[KATARIBE 20956] [HA06JP] 『譲羽、金太郎に恐怖する』

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Date: Sun, 12 Nov 2000 23:56:57 +0900 (JST)
From: "E.R" <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 20956] [HA06JP] 『譲羽、金太郎に恐怖する』 
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200011121456.XAA40837@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 20956

2000年11月12日:23時56分56秒
Sub:[HA06JP]『譲羽、金太郎に恐怖する』:
From:E.R


こんにちは、E.Rです。
またもJです。

……まー。
Jだと、新着告知書かないで良いから(ほこほこほこ)<外道

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Jエピソード『譲羽、金太郎に恐怖する』
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金太郎みたいなの 
---------------- 

 某日。
 ベーカリーにて。

 八神     :「おお、完全装備やな(笑)」
 譲羽     :「ぢいっ(とくいとくい)」

 肩には小型の傘。足には長靴、そして鮮やかな黄色のレインコート。
 確かにまあ、完全装備である。

 玉緒     :「…………(見ている)」
 譲羽     :「ぢ?(汗)」
 玉緒     :「鮭を持ってるバージョンとか藤を持ってるバージョンも
        :見てみたいわね」
 八神     :「……それは違う人形(汗)」
 平田     :「…………大黒様か?」

 鯛と勘違いしたらしい。

 玉緒     :「金太郎」
 譲羽     :「ぢいっ(憤然)」

 木霊とは言え、譲羽は女の子である。
 この一言はそれなりに引っかかったらしい。


恐怖の殺戮者 
------------ 

 譲羽     :「ぢいぢいぢっ(ゆずは金太郎じゃないもんっ)」 
 玉緒     :「金太郎さん、可愛いのに」 
 譲羽     :「ぢいい〜(ぶんぶんぶんっ)」 
 玉緒     :「マサカリで熊や源頼光の首をばっさばっさと切り落とし 
        :たのよ」 
 譲羽     :「……ぢ?(汗)」 

 びくうっと譲羽がすくみあがる。

 譲羽     :「…………ぢいいいいいっ(大泣)」 
 玉緒     :「……??」

 何で泣かれているのかわからない模様である。
 
 平田     :「それは明らかに間違っている」 
 譲羽     :「……ぢ?(こわごわ)」
 平田     :「本当はな、策謀の限りを尽くして、被差別民を狩り殺し 
        :たのだよ。ふふふ」 
 譲羽     :「ぢいぢいぢいっ(怖いようっ)」 
 玉緒     :「さすが山姥の息子ね」 

 こうなってくると、譲羽はすくみ上がる一方である。

 平田     :「ちゃんと良い子にしていないと、夜中に金太郎が来るぞ」 
        :#(ぉぃ 
 譲羽     :「………ぢぃ(もう涙目)」 
 玉緒     :「金太郎は相撲を挑んできて、負けると首を持って帰って 
        :しまうのよ」 
 譲羽     :「ぢいいいいいいっ(かーすーみぃっ)」<必死 

 玉緒嬢とひらったー。
 この二人が協力し合っている限り、譲羽に勝ち目は無い。
 もうもう、壁にへばりつき状態になったところで。

 前野     :「やめなさい(ぺち)」 
 翡翠     :「くくくっ」 

 救助者、登場(苦笑)。

 前野     :「ほらほら、泣かない泣かない(なでなで)」」 
 平田     :「罪のないホラ話ではないか」 
 玉緒     :「ホントだったら素敵ね(うっとり)」 

 …………(^^;;;;;;>玉緒ちゃん 

 譲羽     :「ぢいいいいっ(べそべそ)」

 てててっと駆けていって、前野氏に張りつく譲羽である。
 
 平田     :「私も小さい時分には、親戚一同によってたかって怖い話 
        :を聞かされたり、ホラー映画を見せられたりしたものだ」 
        :(うんうん) 
 譲羽     :「……ぢい(すんっ)」 
 翡翠     :「小さい頃ねぇ」 
 平田     :「お前は時々小さいから、リアルタイムで小さい頃だな。 
        : ……しかし、脅かすのは実に難しそうだ」 


金太郎飴 
-------- 

 と。
 そこまでを黙って見ていた一名が。
 ゆらりと懐に手を入れる。

 八神     :「本当の金太郎は………これだぁぁぁ」 
 譲羽     :「ぢいいいいいいっ(見る前に逃げている)」 
 前野     :「逃げてる逃げてる(よしよし)」 

 すててっと、頭の上によじ登った譲羽を掴まえて抱っこしてやりながら、
前野氏は八神氏の手元を見やって……笑った。

 前野     :「大丈夫だよ、ゆずちゃん(笑)」
 譲羽     :「……ぢ?(おそるおそるっ)

 懐からは金太郎飴(お約束)(笑) 
 きょん、となった譲羽に、それを差し出す。

 八神     :「いいかー?ここに顔があるだろ?」 
 譲羽     :「……ぢ……」

 目元にやってきた飴の断面を見る。

 譲羽     :「ぢい(お顔だ)」
 八神     :「これが金太郎さんだ(笑)」 
 譲羽     :「……ぢい(納得)」
 前野     :(八神君らしいなぁ(笑)) 
 譲羽     :「ぢ(怖くなかったので安堵)」 
 八神     :「そしてここをチョキンと切ると……」 
 譲羽     :「ぢ……(首を伸ばして見ている)」
 八神     :「ほら、ここにも金太郎さん(笑)」 
 譲羽     :「……ぢ(目がまんまる)」 

 ……今泣いた鴉が何とやら(苦笑)。 

 平田     :「これは、金太郎が斬られても斬られても死ななかったと 
        :いう故事に由来しているのだ」(大嘘) 
 譲羽     :「………ぢい(すごいなあっ)」

 本気にするし(汗)。
 
 前野     :「まぁいいか……(苦笑)」(よしよし)  
 八神     :「とゆー訳で金太郎は怖くないんだよ(笑)」 
 前野     :「わかった?(笑)」 
 譲羽     :「ぢいっ(こっくし)」 

 と、目に見えて安心したところで。

 玉緒     :「ウチのやつは切るたびに断末魔の叫びと血がでたの。
        :お母様器用だから……」 
 譲羽     :「…………ぢいいいいいっ(しがみつきっ)」
 前野     :「だーかーらっ(汗)」

 物の怪の癖に、怖がりの譲羽が悪いのか。
 どーも情報が特殊例に偏る玉緒嬢に問題があるのか。

 とりあえず……平穏である。

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 ええと、内容的にはJでもないんですが。
 このめんばが一堂に会する機会がなさそうなので、Jとしておきます。

 ではでは。




    

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