[KATARIBE 20543] Re:[HA06P] エピソード『喰われた』

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Date: Sat, 26 Aug 2000 03:32:00 +0900
From: k-sasaki@tg7.so-net.ne.jp (k-sasaki)
Subject: [KATARIBE 20543] Re:[HA06P]     エピソード『喰われた』
To: kataribe-ml@trpg.net
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こんばんわ〜、ぼ〜みんです〜。
はぁ……。もう秋の虫が鳴き始めてる……(意味深)

 土日にあまり活発でないMLをちょっと動かそうの会(ぉぃ)

皓さんありがとうございます〜。

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エピソード『喰われた』
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登場人物
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 比企玉緒(ひき・たまお)	: 
 氷室唯音(ひむろ・ゆいね)	: 吹利学校高等部実験科三年生。
 火撫楓(ひなず・かえで)	: 吹利学校高等部実験科の二年生。

本題
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 まだ日中は目の前が歪むような暑さが残っている。そんな日のベーカリー。

 火撫     :「う”〜」
 唯音     :「どしたの?」
 火撫     :「蚊に喰われて……かゆい」
 唯音     :「やられたの? どこを?」
 火撫     :「ここ〜、右肘〜」
 唯音     :「あらあらあらあらまあ真っ赤」
 火撫     :「(大袈裟じゃないか〜?)昨晩、ん”〜、とかいう甲高
        :い音が聞こえたんだよな〜」
 玉緒     :「……だめじゃない、ちゃんと潰してあげないと」
 唯音     :「あら、玉緒ちゃん。こんにちは」
 玉緒     :「お久しぶりです、先輩。……どうしたの? 火撫」
 火撫     :「……いきなりテーブルの下から出てきておいて、驚くなっ
        :ていう方が無理だと思うんだけど〜」
 玉緒     :「ふらふら飛んで来る奴をパチンとやるのが気持ちイイん
        :ですよね」
 唯音     :「ああ、こちらが気付いてるにもかかわらず手の中へと飛
        :びこんでくるのを躊躇無く殺ってあげる、あの爽快感ね!」
 火撫     :(……聞いちゃいねぇや)
 玉緒     :「あと、誰のだか分からない血がぺっとりと手のひらに広
        :がるところも。そことなく上品で」
 唯音     :「なめてみると『あ……やっぱり私の血じゃない……鉄分
        :が私のより多めだわ……』ってことになっちゃったりっ」
 火撫     :「………………」

 火撫は左手をポケットに突っ込んだまま無言で立ち上がった。話題について
いくことを諦めたのである。

 火撫     :(アイスミルクティーでも頼むかな〜。うん、暑いし〜)

 痒いところをぽりぽりと掻きつつ、なおも楽しそうに会話を続ける二人に背
を向けた。

時系列
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 2000年8月中旬

解説
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 耳もとで唸るのはやめてくれ、蚊。うるさくて眠れなくなるから。
 血ぐらいくれてやるから痒くするのはやめてくれ、蚊。痒いから。

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う〜ん、テーブルの下から玉緒ちゃんを出したのはやり過ぎでしたでしょうか?

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 ぼ〜みん
 E-mail : k-sasaki@tg7.so-net.ne.jp
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