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Date: Sat, 26 Aug 2000 03:32:00 +0900
From: k-sasaki@tg7.so-net.ne.jp (k-sasaki)
Subject: [KATARIBE 20543] Re:[HA06P] エピソード『喰われた』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200008251833.DAA00287@mail.tg7.so-net.ne.jp>
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こんばんわ〜、ぼ〜みんです〜。
はぁ……。もう秋の虫が鳴き始めてる……(意味深)
土日にあまり活発でないMLをちょっと動かそうの会(ぉぃ)
皓さんありがとうございます〜。
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エピソード『喰われた』
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登場人物
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比企玉緒(ひき・たまお) :
氷室唯音(ひむろ・ゆいね) : 吹利学校高等部実験科三年生。
火撫楓(ひなず・かえで) : 吹利学校高等部実験科の二年生。
本題
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まだ日中は目の前が歪むような暑さが残っている。そんな日のベーカリー。
火撫 :「う”〜」
唯音 :「どしたの?」
火撫 :「蚊に喰われて……かゆい」
唯音 :「やられたの? どこを?」
火撫 :「ここ〜、右肘〜」
唯音 :「あらあらあらあらまあ真っ赤」
火撫 :「(大袈裟じゃないか〜?)昨晩、ん”〜、とかいう甲高
:い音が聞こえたんだよな〜」
玉緒 :「……だめじゃない、ちゃんと潰してあげないと」
唯音 :「あら、玉緒ちゃん。こんにちは」
玉緒 :「お久しぶりです、先輩。……どうしたの? 火撫」
火撫 :「……いきなりテーブルの下から出てきておいて、驚くなっ
:ていう方が無理だと思うんだけど〜」
玉緒 :「ふらふら飛んで来る奴をパチンとやるのが気持ちイイん
:ですよね」
唯音 :「ああ、こちらが気付いてるにもかかわらず手の中へと飛
:びこんでくるのを躊躇無く殺ってあげる、あの爽快感ね!」
火撫 :(……聞いちゃいねぇや)
玉緒 :「あと、誰のだか分からない血がぺっとりと手のひらに広
:がるところも。そことなく上品で」
唯音 :「なめてみると『あ……やっぱり私の血じゃない……鉄分
:が私のより多めだわ……』ってことになっちゃったりっ」
火撫 :「………………」
火撫は左手をポケットに突っ込んだまま無言で立ち上がった。話題について
いくことを諦めたのである。
火撫 :(アイスミルクティーでも頼むかな〜。うん、暑いし〜)
痒いところをぽりぽりと掻きつつ、なおも楽しそうに会話を続ける二人に背
を向けた。
時系列
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2000年8月中旬
解説
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耳もとで唸るのはやめてくれ、蚊。うるさくて眠れなくなるから。
血ぐらいくれてやるから痒くするのはやめてくれ、蚊。痒いから。
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う〜ん、テーブルの下から玉緒ちゃんを出したのはやり過ぎでしたでしょうか?
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ぼ〜みん
E-mail : k-sasaki@tg7.so-net.ne.jp
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