[KATARIBE 22867] [HA06P] 「雨の日の朝は……」

Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage


Index: [Article Count Order] [Thread]

Date: Sat, 3 Nov 2001 11:48:32 +0900
From: "Kato" <az7k-ktu@asahi-net.or.jp>
Subject: [KATARIBE 22867] [HA06P] 「雨の日の朝は……」
To: <kataribe-ml@trpg.net>
Message-Id: <002901c16412$092fc8c0$58820dd3@oemcomputer>
X-Mail-Count: 22867

 ちわっ、月影です。

 今日は宗谷君と鈴鹿さんの朝の風景を少し書いて見ました。
 家には祖父もいるはずなんですがねぇ、何処にいるんだろ、まだ寝てるのかな?


**********************************************************************

エピソード『雨の日の朝は……』
==========================
登場人物
--------
 月影宗谷 :天然の入った外見美少女少年。
 月影鈴鹿 :宗谷の姉。一見おっとり系和風美少女だが、実は鬼である。

ある朝の月影家
--------------

 宗谷  :「おっはよー、姉ちゃん。」
 鈴鹿  :「おはようございます、宗谷さん。ごはん出来てますわよ。」
 宗谷  :「わーい、いっただきまーーす。」

 元気に朝ごはんを口に書き込む宗谷。その様子を微笑ましそうに見つめてい
た鈴鹿だったが、何かに気付いて、ふいに外へ目をやる。

 鈴鹿  :「あら?」
 宗谷  :「どうしたの?姉ちゃん。」
 鈴鹿  :「雨が降ってきましたわ。」

 言われて宗谷も外に目を向ける。確かにしとしとと雨が降り始めている。

 宗谷  :「あ〜あ、今日はバスで登校かなぁ……」

 いつも自転車で登校している宗谷にとって、雨はあまり嬉しいものではなか
った。

 宗谷  :「じゃあ、いってくるね。」
 鈴鹿  :「あっ、宗谷さん。少し待って。」

 学校へ出かけようとする宗谷を鈴鹿は何故か引き止める。

 宗谷  :「どうしたの?」
 鈴鹿  :「ふふふ、こんな事もあろうかと宗谷さんのためにレイン
  :コートを作って置きましたの。」

 そう言って、何処からかレインコート(自称)を引っ張り出してきた。

 宗谷  :「ね、姉ちゃん。これは……」
 鈴鹿  :「ふふ、可愛いでしょ。」

 なんと鈴鹿が持ってきたのは猫耳フード付きローブであった(爆)

 鈴鹿  :「宗谷さんのために昨日徹夜しましたのよ。」
 宗谷  :「みぃ?これファイナルファンタジー3に出てきた導師の
  :格好じゃないの?」
 鈴鹿  :「そうですけど?」
 宗谷  :「すごいや!姉ちゃんありがとう!」

 そう言って、いそいそとローブを着込む宗谷。をい、まてや。コスプレして
学校行くつもりかこいつ。

 宗谷  :「わあ、あったかい……」
 鈴鹿  :「気に入りましたか?」
 宗谷  :「うん、でも……(口ごもる)」
 鈴鹿  :「どうかしました?」
 宗谷  :「あのね、ポニーテールが邪魔でフードが上手くかぶれな
  :いの。」

 どうやら大きなポニーテールにフードが引っかかって引っかかってしまうら
しい。

 鈴鹿  :「あっ、そうですわねぇ……こうすればいかが?」

 ポニーテールをほどくと、ささっと手馴れた様子でお団子を二つこしらえて、
大きなリボンを蝶ネクタイのように首元に結びつけた。

 宗谷  :「あは、これで完璧だね。」
 鈴鹿  :「うふふ、よくお似合いですわ。」

 宗谷君……君はほんとにそれで満足なのか?

 宗谷  :「じゃあ、いってきま〜〜す!」
 鈴鹿  :「はい、いってらっしゃいませ。」

**********************************************************************

 つ、つっこみ役がいない……ボケボケワールドになってしまってる。
 う〜ん、師匠もボケてるからなぁ……かといって祖父ちゃんにつっこませると気が
引けるし、キャラもちゃんと作らんとあかんくなるし……
 ひょっとして、私のキャラってみんなボケてる!?むむ、こりは由々しき事態だ。

月影れあな => az7k-ktu@asahi-net.or.jp


    

Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage