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Date: Tue, 15 Aug 2000 23:15:23 +0900
From: 小西 朱水 <akami_k@livedoor.com>
Subject: [KATARIBE 20446] [HA06][off] 吹利・石鏡調査レポ
To: 語り部メーリングリスト <kataribe-ml@trpg.net>
Message-Id: <20000815184626.D9E4.AKAMI_K@livedoor.com>
X-Mail-Count: 20446
こんにちわ。小西です。
とゆーわけで、長らくご無沙汰しておりました。
吹利・石鏡(いじか)調査行の概略レポを流します。
なお、例によって狭間の設定をごちゃごちゃにいじっています。
(吹利道路、京阪吹利線など)
まあ、吹利県外だからいいということに(違)
#なお、京阪交野線と京阪吹利線は同一の路線です。吹利直通のためチューン
アップされて伊吹まで直通する架空路線が京阪吹利線で、現実の路線が京阪交野
線です。
登場人物(旅行参加者)
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小西朱水(こにし・あかみ)
:旅行主催者。鉄分たっぷりな人間。
参加者A:黒魔術師、世界史ヲタク。(まじで)鉄分はゼロ。
参加者B:御滝圭介の手によってRPGの道へ引き込まれた人間。
8月5日
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池袋より
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別件のため、朝から青砥(京成線)へ向かい、仕事を済ませて町屋乗り換え(都
電)東池袋4丁目へ。サンシャインの(都電)最寄駅。池袋駅より近い。
20時40分ごろにサンシャイン到着。22時発の高速バスをひたすら待つ。
21時ごろ同行者(語り部布教ターゲット)が2人到着。
21時40分ごろ、雨が降り出す。あれよあれよという間に激しくなり、集中
豪雨の様相を呈する。21時58分ごろバス到着。次の停車地点である池袋駅
東口へ向かう。……完全に道路が冠水状態。バス停は水深約15センチの真中。
…… しかも、大雨のため遅れた客を待つことに。
結局池袋駅東口を出発したのは22時20分ごろ。下落合駅で客を拾い、中央道
経由一路関西へ。初台で首都高速に乗る。
「幡ケ谷〜高井戸 工事 渋滞」
うぐぅ。
高速バス
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0:40ごろ双葉サービスエリア(休憩地点)到着。結局、池袋での20分遅れ
+首都高速でさらに20分遅れ。
そして、3:00ごろ恵那峡で運転手交代停車。遅れは約30分の模様。
……しかし、いくら夜行高速バスだからといってすべての窓をカーテンで
閉じるな! これではバス好きにとっては全く意味のない旅路になる。このため、
まともな走行中レポが作成できない。
そして朝。草津サービスエリアに5:00ごろ到着。この時点で約20分の遅
れ到着が確定。
名神道大山崎に結局約20分遅れで到着。この遅れが、結果的に非常に大きな
問題をもたらすことになる。
8月6日
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水無瀬
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たいていの高速道路併設バス停はアクセスが劣悪である。そのため、今回も
水無瀬駅までタクシー。後から思えば、水無瀬滝まで直行したほうがよかった
ようだ。あるホームページに転がっていた「水無瀬観光ガイド」に従い、まず
若山神社へ向かう。若山神社から水無瀬滝への道があるとの情報だったが、その
「道」は単なる山道。「体力温存」のためにカットを即決。
水無瀬川を下る。この途中で伊丹〜奈良のバスに乗るタイムリミットに間に合
わせるためには水無瀬神宮をカットせざるを得ないことが判明。結局、第2阪
奈道路をあきらめる。どうせ第2阪奈の生駒越えは単なるトンネル一本だし。
水無瀬神宮(離宮)で「名水百選」に選ばれた湧き水をゲット。
水無瀬駅には予定より20分遅れで到着。ちょうど高速バスが遅れた分に相当する。
結局、コースを変更して高槻から磐船街道を先に回ることに。
(まさかいないとは思うが)
伊丹空港へおいでくださった皆様、誠に申し訳ございません。
吹利道路
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阪急高槻市駅からバスで枚方市へ出る。大阪外環状線(吹利道路?)をしばらく
走る。吹利道路の用地の存在などを確認しながら、枚方へ。もっとも、吹利道路
はこのあたりでは全線トンネルなので「確認」といっても大したことではない。
バスはガラ空き。もっとも、日曜の朝では仕方がない。朝ラッシュ時の混み具合
は凄そうだ。
枚方大橋をわたって、枚方市駅へ入る。
京阪吹利線
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枚方市駅。京阪吹利線の全線開業で活況を呈すると思われる駅。しかし現実の
京阪交野線は本線系統では収支状況最悪のローカル線。ここでは、京阪吹利線に
要求される輸送力および輸送パターンから枚方市駅の改造が可能かどうかを確認。
改造方針:京阪吹利線を3・4番線にして、8両対応および淀屋橋・出町柳方面
への直通を(原理的には)可能にする。
結論。不可能ではないが、とんでもない急カーブおよび急坂が多数介在する線形
となり、日比谷線中目黒駅と同様の事態が発生する可能性高し。
#これはこれでEP化すると面白いかも(洒落にならん)
私市行き。からっぽ同然。まあ、日曜朝の交野行きならある意味当然であり、
この時間帯から日常的に混んでいた場合は増結が至急必要である。
交野市を過ぎると、山間に差し掛かる。前方に生駒山系の北端部が見えてきて
山岳路線になる。そして終点の私市駅は極小。生駒へ出るのだが、路線バスは
10時過ぎまでなく、2時間半待ち。無条件でタクシー利用確定。
「タクシー呼び出し専用電話」を目撃。宇部岬(JR宇部線)に続いて2つ目。
こちらは有料(100円)で、タクシー車内で払い戻しになる。星田交通の車を
呼び出して、生駒駅まで直行。北田原の町まで磐船街道を快走。
京阪交野線開業当時に存在した生駒延長計画が吹っ飛んだ理由がよく分かった。
これでは線形的に(当時の技術では)苦しい。本格的な山越えである。
私のホームページに置いている「京阪・近鉄吹利線トレインシミュレーターデータ」
では、私市駅の先に「南私市」駅を設定しているが、おそらく客はいないだろう。
タクシーは爆走する。北田原からは細い道に突入。どうやらショートカットを
してくれるらしい。まだ大阪府(しかもなぜか四條畷市)である。
そして、いよいよ生駒駅へ。
タクシー代も想定より安くすみ(約4千円)、時間も第二阪奈をカットしたため
当初予定より二時間早い。その余裕を使って、生駒山を登頂することになる。
生駒山上
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生駒鳥居前からケーブルを2本乗り継いで、生駒山上へ。
……、……。 「あれ」が山頂ですか……
どつぼにはまったとゆーか、きがくるっているとゆーか、……
生駒山未経験の方は、私のHPにアップされる予定の写真をご覧ください。
10:00を経過していないため、生駒山上には何もない。せいぜい\150也の
自動販売機があちこちにある程度。
9:59にケーブルで下山。
近鉄特急
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生駒駅にて。
小西 :「鳥羽まで禁煙3人」
駅員 :「西大寺、八木乗り換えです。どうぞ」
とゆーことで、近鉄名物「3人、2列車の指定券が1枚」という特急券を
手にした。奈良線特急はほとんど走っていないので、西大寺まで急行。
#近鉄の習慣に倣って、駅名の最初につく「近鉄〜」や「大和〜」などは
省略しています。
西大寺駅にて。
小西 :「あと18分か。奈良まで行けるな。どうする?」
参加者A :「間に合うんですか?」
小西 :「片道5分だからね……(時刻表をめくる)OK」
参加者B :「面倒くさいですよ」
とか言いながら、なんとなく奈良線急行からわざわざ降りて京都線からの
快速急行に乗り換える。
奈良駅。
小西 :(特急列車を指差して)「原理的にはこいつに乗っても
:問題はないんだよな」
参加者A :「特急券は大丈夫ですか?」
小西 :「西大寺でも奈良でも同額」
とかやってるうちに特急は発車してしまい、必然的に次の列車になる。
再び西大寺。特急到着。
小西 :「くそ、ビスタカーか」(伊勢志摩やらアーバンやらは
:期待できないけど、せめてACE位来て欲しいな)
八木まであっという間。その間にも、隣の参加者A・Bは大量の質問をぶつけて
くる。曰く「天理はどこか」、「後何分か」
#鉄的旅行に鉄でない人を連れて行くと、必ず毎列車ごとに出るのが後者の問い。
個人的には「自分で時刻表を見ろ」といいたい。もっとも、今回重要になる近鉄
の時刻表を東京で手に入れるのは至難の技だが。
八木。京橿特急〜阪伊特急の乗り換えは階段を上がることになる。降りたらすぐに
エスカレーターがあった。ひょっとしたら乗り換え客をエスカレーターの近くの車両
に集めたのかもしれない。
しばらくのんびり。次のターゲットへ向けて体力を回復せねばならない。
パールロード
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旅行は予定よりジャスト1時間早い。13:06着。
で、当初予定では14:10のバスに乗ることになっている。
そして、頭の片隅には「パールロード特急は近鉄特急接続」
結論。13:10のバスに乗ろう! とゆうことで、鳥羽駅を爆走。
そしてバスターミナルに13:09着。バスは跡形もない。
ふと時刻表を見る。
「石鏡行き 13:00」
「スペイン村行き 14:10」
……(汗)
そして、1時間は昼食+土産購入の時間と化した。
参加者B :「石鏡って、どんなところなんですか?」
小西 :「こーゆーとこだ」(観光ガイドブックを渡す)
参加者A :「見るもの、あります?」
小西 :「期待薄」
参加者B :「どんな車ですか?」
小西 :「いちおー三交さんの看板路線のひとつだから、それなりの
:車が来るとは思う」
結果。観光バス仕様の車がやってきた。パールロードに入るまでは特急便とは
いっても、小さい停留所にも停車する。一停留所のみの利用者までいた。
だんだん道が狭くなり、集落がまばらになるとパールロードへ向かう道になる。
左窓に麻生の浦大橋が見えてきて、観光ルート・パールロードへ突入。
……って、あの「有料道路」料金は一体なんですか? 確か全線で(大型車)
5千円近くは取られていたと思いますが……
料金ゆえか。道は快調に飛ばせる。すなわち。車は少ない。
鳥羽から石鏡まで30分。「次は石鏡」と運賃表にでてしばらく。一気に
道が上り坂になる。いいかげんかなりの標高を走っていたはずが、もっと上へ。
で、石鏡は「海の漁師町」。すなわち、海岸にあるはずである。
……いやな予感が。
石鏡バス停。やはり海は遥か下。そして、集落への道は完璧な山道。
参加者A :「石鏡って、どこなんですか?」
小西 :(山道を指差して)「この下」
参加者B :「うはぁ」
徒歩10分。石鏡の中心(すなわち、漁港)へ到着。
小西 :「すいません」
某店員 :「はい?」
小西 :「市場をやっていると聞いてやってきた旅の者ですが、
:今日はやっていますか?」
某店員 :「今日は不漁だから、多分やらないよ」
小西 :「どうもありがとうございます」
旅行の目的、数パーセント減少。
小西 :「それじゃさ、少し水無瀬家の用地とかチェックしてるから
:自由行動にしよう。16:00にここ集合」
参加者A :「はい」
#HA06を布教していたので、自分のキャラの名前くらいは教えてあります
そして、石鏡からスペイン村へ。しかしスペイン村で遊ぶ余裕など一切なく、
バスからタクシーへ乗りついで伊勢志摩YH泊。一晩かけてHA06の布教を
行う。
#こーゆー時のために判定法も覚えておかねば……
8月7日
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暗越奈良街道(くらがりごえならかいどう)
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翌朝。穴川から磯部乗換えで三度生駒駅。本日のメインイベントは
「生駒山地を歩いて越える」である。で、使う道は暗越奈良街道、
「その道の人々」にとっては非常に有名な道である。一応国道308号線。
歩いて越えるため、可能なところまでは電車で動く。近鉄生駒線(京阪交野線の
当初の計画による南半分)で、南生駒駅へ出る。
駅前。普通の「ローカル線の駅前」である。すなわち、細い道が一本。
てくてく峠の方へ歩いていくと、早速国道308号線を示す標識が。
参加者A :「あっちの太い道が国道ですよね?」
横には普通の太い(といっても片側1車線)道路がある。
小西 :「これ(下を指す)が308号線」
そして、いよいよ生駒越え。いきなり道が細くなる。自動車のすれ違いは
おそらく不可能。住宅街の真ん中の道である。
参加者B :「これ、国道じゃないですよね?」
小西 :「だから、これが国道308号線」
舗装はぐちゃぐちゃ。常識では、せいぜい市道程度の道である。
住宅街を抜けると森の中。しかし、単純な山道は一瞬で終わる。
道がなぜか本格的に整備されている。下があまりにもひどいためここまで
登ってくる車はほとんどいないはずなのに、片側1車線のまともな道。
小西 :(まあ、国道だから分かるけど、意味あるのか?)
急勾配は続く。ひたすら外道な坂道である。整備されているため、木陰もない。
参加者A :「あ゛つ゛い゛〜」
やがて、信貴生駒スカイラインが見えてくる。あの道の下が峠。
峠の直前に、なぜか喫茶店。
小西 :(!)
とりあえず、一休み。ここからは強烈な下山が待ち受けている。
奈良県側前半の道の狭さは尋常ではなかった。しかし、大阪府側の急勾配は
それどころの問題ではなかった。まるで普通の登山道(山道)を強制的に舗装
したか、階段を作る費用をケチって坂にしたような状態であった。
小西 :「わっはっは、さすが暗峠だ……」
参加者B :「あかみさんがこわれた〜」
小西 :「げらげらげら……」
参加者A :「あかみさんが……」
半分くらい降りてきたところで前方が開け、大阪平野が見渡せるスポットに
到着。第二阪奈が町を貫く。
やっと枚岡駅に到着。生駒へ戻る。
第1阪奈道路
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あの暗峠の後となっては、付録以上の価値はもたない。
小西 :「阪奈道路の生駒登山口バス停までお願いします」
タクシー :「はい」
以前は梅田〜奈良の直通バスだったのが、現在は生駒登山口〜住道に短縮され
てしまった。一日一本だけ梅田〜生駒登山口の直通が残っているという噂はあ
るが、あくまで未確認情報である。で、14:04生駒登山口発のバスを捕ま
える。
#ただの高規格県道でした。まあ、高速道路に近い道ではあるが、高速はとても
あのカーブでは出せないし。
住道地区で大渋滞を食らい、鶴橋についたのは3時15分。参加者Aと参加者
Bは難波4時の名阪特急で帰京せねばならないので、参加者たちを難波まで
送る。
そして、付録
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吹利探訪はこれでおしまい、次は御大襲撃。難波の地下ホームからの場合
鶴橋で乗換え。で、鶴橋に着いたはいいが、準急(近鉄下田停車)はしばらく
ない、というか、出たばっか。
小西 :「えっと、この状況だと、五位堂逆行で…… なんだ、
:八木逆行でも同じじゃないか!」
近鉄大阪線完乗へ向けて、八木まで特急券500円を投資する。
しかし近鉄の短距離特急券は高すぎる(^^;
御大にお会いしたときの話はIRCログ参照。
赤福、めかぶ、「楽譜」エピソードに登場した楽譜をお土産に持参。
後日談
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で、旅行は個人的にはまだまだ続いていました。
8日は北九州、9日は松山〜広島、10〜14日は山口に滞在していました。
とゆーわけで、今年のコミケは断念。
#てか、14日に山口にいなければならなかったので、コミケのために
山口〜東京2往復はさすがにできません
本格的旅行レポについて
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ここに書いたのはあくまで旅行レポート概略版です。
JEP仕立ての旅行レポを別立てで作成していますが、こちらは語り部総本部へは
流しませんので、私のホームページをチェックしてください。
あちこちの写真もアップします。
$$
それでは。
小西 朱水
mailto:akami_k@livedoor.com
http://www13.freeweb.ne.jp/diary/skyriver/bside/