[KATARIBE 24415] [HA06P] 『新学期前』

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Date: Fri, 3 May 2002 18:07:17 +0900
From: "Motofumi Okoshi" <motoi@mue.biglobe.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 24415] [HA06P] 『新学期前』
To: "Kataribe ML" <kataribe-ml@trpg.net>
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MOTOIです。遅くなってしまいましたが、EP『新学期前』の続きです。
いつものように、厳しくセリフチェックをお願いします。

>  宗谷     :「それにね、この服おかあさんの形見なんだ」
>  史雄     :「えっ!?」
>
>  思わず驚きの声を上げた。いろんな意味で。
>
>
> **********************************************************************

 史雄     :「じゃあ、その服は、月影先輩のお母さんが着ていたんで
        :すか?」
 宗谷     :「うん、そーだよ」
 史雄     :「(いったい、どんな母親なんだ……)」

 そんな史雄の気持ちを察して……かどうかは知らないが、ポケットから母親
の写真(の入ったパスケース)を出す宗谷。

 宗谷     :「これが、ぼくのおかあさん」

 興味深そうに写真をのぞきこむ史雄。そこに写っていたのは、見るからに悪
そうな、バリバリのヤンキー娘……というわけではなく、宗谷にそっくりの
かわいらしい少女だった。…が、やはり宗谷と同じく、「服に着られている」
という印象を受ける。

 史雄     :「…へえ、先輩にそっくりっスね」
 宗谷     :「うん、よくおかあさん似だって言われてたんだ」
 史雄     :「(実は、思いっきりごつい女の人を想像したんだよね)」
 宗谷     :「うい?何か言ったかな?」
 史雄     :「いえ、何も……」

 そんな話をしていたが…

 史雄     :「ふう、ごちそうさま」
 宗谷     :「ええ?もう食べ終わっちゃったの?」
 渋柿     :「は…早いな、西久保君」

 考え事をしながら食べていた和泉よりも早いのはわかるが、それにしても
史雄の食べるスピードは並ではなかった。

 史雄     :「じゃ、デザートお願いします」

 驚く二人をよそに、デザートを頼む史雄。

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ここで切りますので、よろしくお願い致します。

motoi@mue.biglobe.ne.jp
Motofumi Okoshi

    

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