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Date: Mon, 15 Apr 2002 10:44:38 +0900 (JST)
From: ごんべ <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 24279] Re: [KR03]: ホワイトリーズにて:アクセス>ミラ
To: kataribe-ml@trpg.net
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2002年04月15日:10時44分38秒
Sub:Re: [KR03]: ホワイトリーズにて:アクセス>ミラ :
From:ごんべ
ごんべです。
吉GUYさん、AMONさん、こんにちは。
>>質問:紙ってあるんですか?
>ですので、羊皮紙も文字も存在しているワケですが、
>問題としたかったのは、識字率のことです。
>とは言っても、史実的にはどうあれ、
>13世紀欧州で技術的、物理的に不可能なことでなければ、
>「ホワイトリーズでは、他所と違ってこういう方法をとっています」
>と夜月天星さんが宣言されるのは全然問題なくOKです。
若干資本主義的な思考が入りますが、ある程度同業他者が多い街であれば、
「文字を多用することで、客層を選ぶことができる」
という効果は得られるかも。
文字を読み書きできるのは主に、上級階級(≒支配者層、特権階級)、イン
テリ層、裕福な層、商人(特に遠距離流通従事者)、ということになるでしょ
うから、客をそれらに限定できる(それ以外の客をはじき出すことができる)
なら、宿の格は上がろうというものです。
それでうまく商売が成り立つのか、ステイシアさんの好みに合うのか、は別
の話ですが。
>>どうやら羊皮紙のようですね。おーしかし筆記用具については記述見つからないなー
>>まてよ、でもパピルスかもしれないし、でも、紙があると便利だなー
>>一応希望も書いときます
>原則として、13世紀の欧州に普通に無ければ、KRにも普通に無いです。
じゃーん。
http://homepage2.nifty.com/ToDo/cate1/paper4.htm
13世紀欧州は、ちょうど漉き紙が伝来した頃、とこのサイトにはあります
(12〜14世紀に伝来)。(^^;
15世紀の印刷発明以降でないと、所詮普及はしていないようですが。
というわけで、下記のようにするのはどうでしょう。
ようひし【羊皮紙】《アイテム》
羊などの家畜の皮を用い、アルカリ(石灰など)の溶液に浸けて毛
をむしり、果汁(ライムなど)に浸けて柔らかくした後、木の枠など
に張って引き伸ばし・乾燥・表面磨きなどを行う。衣服などに使う革
と違うのは、その後なめさずに生皮のまま使うことが多かった(なめ
すとインクがにじむため)ことである。その代わり、白色の鉱物粉を
すり込むなどして不透明化処理を施している。
長所は、それまでのパピルス紙と比べて柔らかい、同じく両面に書
くことができる、大変丈夫で書きやすい、など。そしてそれらが故に、
「本」の形で取り扱うことができるようになったことである。
短所は、一頭の羊からとれる傷のない皮は限られている上に加工の
手間がかかるので非常に高価である、長期間の使用・保存を経ると
(特に巻物状の使用において)表面の傷みや擦り切れで読みづらくなっ
てくる、など。
→紙の扱い
かみ・の・あつかい【紙の扱い】《ルール》
KR世界で一般に見られる紙は、羊皮紙である。布くずを漉いて作ら
れる漉き紙も存在し羊皮紙より安価だが、作り手も需要も少ないため、
まだ出回っている範囲が限られている。
→羊皮紙
以上、よろしくお願いします。
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ごんべ
gombe@gombe.org