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Date: Sat, 3 Nov 2001 11:48:32 +0900
From: "Kato" <az7k-ktu@asahi-net.or.jp>
Subject: [KATARIBE 22867] [HA06P] 「雨の日の朝は……」
To: <kataribe-ml@trpg.net>
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ちわっ、月影です。
今日は宗谷君と鈴鹿さんの朝の風景を少し書いて見ました。
家には祖父もいるはずなんですがねぇ、何処にいるんだろ、まだ寝てるのかな?
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エピソード『雨の日の朝は……』
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登場人物
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月影宗谷 :天然の入った外見美少女少年。
月影鈴鹿 :宗谷の姉。一見おっとり系和風美少女だが、実は鬼である。
ある朝の月影家
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宗谷 :「おっはよー、姉ちゃん。」
鈴鹿 :「おはようございます、宗谷さん。ごはん出来てますわよ。」
宗谷 :「わーい、いっただきまーーす。」
元気に朝ごはんを口に書き込む宗谷。その様子を微笑ましそうに見つめてい
た鈴鹿だったが、何かに気付いて、ふいに外へ目をやる。
鈴鹿 :「あら?」
宗谷 :「どうしたの?姉ちゃん。」
鈴鹿 :「雨が降ってきましたわ。」
言われて宗谷も外に目を向ける。確かにしとしとと雨が降り始めている。
宗谷 :「あ〜あ、今日はバスで登校かなぁ……」
いつも自転車で登校している宗谷にとって、雨はあまり嬉しいものではなか
った。
宗谷 :「じゃあ、いってくるね。」
鈴鹿 :「あっ、宗谷さん。少し待って。」
学校へ出かけようとする宗谷を鈴鹿は何故か引き止める。
宗谷 :「どうしたの?」
鈴鹿 :「ふふふ、こんな事もあろうかと宗谷さんのためにレイン
:コートを作って置きましたの。」
そう言って、何処からかレインコート(自称)を引っ張り出してきた。
宗谷 :「ね、姉ちゃん。これは……」
鈴鹿 :「ふふ、可愛いでしょ。」
なんと鈴鹿が持ってきたのは猫耳フード付きローブであった(爆)
鈴鹿 :「宗谷さんのために昨日徹夜しましたのよ。」
宗谷 :「みぃ?これファイナルファンタジー3に出てきた導師の
:格好じゃないの?」
鈴鹿 :「そうですけど?」
宗谷 :「すごいや!姉ちゃんありがとう!」
そう言って、いそいそとローブを着込む宗谷。をい、まてや。コスプレして
学校行くつもりかこいつ。
宗谷 :「わあ、あったかい……」
鈴鹿 :「気に入りましたか?」
宗谷 :「うん、でも……(口ごもる)」
鈴鹿 :「どうかしました?」
宗谷 :「あのね、ポニーテールが邪魔でフードが上手くかぶれな
:いの。」
どうやら大きなポニーテールにフードが引っかかって引っかかってしまうら
しい。
鈴鹿 :「あっ、そうですわねぇ……こうすればいかが?」
ポニーテールをほどくと、ささっと手馴れた様子でお団子を二つこしらえて、
大きなリボンを蝶ネクタイのように首元に結びつけた。
宗谷 :「あは、これで完璧だね。」
鈴鹿 :「うふふ、よくお似合いですわ。」
宗谷君……君はほんとにそれで満足なのか?
宗谷 :「じゃあ、いってきま〜〜す!」
鈴鹿 :「はい、いってらっしゃいませ。」
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つ、つっこみ役がいない……ボケボケワールドになってしまってる。
う〜ん、師匠もボケてるからなぁ……かといって祖父ちゃんにつっこませると気が
引けるし、キャラもちゃんと作らんとあかんくなるし……
ひょっとして、私のキャラってみんなボケてる!?むむ、こりは由々しき事態だ。
月影れあな => az7k-ktu@asahi-net.or.jp