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Date: Fri, 20 Jul 2001 04:56:35 +0900
From: AloeDaioh <aloeking@geocities.co.jp>
Subject: [KATARIBE 22016] [HA06L] チャットログ『誤解』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <a04310501b77cebb93a81@[210.170.254.119]>
X-Mail-Count: 22016
蘆薈でする。
2001/7/18昼過ぎの#HA06。
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チャットログ『誤解』
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登場人物
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雨降蓮太郎 :雨男にして雷使い。子供に頼られると弱い。
(PL:蘆薈[lokai])
前野浩 :人間コンバータ。妖魔狩りの仕事中。
(PL:ハリ=ハラ[hari])
語ってみよう
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[hari] ふむ、一度
ゆっくり話したほうがよさそうなりね>前野と雨降
[lokai] そですな
[hari] 前野のことだから
あらぬ誤解を受けて襲われたりしないだろうか
[lokai] うーむ
そのへんは状況次第かも
わけもなく襲撃
ということは流石にあるまい
[hari] うむ
[lokai] 知っている人間に攻撃(と思われる行動)をする時点までは、多少胡散
臭くても放置する
[hari] なら大丈夫か
胡散臭くても、攻撃はしないはずだ
[lokai] ただまぁ
別に攻撃の意図がなくても、攻撃と勘違いするケースはなきにしもあ
らず(にやり)
[hari] ががーーん
[lokai] 特に
対こども
[hari] うが
[lokai] 「女」に対しても、最初かなりそうだった
[hari] 仕事途中(対象子供)
にであったら
いやんなことになりそう
[lokai] ぎゃーん
どんな仕事だろう
[hari] はんたぁ
[lokai] ぎゃー
コドモの姿をした妖怪とか
[hari] 子供に入ってるとかね
幼生固定種とか
[lokai] 庇って前野さを攻撃した挙げ句に、うしろから喰われそうに>雨降
[hari] 邪魔されると、好戦的で短気な前野は、攻撃します(ずぎゃーん)
って、敵と見るわけじゃないけどね、知り合いだし
[lokai] 誤解が解けるまでは反撃しそう>雨降
[hari] うぐうぐ
[lokai] まぁ
適当なところで、意図は問いただすだろう
普段の様子から見ても、わけもなくそういうことをする相手には見え
なかろうし
[hari] シチュエーション次第だな
[lokai] ですなぁ
[hari] イヤーな襲い方をしてるシーンばかりが浮かぶ(w
[lokai] えうえうえう
あふりんに邪気を感知できたとしても
コドモ相手だとそのへんの判定がだいぶ甘くなっている可能性が(え
うえうえう)
[PaLiLitH] 右半身と左半身が分離して
がふりと。
<コドモ妖怪
誤解
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[hari] 子供の悲鳴が聞こえる
がさがさと茂みを掻き分ける音が近づき
子供が転がり出てくる
擦り傷、切り傷だらけ
あふりんに気づき、ひぃと引きつった声をあげて逃げ出そうとする
ボーラが飛んできて、足に絡まる
転ぶ子供
刺又に鎖がつけられたようなものが、子供の腕を地面に留める
鎖の端を持ち、刀を引っさげた前野が茂みから出てくる
[lokai] 事情を知らなかったら相当イヤンな光景だ
[hari] さぁ、どうする(w
とりあえず、映画のロケとかに見えないのは確かだ
雨降 :「(ざっ)大丈夫か」>子供
[lokai] # 駆け寄って跪く
[hari] どのタイミング?
[lokai] うーんと
[hari] ボーラで転んだときか、鎖が飛んできた後か
[lokai] 前野ちが出てくる直前
鎖が飛んできたあと
[hari] ふみふみ
おびえて逃げようとするでしょう>子供
雨降 :「心配するな。危害を加えるつもりはない(微笑)」
子供 :「ゆ、許して…いじめないで……」(がくがく)
雨降 :「酷いことを……いま、自由にしてやるから(ぢゃりっ)」
[lokai] # 鎖とボーラをほどこうとする
SE :がさがさ<背後の茂み
雨降 :「……(子供の視線を追って、振り返る)」
前野 :「……おや、奇遇ですね」
[hari] # 左手に鎖の端を持って、右手に刀を下げてる
子供 :「ひぃぃぃ」
雨降 :「ああ。君……(得物に気がついて)何の真似だ」
[hari] # 逃げようともがく
前野 :「そちらこそ、何をしているんですか?」
雨降 :「この子にこんな真似をしたのは、君か(ぴく)」
前野 :「詳しくは話せませんが、仕事でしてね」
前野 :「そこをどいてもらえますか?」(近づこうとする)
雨降 :「退くわけにはいかない(子供庇う)」
[hari] # 子供は、助けてもらえるとわかったのか、あふりんにすがり付きま
す
雨降 :「何の稼業だか知らないが、こんなことをされて黙って見
:ているわけにもいくまい(ぴきぴきぴき)」
前野 :「……事情は後で説明しますよ」
雨降 :「この子を始末した後でか(嘲笑)」
SE :ぽつ……ぽつぽつ……ざあああああっ
[lokai] # 感情が昂ったので降雨発動
[hari] # ひとまず、目でもくらませて逃げる?
[lokai] # いあ、あふりんやるき
[hari] # 一度離れたあたりで襲われたりすると
# ショックが大きいかも、とか思ったり(ぉ
[lokai] # そうですな(ふふふ)
前野 :「その通りです」
SE :ジャラッ<鎖を離す
雨降 :「ならば尚更、聞くわけにはいかん(きゅい)」<木刀開
:封
前野 :「ほぅ……」
[lokai] # こどもは自力では走れないかな
[hari] # ボーラが足を傷つけてるようだ
前野 :「それでは困るんですよっ!(ガッ)」<地面に落ちた鎖
:の端を刀で突く
[lokai] # んじゃ、左腕で子供を抱え上げて
雨降 :「大雷(どんっ)」
前野 :「爆!」<熱気が鎖を伝わっていく
[hari] # 中間で炸裂、かな
[lokai] # うむ、でもこのままだと逃げられないので
雨降 :「ちっ(斬)」<鎖を手前で叩き斬る
[hari] # 雷が中間に落ちて、鎖を断ち切るとともに爆炎で目がくらむっちゅー
のはどない?
[lokai] # ええですな
# そんなかんじで。
雨降 :「つかまっていなさい」>こども
子供 :(ひしっ)
[lokai] # 前野の目が眩んでいる間に、雨にまぎれてダッシュで逃走
前野 :「……チッ!」
[lokai] # んで、まいたかな、とおもわれる物陰でこどもを下ろす
[hari] 子供の正体もどうしましょうかね
[lokai] うーん
[hari] 幼生固定種の淫魔(ぉ
[lokai] ぎゃー
そっちかいっ
[hari] 淫魔じゃなくても、生気を吸うタチで
血縁に化けて、ちゅるちゅると
[PaLiLitH] # なんか環な人の身内にいそうな(ぉ
[hari] # イヤ過ぎ
[lokai] そのへんかな
[hari] 嘘八百で同情心を買って
心の隙に入り込んで、子供の姿を写す
[lokai] 危険だ
[hari] 落ち着いてみると、何処かに面影が……
とか(うへへ)
[lokai] ぎゃー
[hari] 「お父さん、寒いよぅ……」(ぶるぶる)
とかいって、擦り寄ったり
[lokai] 冷静になれば、流石に邪気でわかる人にはわかるだろう
[hari] まぁね(w>わかるヒトには
[lokai] でも子供トケなのでそのへんちょっと曇り気味(爆)
[hari] そうやって人間の大人に寄生して生活
[lokai] てなあたりでこう。
雨降 :「……これは酷い(顔しかめる)」
[lokai] # 足のボーラをほどいて、傷の手当て
子供 :「痛っ」
[hari] # ぐすぐす泣いてる
雨降 :「大丈夫か。酷い目に遭ったな(抱え上げて頭なでなで)」
子供 :「ぐすっ…」
子供 :「ぅ…うわぁ〜ん(泣)」
[hari] 抱きつき
雨降 :「ああ、ほらほら。もう怖い人はいないから(ぎゅっ、ぽ
:むぽむ)」
子供 :「ひぐっ…こ、こわ…えぐっ……かった…(びえ〜ん)」
雨降 :「もう、大丈夫だよ」
[lokai] # 子供をなだめながら、辺りの気配を探っている
[hari] # 外に殺気は見られないようです
雨降 :「しかし……何の理由あって、こんな酷いことを」
子供 :「に、逃げてきたの……逃げて」
[hari] # ここで話させたとして
# 要約すると
# 子供を使った売春組織のようなものから逃げ出してきて、前野はそ
の追っ手らしー(ありがち)
[lokai] # げーん
# あふりんだいしょっくう
# 信じきってしまうぞ
子供 :「うぅぅ……(涙)」
雨降 :「泣くな。もう、大丈夫だから(ぎゅむ)」
[hari] がたがた震えています
疲労している上に、からだが雨で冷えきってしまったらしい
子供 :「……あったかい」
[lokai] # 雨の当たらないところで、上着を脱いでかけてやってたり。
子供 :「……どう…して……やさしくして……くれるの?」
雨降 :「……私にも、子供がいるからね」
子供 :「……ボクのお父さんも……やさしかったら……」
[hari] 声を詰まらせる
雨降 :「……(黙って抱きしめる)」
[hari] # さて
ここでお食事に行くか、前野が来た時用にとっておくかが問題だ
かぷってやりに行くと、ここであふりんが始末をつけることになる
かにゃ?
[lokai] # 前野さが追いつくタイミングが悪かったら、そうなる
なんかおかしい、と思いはじめたところで追いつくくらいだとちょ
うどいいかも
[hari] 個人的には、あふりんに始末させたい(いじめっこ)
[lokai] # ぎゃーん
# わかっていながら、ちゅるちゅる吸われるままにしてしまったりし
て(爆)>あふりん
というか、そうしかねんので怖いのだ>あふりん
[hari] # げーん
[lokai] # だいぶ弱ったあたりで前野さん再登場とか。
雨降 :「……!」
[lokai] # 異常に気付く
[hari] 手足の感覚が鈍くなる
脱力感が、じわじわと体を蝕む
子供 :「もっと抱きしめて……」(ぎゅっ)
雨降 :「……何をした(かくん)」
[lokai] # 子供を引き離そうとする
子供 :「……お父さん、またボクをいじめるの?」
[hari] しっかり抱きついている
雨降 :「違う……君は……お前は、私の子ではない」
子供 :(くすくすくす)
[lokai] # 木刀をついて立ち上がろうとする
雨降 :「お前……何者だ(ぴき)」
子供 :「ガッ!」(目を見開く)
[hari] # 子供の背中から、刀の刃先が突き出ている
雨降 :「く(なんとか体を離して退がる)」
子供 :「ギャアアアァァアァー」(ばたばた)
前野 :「大丈夫ですか?」
雨降 :「……君か(くらり)」
[hari] # あふりんを透過してぶっ刺してみた
前野 :「こう言うヤツなんですよ」
[hari] # 手裏剣の付け根が、子供の腹あたりからのぞいてる
雨降 :「……人間でないのは判ったが……」<壁にもたれて息を
:つく
子供 :「ギギギ……酷いよ、酷いよ……」
前野 :「こいつの餌の採り方です、子供好きなんてのは良いカモ
:でね」
雨降 :「……私など、ちょうどいい餌食というところか……済ま
:ないことをした」>前野
子供 :「チィィ……」(ズザッ)<跳んで逃げようとする
前野 :「なに、こっちもゆっくり囲めましたしね」
雨降 :「む(ぱしんっ)」
[lokai] # 植物入りの玉で足止め
前野 :「結界もある、逃げれんよ」
雨降 :「その姿、人を喰らう隠れ蓑か(ぴきぴきっ)」>子供
子供 :(じたばた)
前野 :「いや、姿はそれが素です(苦笑)」
雨降 :「ならばなお危険だ」
前野 :「じゃ、サクッとやっちゃいますか」
雨降 :「……迷いは残るな(苦笑)」
子供 :「いやだ,イヤダァ〜(暴泣)」
前野 :(ブツブツブツ…)
[hari] # 刀から熱気が出てくる
子供 :「ぎゃーーー」
SE :ジュジュジュ……
[hari] # ぶっ刺すと、肉の焼けるにおいが
前野 :「爆ッ!散ッ!」
SE :ボッ(発火)
雨降 :「……」
前野 :「どうしました?」
[hari] # 炎に包まれながらしばらくもがいていたが
雨降 :「わかってはいるが、あまり気分の良いものではないな
:(苦笑)」
[hari] # やがて、灰になる
前野 :「まぁ、そうですな」
雨降 :「……しかし……」
[lokai] # ちょっと考え込む
雨降 :「君を、色々な意味で誤解していたかもしれないな」>前
:野
前野 :「??」
雨降 :「……いや、なんというか(首を振る)」
前野 :「はぁ」
[lokai] # なんつうかこう、面倒見のいい青年、というイメージしかなかった
ところにいきなりこれだから(笑)
[hari] # 言葉が見つからないらしい(w
[lokai] # そのとおりですとも(えうえう)
[hari] # うはは
雨降 :「正直、君がこういう世界の人間だとは思いもしなかった」
前野 :「ふぅむ」
[lokai] # ぬぅ。どういう反応を返せば良いのだ
[hari] #こっちも困ってる(w
[lokai] # げーん
前野 :「そう言われても、なんとも言えませんが(苦笑)」
雨降 :「……まあ、私が同じことを聞かれても困るだろうな(きゅ
:い)」<木刀しまう
前野 :「そう言うわけで、今後ともよろしく」(名刺)
[lokai] # どの仕事の名刺だろう
[hari] はんたぁ
雨降 :「(名刺の肩書きを見て)……こちらは『普通』の名刺し
:かないが、とりあえず(笑)」
[lokai] # 副業やってません(笑)
前野 :「こりゃどうも」
雨降 :「仕事の邪魔をした上に、助けてもらってしまった。済ま
:ない(頭下げる)」
前野 :「いえ、あの状態ではしょうがないですよ」
雨降 :「……どうも子供には甘すぎてね(苦笑)」
前野 :「無事に終わったんですし、問題ないでしょう(笑)」
雨降 :「(灰を眺めて)……そうだな」
時系列と舞台
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2001年夏、吹利市内のどこか。
解説
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前野の妖魔狩りに雨降が遭遇する。
状況を誤解し、妖魔を助けてしまう雨降だったが。
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滑るがごとく遠ざかる
東松原蘆薈
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