[KATARIBE 21720] [WP01P] エピソード『餌』

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Date: Thu, 10 May 2001 23:24:56 +0900 (JST)
From: 吉 GUY <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 21720] [WP01P] エピソード『餌』 
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200105101424.XAA41713@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 21720

2001年05月10日:23時24分51秒
Sub:[WP01P]エピソード『餌』:
From:吉GUY


 吉GUYです
 血迷ったんで筆をとりました。

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エピソード『餌』
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登場人物
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 厳侠児(げん・きょうじ) :堕子を狩る終末の住人。

結界
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 薄く薄く、そして柔らかく微かに。

 身体に貼り付けるかの如く小さく張り巡らせた外界との境を、己の全ての挙
動に併せ、瞬時に変化させていく。

 侠児にとってはそれは既に、
 呼吸をすると同じく
 瞬きと同じく
 ごくあたりまえにできること。

 結界

 それを四六時中身に纏う。

 箸を持つこと
 字を書くこと
 飯を食うこと
 服を着ること
 歩くこと走ること跳ぶこと
 敵を斬り刻むこと
 それらと同じく
 外から隔絶したこの世界を操ることを学んできた。

 生まれてからずっと
 この世界は、
 侠児の部屋であり、庭であり、武器であり、戦場であった。

 造作無く扱えるそれを餌に

 侠児     :「(……雑魚なら結界と鍵をちらつかせれば食らいつく。い
        :つまで俺を泳がせておけるか?)」

 獲物を誘き寄せる。

 侠児     :「(……奴がその気なら一匹づつ仕留めていくまで)」

 身を包むほどに小さく張った結界を纏い、歩に併せその形を変えながら
 侠児は前進する。
 堕子を殺す為に。 
 
 
時系列
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 3rd 1999
 
 
解説
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 結界と鍵を餌に堕子を誘き寄せる侠児。
 
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 なんかこーアレです。はい。


    

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