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Date: Sat, 5 Aug 2000 17:51:51 +0900 (JST)
From: 久遠 <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 20375] [SCP] エピソード『チェイスチェイスチェイス!!』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200008050851.RAA72295@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 20375
2000年08月05日:17時51分50秒
Sub:[SCP]エピソード『チェイスチェイスチェイス!!』:
From:久遠
エピソード『チェイスチェイスチェイス!!』
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登場人物
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テリーナ : 天才盗賊少女、が、女であることを隠している
人型戦車J : 頭の悪い戦車。頑丈この上なし
ガーシャル大佐 : 軍部の(この地域での)最高司令官
副官A/B : ガーシャル大佐の腰ぎんちゃく
汽車のおじさん : ラピュタ参照のこと(笑)
本編
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(発掘現場をチェイス中、軍のジープに乗ったテリーナとそれを追いかける新
型戦車)
テリーナ :「なんなんだあいつは!!」
人型戦車J :「ギギ、止マリナサイ。人生急イデモイイコトナイヨォ」
テリーナ :「だれかなんとかしてくれ〜〜」
毎度お決まりの説明!!
人型戦車Jは下半身がキャタピラ、上半分がロボットという
まあいわゆるアレです
ちょっとイカレてることといえば
なぜか頭に製造者の趣味でモヒカンがついてることと
世間話をする機能がついてるぐらいだろうか
何を発射するのか分からない砲台も大量についている
何が出るかは今後に乞うご期待!!
テリーナ :「まだ撃ってこねえからなんとかなってるけど……向こ
:うの方がはやそうだしな。さあてどうしよ……」
人型戦車J :「オ客サン、野球ハスキカァイ」
テリーナ :「何でそんなことを……うわ!!」
テリーナの顔のあった位置を砲弾のようなものがとおり過ぎる
そしてそのままこの先二股に分かれていた道の
片方に直撃。
あっというまに埋まってしまう
テリーナ :「はははは……当たってたらしゃれになんねーな」
人型戦車J :「オシイ!!ボールダヨォ!!」
テリーナ :「ストライクにしてたまるかあ!!」
テリーナは急カーブをタイヤをきしませながら曲がる
Jはカーブの部分にあった石の壁に直撃して
壊しながら曲がる(カーブする性能は低いらしい!!)
そしてそこは……
テリーナ :「やりい!!出口だ!!」
出口から出る寸前
今までジープがあった所に大穴があき
落盤が起こり出口は埋まってしまった
テリーナ :「まだ追いかけてくるか……?」
もちろんそんな落盤を物ともしないで
人型戦車Jは直進してきたのであった
二人が出てきたところは
くもの巣状に張り巡らされた線路の上だった
テリーナ :「ちっ。しょうがねえ!!この線路上をにげるしかない
:か!!」
人型戦車J :「オ客サァン。忘レモノォ!!」
ひゅるるるるるる、どっか〜〜ん
テリーナ :「だあ!!こいつ線路上でも撃ってくるのかよ!!落ち
:たらどうする気なんだ」
人型戦車J :「人間ナンテ落チルトコマデ落チルモンダヨォ」
テリーナ :「お前は人間に分類されんわ!!」
幸い撃った弾は、テリーナの素晴らしい運転により
自分達の走ってる線路には当たらず
他の線路にばかり当たっていた(それでいいのか!?)ので
いまはまだ平気だが
初期設定のとおりラピュタのように断崖絶壁(?)線路なので
落ちたら一巻の終わり
まあそんな命がけのチェイスをしていると、
隣の線路を走る汽車が現れた!!
汽車のおじさん :「どうした?テリーナこんなところで」
テリーナ :「後ろ見れば分かるだろ!!」
人型戦車J :「オ客サァン。明日ハホームランダヨォ!!」
汽車のおじさん :「な、何だ!!」
テリーナ :「だろ?」
汽車のおじさん :「あの喋り方は!!」
テリーナ :「そっちかい!!」
汽車のおじさん :「はははは、すまんテリーナ。ちょっと忠告があるんだ
:が、聞いてくれるか?」
テリーナ :「何だよこのくそ忙しい時に!!」
汽車のおじさん :「お前の走ってるその線路な、そのまま行くと途中でな
:くなるよ、その線路もう廃線してるしなあ」
テリーナ :「…………はあ?」
汽車のおじさん :「でもってそのまま落下するとちょーどスラムのCブロ
:ックに直撃ってとこだな。まあがんばれよ。俺は今ちょ
:っと軍隊関係の人乗せててね。送り届けなくちゃいけな
:いんだ」
テリーナ :「むしろこの戦車は軍部のだろ!!どうみても!!そい
:つ何してんの?」
汽車のおじさん :「寝てるけど……確か瀬川陸とかいってたかな?」
テリーナ :「寝てるって……うわ!!」
人型戦車Jの放った砲弾が
隣の線路を直撃
古びてぼろぼろだった線路はあえなく砕け散り
乾いた音を立てながら落下して行く
もちろんおじさんが乗っている汽車も
断崖絶壁に落ちて行った……
テリーナ :「おじさ〜〜ん!!!」
人型戦車J :「コレハストライクナノカ、ボールナノカ、見極メガ難
:シイトコロデスネ。解説ノ西田サンドウデショウ?今ノ
:弾ハ」
テリーナ :「うるせえポンコツ!!俺が今勝負をつけてやる!!」
テリーナはジープから飛び降りて線路の上に立った
人型戦車J :「オ客サン。旧日本軍ジャアルマイシ……」
テリーナ :「いいから撃って見やがれ〜〜〜〜〜〜〜!!」
人型戦車J :「ナラバ本気ヲ見セマショウ。波動砲充填完了!!」
テリーナ :「ええ!?はや!!充填開始じゃないの?」
人型戦車J :「ハッッッッッ……」
彼女は発射されるぎりぎりまで待った
戦車の方が大きいわけだから
やつの言う波動砲も確実に線路に当たるはず
寸前に波動砲さえ避ければ
ヤツは落下、こちらはトンズラ……できるはず!!
テリーナ :「……今だ!!」
人型戦車J :「シャ!!」
大きく宙返りをうった
視界が逆転し、世界が回る
そして着地の瞬間、波動砲の衝撃が彼女をおそった
波動砲自体には、ダイナマイト並みの威力があったのだ!!
テリーナ :「うわっ!!」
人型戦車J :「落ッチマ〜〜〜〜ス」
テリーナは波動砲の直撃は受けなかったものの
衝撃で線路の上に着地できず
人型戦車は線路がなくなって勢いで
二人(?)とも断崖絶壁に消えて行った
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(同時刻、それを隠しカメラで見ているガーシャル大佐達)
ガーシャル大佐 :「……まあ計画通りだな。これで第4発掘現場に注意が
:それたろう」
副官A :「ということはつまり……」
副官B :「他の現場のものは……」
ガーシャル大佐 :「その通りだ。つまり同時に10箇所同じ時限爆弾を仕
:掛けたことに気づいているものは、いないといっていい
:はずだ……」
くくくく、忍び笑いが部屋に響く
ガーシャル大佐 :「たった一つでも爆破できればいいのだ。埋まっている
:ものが、アレだからな……」
副官A :「確実に成功するでありましょうな……」
ガーシャル大佐 :「当たり前だ。私の建てた計画だからな……」
ふはははははははははは
高笑いが壁に反響する
伊達に地球の劇場の音響システムをとり入れているわけではないらしい
さて、落下してしまった汽車のおじさん
瀬川陸、テリーナはどうなってしまうのか
飛●石があるわけでもないのに……
あと46時間、爆弾10個
時系列
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ガルバッチョ歴2000年7月24日
午後13:30〜14:30
解説
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結局、できた♪
みなさん感想、附けたし、修正などお願いします