Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage
Date: Thu, 10 May 2001 23:24:56 +0900 (JST)
From: 吉 GUY <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 21720] [WP01P] エピソード『餌』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200105101424.XAA41713@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 21720
2001年05月10日:23時24分51秒
Sub:[WP01P]エピソード『餌』:
From:吉GUY
吉GUYです
血迷ったんで筆をとりました。
**********************************************************************
エピソード『餌』
================
登場人物
--------
厳侠児(げん・きょうじ) :堕子を狩る終末の住人。
結界
----
薄く薄く、そして柔らかく微かに。
身体に貼り付けるかの如く小さく張り巡らせた外界との境を、己の全ての挙
動に併せ、瞬時に変化させていく。
侠児にとってはそれは既に、
呼吸をすると同じく
瞬きと同じく
ごくあたりまえにできること。
結界
それを四六時中身に纏う。
箸を持つこと
字を書くこと
飯を食うこと
服を着ること
歩くこと走ること跳ぶこと
敵を斬り刻むこと
それらと同じく
外から隔絶したこの世界を操ることを学んできた。
生まれてからずっと
この世界は、
侠児の部屋であり、庭であり、武器であり、戦場であった。
造作無く扱えるそれを餌に
侠児 :「(……雑魚なら結界と鍵をちらつかせれば食らいつく。い
:つまで俺を泳がせておけるか?)」
獲物を誘き寄せる。
侠児 :「(……奴がその気なら一匹づつ仕留めていくまで)」
身を包むほどに小さく張った結界を纏い、歩に併せその形を変えながら
侠児は前進する。
堕子を殺す為に。
時系列
------
3rd 1999
解説
----
結界と鍵を餌に堕子を誘き寄せる侠児。
$$
**********************************************************************
なんかこーアレです。はい。