市内のスーパーに行
った方が良いだろう。
SE :「Trrrr…………」
と、出かけようとしたところで、史雄の家の電話が鳴った。
史雄 :「はい、西久保です」
駿 :「ヤッホー、西ちゃん」
史雄 :「何だ、駿か」
電話の相手は、桐村駿。学校、部活での、史雄の後輩である。もっとも、駿
の方は、後輩という意識はなく、友達という感覚で史雄に接しているのだが。
駿 :「何だはないでしょ、せっかく電話してあげたのに」
史雄 :「お前に電話してくれなんて頼んだ覚えはないぞ。…まあ
:いい、何の用だよ」
駿 :「前大阪行ったときに頼んだよね、西ちゃんの家に遊びに
:行かせてよって」
思い出した。前に大阪にプロ野球を見に行った帰りに、駿にそのようなこと
を言われた。まあ拒否する理由もなかったし。
史雄 :「じゃあ、今日来るつもりなのか?」
駿 :「うん、せっかくのゴールデンウイークだしね、今日も明
:日も部活休みだしさ」
史雄 :「明日もって……泊まるつもりなのか?」
駿 :「もっちろん。ついでに夕食もご馳走になるつもり」
史雄 :「まったく、相変わらず図々しいヤツだなぁ」
まあ、もともとバーベキューには駿を誘うつもりでいたので、こちらから誘
う手間が省けた、と史雄は思った。
史雄 :「まあいい、じゃあ俺は今から晩飯の材料を買いにスーパ
:ー二村に行くから、お前も付き合え」
駿 :「二村まで行くの?別に壱村にも店はあるでしょ?」
史雄 :「まああるけど、大量に買い込むときはあそこの方が便利
:なんだよ」
駿 :「大量?僕と西ちゃんの二人だけじゃないの?」
史雄 :「実はな…」
史雄は、駿にバーベキューをやるということと、そこに至るまでの経緯を説
明した。
駿 :「へー、それじゃ、ちょうどいいときに電話したんだね、
:僕」
史雄 :「まあ、そういうわけだから、荷物持ちくらいは付き合え
:よ」
駿 :「オッケー。じゃ、僕も二村でお菓子とか買いたいから、
:二村で待ってるよ」
史雄 :「よし、じゃあ二村で落ち合おう。何かあったら、俺
:の携帯のほうに電話してくれ」
駿 :「わかった、じゃ、また後でね」
双方とも電話を切る。
史雄 :「さて、出かけるついでに、和泉先輩と桜居も誘おうかな」
向かいに住んでいるこの二人は誘わないわけには行くまい。まして、桜居を
誘わなかった日には、何を言われるかわかったものではない。そう思った史雄
は、家を出て、向かいの家の呼び鈴を押した。が……
SE :「ピンポーン、ピンポーン」
いくら押しても反応がない。どうやら留守のようだ。
史雄 :「仕方ないな、後で電話でもするか。とりあえず、あまり
:駿を待たせても悪いし、スーパーに向かおう」
というわけで、史雄は壱村を後にし、吹利市内のスーパー二村に向かうのだ
った。
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と、こんな感じです。
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Motofumi Okoshi