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Date: Fri, 18 Aug 2000 03:51:40 +0900
From: k-sasaki@tg7.so-net.ne.jp (k-sasaki)
Subject: [KATARIBE 20489] [HA06P] エピソード『喰われた』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200008171853.DAA29199@mail.tg7.so-net.ne.jp>
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こ〜んば〜んわ〜。
なにやってんだろう、僕は。
と自問しているぼ〜みんです。
ちょいと掻いてみました。
違う、書いてみました。
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エピソード『喰われた』
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登場人物
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比企玉緒(ひき・たまお) :
氷室唯音(ひむろ・ゆいね) :
火撫楓(ひなず・かえで) : 吹利学校高等部実験科の二年生。
本題
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まだ日中は目の前が歪むような暑さが残っている。そんな日のベーカリー。
火撫 :「う”〜」
唯音 :「どしたの?」
火撫 :「蚊に喰われて……かゆい」
唯音 :「やられたの? どこを?」
火撫 :「ここ〜、右肘〜」
唯音 :「ホントだ、赤くなってる」
火撫 :「昨晩、ん”〜、とかいう甲高い音が聞こえたんだよな〜」
玉緒 :「だめじゃない、ちゃんと潰してあげないと」
唯音 :「あら、玉緒ちゃん。こんにちは」
玉緒 :「お久しぶりです、先輩。……どうしたの? 火撫」
火撫 :「……いきなりテーブルの下から出てきておいて、驚くなっ
:ていう方が無理だと思うんだけど〜」
玉緒 :「ふらふら飛んで来る奴をパチンとやるのが気持ちイイん
:ですよね」
唯音 :「わかるっ、あの爽快感ね!」
火撫 :「……(聞いちゃいねぇや)」
玉緒 :「あと、誰のだか分からない血がぺっとりと手のひらに広
:がるところも。そことなく上品で」
唯音 :「なめてみると『あ……やっぱり私の血じゃない……鉄分
:が私のより多めだわ……』ってことになっちゃったりっ」
火撫 :「………………」
火撫は左手をポケットに突っ込んだまま無言で立ち上がった。話題について
いくことを諦めたのである。
火撫 :(アイスミルクティーでも頼むかな〜。うん、暑いし〜)
痒いところをぽりぽりと掻きつつ、なおも楽しそうに会話を続ける二人に背
を向けた。
時系列
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2000年8月中旬
解説
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耳もとで唸るのはやめてくれ、蚊。うるさくて眠れなくなるから。
血ぐらいくれてやるから痒くするのはやめてくれ、蚊。痒いから。
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ん〜、どんなもんでしょう。
ぎゃろさん、こうさん、修正お願いします。
謎の声 :「あんたそれよりも『しりとり』の話、やらんかい」
……ぎくうっ。
……………………………………。
さ、寝よう。明日もあるということだし。
それでわ〜☆
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ぼ〜みん
E-mail : k-sasaki@tg7.so-net.ne.jp
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