[KATARIBE 21323] Re: Re : [HA06EP] 『植物園迷路』

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Date: Mon, 26 Feb 2001 10:03:03 +0900
From: "isana ." <isana__@hotmail.com>
Subject: [KATARIBE 21323] Re: Re : [HA06EP]  『植物園迷路』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <F126tsxQ4V2c2pmsL7500005a94@hotmail.com>
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killistさん、こんにちは。
勇魚です。
ちょっと風邪っぴきだったもんで、反応遅れました。

>…………(汗
>やりすぎたかな。

いえいえ、ばっちしっすよ(笑)。

>何よりも、ユラさんの言葉づかいを間違えて無いといいんですけど…。

や、こんなもんでOKです。
だいたいユラの口調ってのは大別して3種類くらいありますので。
白衣で髪ひっつめてるとき(研究室バージョン)は、いつもまさにそんな感じです。


>どうぞ、続きをよろしくお願いしまっす。

というわけで、行きますっ

>**********************************************************************

>海發     :「いやー、よかったよかった。よければ、もっと、つうちゃん
>        と話してやって下さい。ホントにどうもありがとう! あなた
>        のお陰です!」
>ユラ     :「え、あ、えっと、大した事は…」
>海發     :遮って「いや、本当に、これでも感謝してるんです!
>        そうだ、なんかお礼をしなくては!
>        何をおさがしなんでしたっけ?
>        たしか、瓢箪木のジャムでしたっけ? 大丈夫、種は抜いて
>        ありますよ。種はいくらか、とっといてありますが、だいた
>        い植えちゃいましたから。
>        ん? まてよ? それとも、フジモドキのお茶でしたっけ?
>        あれ? ドクゼリのお茶だったかな?
>        世紀竜舌蘭のジャム?
>        お茶でしたっけ? ジャムでしたっけ?
>        あれ? 何探してるだったっけか? (困惑」

ユラ     :「え……ええと……いや、全部加工しちゃったのか。
         ならいいや。原木が欲しかったんで」

そういう問題でもない気がするぞ。

海發     :「原木?って……ああ前ここにあった……」
ユラ     :「ダチュラでもヒヨスでもないから……うん、いい。
         もうない。たぶん。ない気がしてきた。
         それはそれとしてヒヨスってひょっとしてジャムにした?」

 そんなものを植えていたとは。
 ユラ自身、あまり人のことを偉そうにいえた身分ではなかったらしい。
 まぁ、そう突っ込んだところで、「だって使うもの」の一言で済ませてしまうもの
ではあるのだが。

海發     :「あ、あれは生育状況があまりよくなかったんで……
         そうか、ヒヨスのジャムか。置いてあったかな。なかったら
         今度作っときますから。というかなかったら大変だ。
         あのへんの植物の加工はもうマスターしたはずだったのに。
         それともええと……」
ユラ     :「あ、いやいい。ところで仕事中だった?
         ごめんね邪魔して。今度またジャムはお願いするわ」

混乱の兆しについと逃げ腰になるが、

海發     :「いやそうはいきませんよ。折角お世話になったんだのに。
         ええと、今あるものというと……なんだ、蘇鉄の粉だけか。
         大丈夫ちゃんとさらしてありますから。使います?」
ユラ     :「ああ、ええと……うん、いただく」

 片手を出して受け取りながら、もう一方の手でポケットを探る。  
 なんだかよくわからないが、もらいっぱなし、というのは、たぶんよくない。気が
した。で、何か渡せるものは、というと……
 エッセンシャルオイルのアンプルがいくつか手に触れたが、どうもこの後輩が喜び
そうな気はしない。カモミールのお茶なんか、断じて違うだろう。季節先取りの花粉
症対策のハーブドロップ……だめだ、まとも過ぎる。先端を刃物状態にまで研いであ
る自慢のピンセットでも渡したほうがまだ喜ばれそうだ。

ユラ     :「ええと……お返し。これ、使う?」

最後に手に触れたのがカルダモンの小袋で。まぁ、ハーブ製品よりはこの後輩殿の趣
味に合いそうだ、と思って引っ張り出す。
 ……と、海發の視線が止まった。
 小袋とユラの顔を交互に、じっと、見る。
 品定めでもするかのような。正直、あんまりいい気持ちはしない。わあ、と落ち着
かなくなって、今度はユラのほうがあわてて喋り出す。

ユラ     :「うちの特選品……ったって、医学部じゃないよ。
         あたしが雇われ店長やってるとこなんだけど。
         ベーカリーの向かいで花屋の隣のハーブショップで……
         あ、あたしがいるときは漢方薬屋も……
         と、何?」

視線の調子が急に変わったのだ。

海發     :「薬屋……?」
ユラ     :「えと。そうだけど……」
海發     :「とすると附子とか烏頭とか」
ユラ     :「あるけど。今度来てみて」

海發が勢い込んで喋り出そうとするのに、ユラのほうが一瞬早い。

海發     :「それはきっと。ところでこれ……」

カルダモンの小袋をしげしげと見る。

*********************************************************************

というかんじで、スパイスでちょっとお誘いをかけてみました。
気に入っていただけると嬉しいのですが。

次か、次の次くらいで落ちるかな(汗)<今回落とそうとして筆が滑った奴

あ、それはそうと、口調訂正などありましたら、
がんがんお願いいたします。

というわけで。
よろしくお願いしますー。

from 勇魚 <isana__@hotmail.com>





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