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Date: Mon, 06 Nov 2000 18:35:30 +0900
From: DSSW Miyachi <dssw_miyachi@yasu.screen.co.jp>
Subject: [KATARIBE 20925] [SDP] エピソード『気に食わない奴』
To: kataribeML <kataribe-ml@trpg.net>
Message-Id: <3A067B6224B.8511DSSW_MIYACHI@sapphire.screen.co.jp>
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ど〜も。
総統です。
http://www.tokyo-np.co.jp/toku/world/wien/981205w2.htm
仕事中にネットの海ウロウロしていたら(するな)、こんなものを見つけたの
で一本。
しかし……胡散臭くないのう(ぉぃ
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エピソード『気に食わない奴』
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登場人物
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オスカー・ウェーバー : 元国防軍の武装SS少尉。喫煙者。ほんとは伍長閣下が嫌い。
マリア・ディースラー :
本編
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ベルリン某所の特殊部隊駐屯所。
マリア :「オフィスでのおタバコ遠慮してくれませんこと?」
オスカー :「……なんで?」(すはー)
士官にデスクワークはつきものである。
が、軍歴の殆どを前線で過ごしたオスカーにとっては拷問である。自然とタ
バコの本数は増える。
マリア :「あなたはともかく、わたくしの健康に悪いからですわ」
オスカー :「タバコぐらい別に……げっ」
灰皿に灰を落として顔を上げると、目の前に大ぶりなハリセンが突きつけれ
ている。抜けば玉散る氷の刃……ではないが、同じかそれ以上に恐ろしい武器
であることはよく知っている。
マリア :「遠慮してくれますわよね?」
オスカー :「ヤ、ヤヴォール(了解)」(汗)
マリア :「ふぅ、全く。総統を見習って、おタバコなんかやめてし
:まったらよろしいのですわ」
何処からか取り出したハリセンを、また何処かに収めてさらに続ける。
マリア :「閣下は、美術学校を目指してウィーンで苦学されていた
:時、タバコをやめれば、パンに塗るチーズを一月分も買え
:ることに気付かれたんですのよ。なのに世の凡俗どもとき
:たら……」
SE :ガタンッ
オスカーが少々乱暴に立ち上がす。
マリア :「な、なんですの?」
オスカー :「タバコを吸ってくる」
呆気にとられている一般SS少尉を尻目に、武装SS少尉はちらりと一瞥をくれ
ると、スタスタとオフィスの外に出て行った。
オスカー :「伍長野郎の真似なんぞしてたまるかっ!」(すはー)
しばらくの間、親の仇のごとくタバコを吸うオスカーの姿がオフィス以外の
各所で目撃されたという。
時系列
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開戦初期頃の第三帝国首都ベルリン某所。
解説
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ヒトラーが禁煙した理由は本当で、国防軍がヒトラーにあんまりいい感情を
持ってなかったのも本当。問題は、胡散臭さが無いことですな(ぉぃ
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ではまた。