[KATARIBE 20544] [KM] 目撃判定6カメラについて

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Date: Sat, 26 Aug 2000 19:16:28 +0900
From: shiva@imasy.or.jp
Subject: [KATARIBE 20544] [KM] 目撃判定6カメラについて
To: kataribe-ml@trpg.net
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ども、ハリ=ハラです。

二点ほど案が出てきたので

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☆目撃判定

 GMは、PCがそのセッション内において妖力を行使した場合、それが人間に目撃さ
れたかどうかの判定を行わせる事が出来る。
 これを目撃判定という。

 この判定は、キャラクタの妖力の使用に対しシステム面からリスクを負わせるも
のであり、予めプレイヤーに対して使用する旨を伝えておく事をお勧めする。
 また、GMは独自の判断によって、PC間に不公平が起きない範囲でその使用を一時
的に停止する事も可能であるとする。

・判定方法

 判定は、『行使した妖力の強さ』『状況』『行使した妖力がどの程度目立つか』
の三点を元に算出された数値を難易度に、最大妖力値を使って行う。
 判定時の特徴は、有利不利共に一つずつ使用可能。妖力とは関係の無い特徴も使
用可能だが、状況と重なるものは使用は出来ない事とする。

1.難易度のベースは、行使した妖力の強制力とする。
  最終強制力を用いる。

2.状況は、周囲に居る人間の数とその注目度合いによって判断し、GMが宣言する。

	+3 周囲に大勢の人間が居り、注意を向けられている。
		例)人込みで大声を上げる。派手なパフォーマンスを行う

	+2 周囲に大勢の人間が居るが、誰も注意を向けていない
		例)人込みの中。満員電車の中。

	+1 周囲に人が居るが、大勢ではない。
		例)人を避けずに歩ける程度の人込み。

	 0 周囲にあまり人が居ないが、すぐに人が来てもおかしくない
		例)電車が発車したすぐ後のホーム。昼間の住宅街

	-1 周囲に人が居ないが、通りかかる可能性はある。
		例)終電後の駅のホーム。深夜の住宅街

	-2 周囲に人が居ない。通りかかる可能性も限りなく低い
		例)廃工場。下水道の中。

	-3 周囲に人が居ない。人が来れない。
		例)砂漠や広野の真ん中

  あくまでこれらは一例であり、基準でしかない。『どの程度人の目が無いか』
 を判断し、状況による加減を行う事。

3.妖力がどの程度目立つかは、プレイヤーの宣言した描写をもとにGMが提示し、
 プレイヤーとの合意のもと、判断する。なお、状況が-1以下の場合には、基本的
 にはマイナス修正は適用されないものとする。

	+3 大きな音や光を出す。非常に注目を集める

	+2 音や光を出すものの、離れた人ならば気づかない。

	+1 一見して、普通の人には出来ない動作。奇術的動作

	 0 身体的アクションのみ。腕を大きく回したり等

	-1 走る程度のアクション。一見普通の動作に見える

	-2 歩く程度のアクション。注意してみられていても、変わりが無い様に
	  見える

	-3 立っているだけ、体を動かさない。


 最終的な難易度は、三点を足したものを用いる。例えば妖力16、特徴2の妖孤が

『深夜の住宅街、自分を追い回す新聞記者を狐火で骨まで焼き尽くす』

 という事をした場合。

 完全抹消をする為に、強制力を12、目標値6で判定。一般の人間や多少の組織の
捜査力では、発見できない様にする為に大きな強制力を使ったとします。
 この時、目撃判定の基本難易度は12。深夜の住宅街なので-1。大きな音はともか
く、とりあえず派手なので+3。

	12-1+3=14

 難易度14の判定に成功する必要があります。
 これに失敗した場合、誰かに目撃された事になります。

・運用方法

 運用の基本は、状況の変化をどう反映させるかにあります。

 まず、GMはシーンが変った時点で、そのシーンの状況を説明し修正値をプレイヤ
ーに伝えます。これはあくまでその時点での状況であり、PCの行動や時間によって
刻々と変化するでしょう。
 基本的には、状況は変化した時点でプレイヤーに宣告する事が望ましいです。

 例)廃ビルの屋上(-2)だったが、落下物が道に落ち人が集まってきた(+2)

 また、状況として、PCが周囲の目に気づかない場合も在るでしょう。そういう時
には、ある程度ヒントを与えた上で、『実は目撃されていた』という判断を下す事
も出来るとします。

 例)深夜のビルの屋上(-2〜-3)だが、気象カメラが見てた(+1)

 プレイヤーは、行動することで積極的に状況に働きかけることが出来ます。


・ひとこと

 このルールは、PCが妖力を使う事を制限するものです。しかし、PCに妖力を使わ
せない様にする事が目的ではありません。GMが設定した『妖力が使いづらい状況』
というシチュエーションをルール的に処理する為のものです。
 このルールは、PC達を抹消する為のものではありません。この制約はPC達の枷で
はありますが、PC達の武器でもありえます。PCは状況を作り出すことで自分達を守
る事が出来ます。その行為を、ルール的に処理する為のものです。

 プレイヤーを苦しめる為のものではないので、悪しからず。
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☆カメラ

 機械の目。カメラ。それらは、妖怪にとって非常に脅威である。
 妖怪の姿は、カメラに写ってしまう。
 たとえ姿を消していようと
 その時の妖怪の姿を映し出してしまう。

 機械の目。カメラ。それらは、妖怪にとって非常に脅威である。
 妖怪の力は、カメラに写ってしまう。
 たとえ目に見えない力であろうと
 異常な光や姿を映し出してしまう。


 妖怪はカメラに写ります。とは言っても、正体が映し出されるわけでもなく、普
通の人間と同じように写るだけです。人間の姿をしていれば、人間の姿で写るだけ
です。

 しかし、もし人間から見えないように姿を消していたら……。
 やはり、機械の目は妖怪を記録します。誰も居ないはずのところに居る人物とし
て……もしくは、謎の生物として……。

 妖力はカメラに記録されます。炎や電光や……いや、念力や取り憑く姿までも。
人間にも、妖怪にすらも見えない意志や力の流れを、カメラは写す事が出来るので
す。光の帯や、不可解な影として……。
 
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 ハリ=ハラ
 shiva@imasy.or.jp
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