[KATARIBE 21140] Re: [HA06P] 怪我をして温情に感謝する

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Date: Wed, 20 Dec 2000 20:56:24 +0900
From: shiva@imasy.or.jp
Subject: [KATARIBE 21140] Re: [HA06P] 怪我をして温情に感謝する
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ども、ハリ=ハラです。

えーっと、総統さんやERさんのあいだにうまく入る文章が思い付かなかったの
で、とりあえずプロローグ代わりにでも(ぉ

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プロローグ
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 くつくつと鍋が音を立てる。

 ここは喫茶店。
 看板も、内装も、入り口も喫茶店。

 なのに香る味噌の香り。

 朱		:「最近、メニューにねえもん頼む馬鹿が多いなぁ…」
 平田		:「文句言いながらでも出すからだろうが」

 ここは『あげは』という喫茶店。

 ……であるはずの店。
 鍋の中で煮えているのは、どうみても味噌汁。
 大根、人参、里芋、豚肉、牛蒡、油揚げ、豆腐……
 俗名『豚汁』

 平田		:「おい」
 朱		:「あ?」
 平田		:「豚汁と飯」
 朱		:「うるせぇ!言ったそばから、メニューにねえもん頼むな!」
 平田		:「けちけちするな」

 そういうものではない。
 営業時間中に、かってに豚汁作る店員も店員だが。

 朱		:「うるせぇ!もう少し煮込んだ方がうめえんだ!
		  飯とたくあんで我慢してろっ(ドンッ)」
 平田		:「はやくしろよ」(ぽりぽり)

 結局出す。
 今日の日替わりメニュー、豚汁セット(メニュー無し)

 朱		:「ったく……うるせえ奴だ……ほれっ!」
 平田		:「いただきます」

 箸を割る乾いた音が響く。
 一口、汁をすする。
 具を口に運ぶ。

 平田		:「いい味だ。喫茶店とは思えない」
 朱		:「チッ……人の飯を横取りしやがって……」
 平田		:「ふん。まあしかしだ、店に入った途端に味噌のいい香りをかがされてだ、それを注文しない奴がいると思うか?」
 朱		:「けっ。メニューにねえんだから、図太い奴以外は頼まねえよ」

 図太くない常連が、あげはには居るのでしょうか。

 平田		:「まあ、客層を見るに、メニューに無いという理由で注文しない殊勝な奴はいなさそうだな(ずずずー)」
 朱		:「ふんっ」

 くつくつくつ
 豚汁は、おいしそうに煮えている

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不味ければ、考え直します。
どんなもんでしょ?(W
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 ハリ=ハラ
 shiva@imasy.or.jp
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