Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage
Date: Wed, 16 May 2001 12:35:11 +0900 (JST)
From: 吉 GUY <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 21737] Re:[WP01P] エピソード『因果無き男』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200105160335.MAA63179@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 21737
2001年05月16日:12時35分10秒
Sub:Re:[WP01P]エピソード『因果無き男』:
From:吉GUY
吉GUY@苦戦する人生 です
エピソード67は、まだ完成していないんで、頭の部分を追加してみました
**********************************************************************
エピソード67『因果無き男』
========================
登場人物
--------
厳侠児(げん・きょうじ):
:終末の住人? 災厄の危機を知る男。八島家に突然現れる。
八島一角(やしま・かずすみ):
:田舎の旧家に住む終末の住人。古流武術八島流兵法の伝承者。
再生
----
声 :「全ての縛鎖を解きほぐし」
塵よりも細かく
声 :「遥かなる彼の地に彼の者の魂(こころ)を」
意識さえも
声 :「遥かなる彼の地の」
そして全てを捨て
声 :「土(にく)と」
声 :「水(ち)と」
声 :「火(ねつ)と」
声 :「風(いぶき)を以って」
無限であり一瞬である刻を貫き
声 :「遥かなる彼の地に彼の者の魂(こころ)の依身を」
再び
……
…………
………………
前面に陽のあたたかさ
背面に地のぬくもり
地面の上に大の字に転がっていた。
眼を陽光が射す
瞼は瞬きをする
指先に力を入れる
手は拳を握る
息を吸い込みそして吐く
侠児 :「…………………………………………………生きている」
己の内から響く心の鼓動がそれを告げていた。
侠児 :「……覚えている。」
魂に刻まれた記憶。
帰る場所を失い、進むべき道を得て
自分が何者で、何をすべきかを。
**********************************************************************
で、この後、以前投げたやつに続きます