[KATARIBE 21970] [HA06L] チャットログ『百鬼図』

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Date: Thu, 12 Jul 2001 23:13:08 +0900
From: AloeDaioh <aloeking@geocities.co.jp>
Subject: [KATARIBE 21970] [HA06L] チャットログ『百鬼図』
To: kataribe-ml@trpg.net
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蘆薈でする。

2001/5/18深夜のログより。
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チャットログ『百鬼図』
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登場人物
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 前野浩    :人間コンバータ。呪物製作の能にも長ける。
         (PL:ハリ=ハラ[hari])
 長沢凍雲   :松蔭堂先代店主。霊能力はないが、呪物をよく扱う。
         (PL:蘆薈[lokai])
 雪花     :松蔭堂によく来る白猫。超能力を使う。
         (PL:斬捨人[killist])

百鬼図
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 前野     :「失礼します」
 凍雲     :「まぁ、どうぞ」

[lokai] # 奥の八畳の座敷だ

 雪花     :「みゃあお」(おじゃましまーす)
 前野     :「おや(笑)」
 凍雲     :「最近よく来るのですわ(笑)」
 雪花     :「にゃあ」(こんにちは)
 前野     :「なるほど、こんにちわ」

[hari] # よしよしと頭を撫でて

 前野     :「さて……」

[hari] # ごそごそと塗り箱を出してくる

 凍雲     :「ほう?」
 雪花     :「……」(なんだろ)
 前野     :(ぺりぺりと封印の御札を2枚はがす)
 雪花     :「み…」(嫌な気配…)
 雪花     :毛がゾワゾワ
 前野     :(コト…)「これです」

[hari] # 紫色の袱紗に包まれたモノ

 雪花     :「……」(……)
 凍雲     :「護符とはまた、厳重ですが」
 前野     :「まぁ、渇くまではしばらく必要なもので」

[hari] #袱紗を開くと、巻き物

 凍雲     :「開いても、大丈夫ですかな?」
 雪花     :「みゃあ…」(埃くさい…)
 前野     :「はい」
 凍雲     :「(ぱら)ふむ……」

[lokai] # 中味はなんだろう
[killist] # なんだろう

[hari] # 百鬼図、でも普通の百鬼図とは絵柄が違ってる
[lokai] # ほう?
[OTE] # ほほう
[hari] # どことなく、新しい道具の妖怪や百鬼図では出てこない妖物が載っ
     てる
[killist] # すてきー

 凍雲     :「これを、一体何処で見つけなさいましたかな」
 雪花     :「ふー…」(ゾワゾワするぅ…)
 前野     :「以前に、京の絵師のお宅にお伺いした時に、引き継ぎま
        :した」
 前野     :「何でも、その道にてお働きになっていた家系との事でし
        :たが、残念な事に後継が無く……」
 雪花     :「みぃ」(こんな絵、始めて見た…)
 前野     :「百鬼揃える事が出来ないとの事で、お預かりしたもので
        :す」
 凍雲     :「百鬼、揃えると?」
 雪花     :「みゃ?」(そろえると?)
 前野     :「初めて封印が出来るのです」
 前野     :「百鬼揃え、封印を施したものを術符として用いるとも言っ
        :ていましたが」
 雪花     :「にゃあお」(なるほど…)
 凍雲     :「それで……私どもに、何をしろと(怪訝)」
 前野     :「これは、お預かりした百鬼図を、私が付けたしして揃え
        :たもの。封印は施しましたが、絵として落ち着くまでしば
        :らくかかります」
 雪花     :「みゅう、みゃああう?」(なんかよくわかんないけど、
        :もう安心なのかな?)
 前野     :「あと10年ほどすれば、普通の人にとってはただの絵となっ
        :てしまうはずです。それまでお預かりして頂きたいのです」
 凍雲     :「10年、ですか……(暫し黙考)よろしい、お預かりしましょ
        :う」
 前野     :「助かりますっ」
 雪花     :「みゃお」(よかったね)>前野
 前野     :(なでなで)>雪花
 凍雲     :「その前に……もう一度、封印していただけませんかな」
 前野     :「勿論の事」

[hari] # まきまき、つつみつつみ、御札はりはり

 凍雲     :「そうしていただかないと、私どもでは手が出せませんの
        :で(笑)」
 雪花     :「にゃうにゃう」(恐いよね。あのまんまだと)
 前野     :「まぁ、妖気に当てられて目眩を起こすか、近場の小妖を
        :呼び寄せるくらいですが……(苦笑)」
 凍雲     :「その程度ならまぁ、うちでは別に珍しくもありませんか」
        :<いいのかそんなで
 前野     :「なんでも、10年ほどで怨も妖気も抜けて、心(しん)が残
        :るとか……で、心が宿った百鬼達は、人を護る善鬼、護鬼
        :となるそうですよ」
 雪花     :「みゅう」(それならいいけど…)
 前野     :「10年後は、絵と引き合わされる縁のある人にでも譲って
        :あげてください」
 凍雲     :「その日を楽しみにして、静かに眠ってもらうことにしま
        :しょうかの」
 前野     :「おねがいします」
 雪花     :「みゃあ」(それは、楽しみだね)
 凍雲     :「では、お預かりします」
 前野     :「いや〜、しかし、お客さんとの商談は、上手くいってま
        :すかねぇ」

[OTE] # はわわわ

このとき同時に、チャンネル#HA06で、訪雪と奈緒子の商談が走っていました。
そちらの詳細は[KATARIBE 21960] チャットログ『商売繁盛してみたい』にて。

 雪花     :「みゃあお」(きっと、上手くいったよ)
 凍雲     :「(ひそ)いまいち心配な客筋ではありますが……まぁ、な
        :んとかするでしょう」
 前野     :「値切られてたりして(くすくす)」

[lokai] # えうえう

時系列と舞台
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2001年5月、松蔭堂奥の客間。

解説
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松蔭堂の隠居のところに、前野が妖力を持つ百鬼図を預けに来る。

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路の真ん中を飛ばしながら
東松原蘆薈
aloeking@geocities.co.jp
    

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