[KATARIBE 21822] [HA06P] エピソード『夜道における第一次遭遇』

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Date: Wed, 6 Jun 2001 01:20:36 +0900 (JST)
From: "E.R" <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 21822] [HA06P] エピソード『夜道における第一次遭遇』 
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200106051620.BAA95851@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 21822

2001年06月06日:01時20分35秒
Sub:[HA06P]エピソード『夜道における第一次遭遇』:
From:E.R


こんにちは、E.R@屑 です。
昨日IRCで流れた会話から、こゆもん作りました。
0604の22:49あたりからの語り部のログが出典です。

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夜道における第一次遭遇
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登場人物
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 碧(あお)  :
 観海珠州子(みうみ・すずこ):普通の女子高生。妙な人に出会う確率高し。
                片帆、というのは彼女の友人。

本文
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 某日……というより、既に夜。
 日はもう、とっぷりと暮れている。
 
 珠州子    :(うわー、遅くなっちゃった(汗))

 てけてけと、早足で歩いている女子高生一名。
 月がその背中を押す。

 珠州子    :(片帆と、あげはで長話したからなー(汗))

 あげはだろうが公園だろうが、長話しただろうことは想像に難くない。
 にしても。

 珠州子    :(はふ)

 片帆と別れてから急ぎまくっていた足を、少し緩める。
 アスファルトに響いていた足音が、たん、と最後の一つを残して消える。
 ふっと……珠州子自身にも意外なほど、通りは静まり返っている。

 珠州子    :(……急ご)

 何だかその沈黙に、余計に不安になった珠州子が、また足を速めようとした
ときに。

 珠州子    :「……?」

 闇を圧するような、気配(大げさだが珠州子主観)。
 恐る恐る、振りかえる。
 と。

 SE     :きらーんっ☆
 珠州子    :「?!」

 地上約2mの高さで、横向きの月のように光る白いもの。

 珠州子    :(な、なになになにーーっ(汗))

 のしのし、と、決して大きくはないものの、重厚な足音がする。
 そして……何だか思いっきり汗臭い臭い。

 珠州子    :(ひいいいいいいいいいいいっ)

 ……いあ、要するに後ろから人が来ているだけなんですけど。
 強いて言うならば……きらりーんと光る……歯が悪い、歯が(汗)。

 珠州子    :(やっ……やだようっ)

 くりっと前を向いて、また走り出す。
 
 SE     :てけてけてけてけてけっ(三倍速でお読み下さい)
 SE     :ずん ずん 

 走っても走っても。
 しかし、その音は遠くならないのである。

 珠州子    :(ふええええええんっ:大泣き)

 ……てか、まあ。
 身長50cm近く違いそうなんで、歩幅もその程度違うわけですけど。

 珠州子    :(ふみゃああああああ(えええんっ))

 それどころではないのである(おい)。

 碧      :(うむっ 今宵はよい月だっ)<きらーん☆

 で、一方こちらの方は。
 …………のっしのっしと歩きながら前を見てない(^^;;

 珠州子    :(ぜえ……ぜえ)

 結局、あげはからずっと走り詰めなわけで。

 珠州子    :(へちゃん:座り込みー)

 恐いは、疲れるは、足はもつれるは……

 珠州子    :(みーーーー(;_;))

 なんかもーやだー、とか思っている頭上から。

 碧      :「おやっ! (にかっ)」<見降ろす
 SE     :きらりーんっ☆

 ……歯の輝きが増してたりして(汗)

 珠州子    :「きゃあああああああああああっ」
 碧      :「どうしたかねっ(はっはっはっはっ)」
 珠州子    :「ひいいいっ(顔面蒼白)」

 ……まあ、それなり恐いかもしれませんけど。
 異常に恐がっている気もするんですけど。

 碧      :「おやっ! 具合が悪いのではないかねっ!! 
        :大丈夫かっ!」(覗きこみっ)

 いやだからそれが(^^;;

 珠州子    :「………っ」

 息を吸ってえ……

 珠州子    :「きゃあああああああああっ(ぼりゅーむ最大)」
 碧      :「おおっ。声が出るなら大丈夫だぞっ(はっはっはっはっは)」

 で、この笑いがまた最大ボリュームと同じぐらいの声の高笑いである(汗)。
 双方、近所迷惑である。

 珠州子    :「…………(ぼろぼろぼろ:泣いている)」

 道路の上にへちゃんと座り込んで、悲鳴をあげた挙句、泣いている女子高生。
 これを彼がどう見たのかは謎なのだが。

 碧      :「ふむ。では、これでも食べて元気を取り戻すがよいっ
        :(おにぎりを三つ置く)」
 珠州子    :「……(ほみゅ(;_;))」
 碧      :「では、さらばだっ(はっはっはっはっはっはっ)」

 ……そして、のっしのっしと去っていったのである。

 珠州子    :(なんでおにぎりなんだろー)

 で、お握り持って、泣き止むし(^^;;>珠州子

 珠州子    :(よ、よくわかんないけど帰ろ)

 首を捻りつつ、それでもしっかと三つのお握りを握り締めて。
 相変わらず、月に背中を押されながら、珠州子は家に向う。

 満月のちょっと手前の夜のことである。

*******************************

 てなもんで(苦笑)。

 しかし。今、きゃらし見て気がついたんですけど。
 ……姓が無いじゃないかっ(汗)>碧さん
 (ん?というか名前が無いのか……?)

 ちなみに、このやりとりにより、珠州子は、御大から、

 食べ物を奢られやすい:2
 ろくでもない人間と遭遇しやすい:1
 
 を、頂きました。

 珠州子:「ほっ……欲しく無いーーっ(ぢたぢたっ)」


 えっと、己が書いてしまったんで、碧さんの描写不足気味です。
 どかどか書き足し、お願いします(礼)

 ではでは。




    

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