[KATARIBE 21082] [HA06P] エピソード『マンドラゴラの根の購入について』

Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage


Index: [Article Count Order] [Thread]

Date: Tue, 12 Dec 2000 01:55:14 +0900
From: gallows <gallows@trpg.net>
Subject: [KATARIBE 21082] [HA06P] エピソード『マンドラゴラの根の購入について』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <20001211165515.30877@mail.trpg.net>
X-Mail-Count: 21082

gallowsです。
勇魚さんおひさしぶりっす。せっかくなんで便乗。
とりあえず反応わかんなかったんで中途半端なトコで切ってます。

****************************************************************
エピソード『マンドラゴラの根の購入について』
=============
登場人物
--------

本編
----
 灰色の空が静かに重くのしかかる日曜日の朝。この時間帯では客足もまばら
であり、店全体がまどろみにずぶずぶと堕ちていくような雰囲気だ。カラカラ
と自転車の車輪が空回りする音が聞こえる。そんなにも風は強かっただろうか。
 新装開店したばかりのグリーングラスとはいえ、こんな時間はやはりある。
 しばらくして、なにか重い音が裏手でした。薬店の方か……?
 小滝ユラは眠気をさっと振り払って視線をそちらに向ける。

 ユラ     :「あれ、誰もいない?」

 ぐらり。視界の隅になにかが落ちてきたように見える。
 店の隅に暗い灰色のワンピースに黒いタイツ、そしてベージュのケープを巻
いている少女が立っていた。丁度死角に入っていたのが落ちてきたように見え
たのだろうか。

 玉緒     :「……ここ、マンドラゴラの根、買えますか?」
 ユラ     :「はい?」
 玉緒     :「こういうの……」

 どこから出したのだろう、手に一輪の不気味に青い花を握っていた。そして
微かに漂う腐臭。なんだかとても不吉なものが天から降ってきてしまったらし
い。


時系列
------

解説
----

****************************************************************

$$


---
Name :gallows(Y.Yamamoto)
E-mail:gallows@trpg.net
H"  :gallows@di.pdx.ne.jp
ICQUIN:43294615
Web  :http://www.cre.jp/user/gallows/
    

Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage