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Date: Wed, 26 Dec 2001 14:41:19 +0900 (JST)
From: ごんべ <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 23361] Re: [HA06L1] 語り部への新規参加上の障壁に関する分析
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200112260541.OAA09249@www.mahoroba.ne.jp>
In-Reply-To: <200112251302.WAA78931@www.mahoroba.ne.jp>
References: <200112251302.WAA78931@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 23361
2001年12月26日:14時41分18秒
Sub:Re: [HA06L1] 語り部への新規参加上の障壁に関する分析 :
From:ごんべ
ごんべです。
この件については、ごんべの日常においても思うところがありましたので、
その辺りを雑談として書いておきます。
>[HA06L1] 語り部への新規参加上の障壁に関する分析
>===============================================
>新規参加者も甘えてはいけない
>----------------------------
>吉GUY
> 私がここに参加しはじめた頃を思い出してですが
> 新規者が、初めから「古参にお手手を引いてもらう」ことを前提に
> しているコトに無理があるのではないかと思います。
>吉GUY@私の経験上
> 最終的には「お手手を引いてもら」わなければならなくなりますが、
> 先ずは新規者が「古参がお手手を引きたくなる」ように動かなくては
> ならない、と思うのです
>動いてもらうには、まず自分からネタを
>------------------------------------
>
>吉GUY@要求事項が大きいですが
> 要するに新規は、古参に「なんておいしいネタの新人なんだっ!?」と
> おもわせなきゃぁならない、と思うわけです
>吉GUY
> 「面白そうでなければ誰も食いつかない」という点では
> 新人も古参も同じ扱いなわけで
>吉GUY
> 新人にしろ古参にしろ、周りに何かをして欲しければ、
> 具体的に「こうしてくれ」という要求を提示しなければならないと
> 思いますし、その要求が実現容易なものであるように
> ネタ出しした本人が整備しなくては、どーにもならない、と思うのです。
『求めよ、さらば与えられん』
皆さんもご存知のこのセリフ、キリスト教の聖典に出てくる(聖書)有名な
言葉です。唯一神(造物主)の言葉だったと思いますが。(<コーランはどう
なんだろう?)
このセリフを読んで、「すげえ甘い神様だ」と思った方々もいらっしゃるか
も知れません。ごんべも時々思います。また、そう解釈して「(キリスト教の)
神様は、愛だ」という主張も無きにしもあらずですが。
最近ごんべが思うようになった解釈では、この言葉は、つまり
『お前の望むとおりにしてやってもいいが、まず、そう言え』
と言うことなんだと考えています。
キリスト教の神様はよく「契約の神」とも評されますが、この言葉もその性
質を反映した言葉であるとごんべは思うようになりました。要は、
「要望があれば、それをちゃんと口に出して伝えなければ、
たとえ先方が準備万端だったとしてもかなえられない」
ということだろう、と思います。たとえどんなに甘い神や親であっても、そう
いうものですよね。
話は飛びますが。
思春期の子供たちの扱いというのは、なかなかに大変なものであるようです。
それまで経験したことのないプレッシャーを受けるようになり、しかもそれ
に自力で立ち向かっていかなければならなくなる時期。この頃の子供(中学生
くらいですか?)の言葉でよく聞くのが、「(自分のことを)誰もわかってく
れない」というものです。
実はこれ、子供が一方的にそう思っている可能性も否定できません。そうで
あれば、単なる「甘え」です。なぜならば、
「今まではただ、周囲が彼/彼女のことを **わかってあげてた** だけ」
だろうと思われるからです。そんな手間を払ってくれる人々ばかりでなくなり、
また、大人の入り口に立って周囲の人の対応も変化し、壁にぶつかる。そこで
自分の要望を伝えなければいけないのに、それをしない。それでは行き詰まる
のは当たり前ですね。
もっとも、そう言う袋小路にはごんべ自身が嵌っていた頃もありまして(^^;、
ですから子供には、既に今の年頃から「ちゃんと言え、そうすれば聞いてもら
える」(逆の立場でもそうならなお良し)ということを伝え、“会話で意思を
伝え、聞く”ようになる教育を心がけています。
(成果がわかるのは十年後(笑))
せっかく言ってくれていても聞く耳を持たなければ台無しですから、親も懐
を深くして構えていなければならない、と言う課題もありますけどね。
親稼業は難しいです。
くどくなりましたが、TRPGでも一緒、語り部でも一緒、ですよね。
自分の要望を会話(文章)で伝える。相手の言葉(文章)には耳を傾ける。
(1)プレイヤーは、要望があれば自分の中に抱え込まない。
(一般生活を含め、よくやっちゃいます。自分で気付かない(!)ことも。)
(2)周囲の人も、要望が出れば理知的かつ前向きに考える。早合点しない。
(自分の流儀や都合に反すると、頭ごなしに拒絶しがちになりますね。)
マスターもそうですが。
(3)双方の要望を満たせる最大成果を探すよう、努力する。
(前向きに納得できる条件を探しましょう。
勝手に納得して周囲を置いてけぼりにしてはダメ(笑))
と言う辺りが、大切なのだろうと思います。
今回の狭間の進め方についての問題では、IRCにて現状に対する感想が文字
になって伝えられたので、ここまでの意見交換ができたのでしょう。始点であ
る(1)がちゃんと提起されたからできたのですね。その結果実るもののことを
考えると、大変喜ばしいことだと思います。
この調子で、問題点があれば洗っていきましょう(笑)。
ではでは。
================
ごんべ
gombe@gombe.org