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Date: Sat, 5 Aug 2000 17:50:14 +0900 (JST)
From: 久遠 <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 20374] [SCP] エピソード『爆破計画初動』訂正板
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200008050850.RAA72268@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 20374
2000年08月05日:17時50分14秒
Sub:[SCP]エピソード『爆破計画初動』訂正板:
From:久遠
エピソード『全てはそこから始まった〜爆破計画初動〜』
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登場人物
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隊長 : 隊長、お間抜け。けどある程度のことはできる
部下たち : 部下、輪をかけてお間抜け。大抵のことはできない(笑)
また、いくら倒しても出てくる
親方 : リュークの親方、ラピュタご参考とのこと(笑)
テリーナ : 天才盗賊少女、が、女であるということを隠している
リューク : 退役軍人の男、かなりの戦闘能力を有す。根はまじめ
サラ : リュークに拾われた姉妹の妹の方。元気一杯
クレス : 姉妹の姉の方。妹と比べて物静かだが、機械狂
瀬川陸 : やる気のない諜報部員
本編
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(とある発掘現場にて)
隊長 :「これでガーシャル大佐の思惑は全て遂行されるのだあ」
部下たち :「遂行されるのだあ」
隊長 :「この時限爆弾を使えば一発なのだあ」
部下たち :「一発なのだあ」
説明しよう!!
古代文明の一部(なんでも更に大きな古代文明をおこす鍵になるものだとか)
の位置を確認した軍部は現地に赴いてみるとなんと発掘の真っ最中!!
そもそも眉唾ものの古文書をもとにしているので、古代文明の発掘をとりや
めかとおもわれた。しかし、ガーシャル大佐の強引な決議により、人がいなく
なった時に爆破!!という計画が初動したのであった!!
隊長 :「わからないように仕掛けるんだぞ〜〜」
部下たち :「ガーシャル大佐もめんどくさい事をいうよな〜〜別に昼
:休みじゃなくてもいいのになあ」
ガーシャル大佐は計画が決まるとすぐ実行するのが好きなので、決まった当
日の昼休み、炭鉱夫が持ち場を離れたところを見計らって実行に移すことにな
っていたのであった!!
テリーナ :「……で、ガーシャル大佐の言う通りに時限爆弾を仕掛け
:ればいいわけ?」
隊長 :「うむ、そのとおり……そういうお前は見かけない顔だな」
テリーナ :「……軍服着てない時点で気づけよ……」
隊長 :「ふふふふ秘密を聞かれたからには生かしておけん!!」
テリーナ :「はいはい、で、なにすんの?」
隊長 :「お前ら突撃〜〜〜〜〜!!」
部下たち :「結局それかい!!とりゃ〜〜突撃〜〜(やる気なし)」
しばらくお待ちください
部下たち :「たいちょ〜〜あいつ強いッスよ〜〜」
隊長 :「ま、まさか全員やられてしまうだと!?そんな……」
テリーナ :「じゃあ、そのガーシャル大佐って奴のことについて話し
:て貰おうか?あと、爆弾も止めろ」
隊長 :「……ふっ!われわれ如きが解除の仕方を知ってるわけが
:なかろう!!」
しばらくお待ちください
隊長 :「い、いたひ……」
テリーナ :「真に使えない奴らって言うのはてめえらのみたいなのを
:言うんだよ!!じゃあ後どれくらいで爆発するんだ!!」
隊長 :「う〜〜言ってたまるか!!」
テリーナ :「しばらくお待ち……」
隊長 :「わ、分かったいう。いうからもう殴らないでくれ」
テリーナ :「……ガーシャル大佐のこともいえよ?」
隊長 :「爆発するまでには後48時間ある」
テリーナ :「ガーシャル大佐のことは?」
隊長 :「……それをいうわけには……」
ポチっとな
隊長 :「いかんのだ!!」
テリーナ :「な、てめえ何しやがった!!」
隊長 :「地球から直に取り寄せた、攻撃型ロボットのスイッチを
:いれたのだ。ターゲットを破壊するまでは動き続けるとい
:うしつこい奴でな。近くに待機させてある」
テリーナ :「……ターゲットは?」
隊長 :「もちろんお前だ!!」
どこかからゴゴゴゴゴゴゴゴという音が迫ってくる!!
テリーナ :「ち!!お前らのジープ借りるぞ!!」
隊長 :「あああああ〜〜だれか奴がジープに乗るのを妨害するの
:だ〜〜」
部下たち :「全員立てませ〜〜ん」
隊長 :「や、役立たずどもが……」
走り去るジープと追いかけて行く戦車のような車影
ちなみに岩陰で昼ご飯を食べていた瀬川は、状況にまったく関与しなかった
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(ほぼ同時刻、休憩所にて)
リューク :「なんか向こうの方がうるさいな……」
親方 :「なんだ?お前。飯食う時は飯に集中してろ。掘ってる時
:には掘ってることに集中する。それが基本中の基本だぞ?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴという音が聞こえてくる
リューク :「……親方。俺やっぱり見てきます」
親方 :「何度言っても分からんやつだな……。まあそんなに気に
:なるなら見てきてもいいが、お前のために昼休みが長くな
:るなんてことはないんだからな」
リューク :「はいはい」
親方 :「返事は1回だ!!」
リューク :「はい!!!!」
親方 :「よし!!いい返事だ。行ってこい!!」
彼は外に出ると一目散に音のしたほう……発掘現場に走り始めた
リューク :「左腕を使うようなことにならなければいいが……」
そのころ瀬川は……お茶を飲んでいた
******************************
(やはりほぼ同時刻。リューク家にて)
こんなボロ屋にはふさわしくないコンピューターディスプレイの前に座って
いたクレスが、ふと表情を変えた。
クレス :「……………あら」
サラ :「どうしたの?姉さん?」
クレス :「第4発掘現場にね、変な熱源があるのよ。Ta-10のリアク
:タークラスでもないし……」
サラ :「……なにそれ?」
クレス :「軍部に正式採用されてる戦車の……まあ定番ね。まあね
:操ってるのは軍部しか考えられないけど」
サラ :「……いつにまにそんなものを……」
クレス :「備えあれば憂い無し」
サラ :「……………(汗)」
クレス :「この辺りの重要施設はほとんどカバーしてあるわよ」
サラ :「まあいつものことだけどさ……」
と、げんなりしていたサラが急にはっとした表情となった
サラ :「それってリュークの……!!」
クレス :「……行った方がよさそうね」
サラ :「ええそうね……ってそんなわけないじゃない!!私達が
:行った所で……」
クレス :「役に立つわよ」
サラ :「…………」
説明しよう!!
クレスはヤバイ程の機械狂。サラはブービートラップの達人なのだ!!
相当役に立つことは間違いないのであった
クレス :「私は『準備』に取りかかるわ。あなたも早く用意しなさ
:い」
サラ :「え〜〜ん。私トラップかけるの好きじゃないのに〜〜」
クレス :「10分で終わらせなさい」
そう言うと、クレスは自分の部屋に引っ込んでいった。一見、普段と変わら
無いように見える。
しかし、サラはクレスの顔に浮かんだかすかな笑みを見逃さなかった
サラ :「え〜〜ん。楽しんでる〜〜〜」
ガルバッチョ歴2000年7月24日
今はたった一部の人間達の間のみではあったけれど
軍部と、この村の戦いの火蓋は
まさに切って落とされたのであった!!
瀬川 :「のどかな昼休みだねえ」
切って落とされたんだってば
後、47時間
時系列
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ガルバッチョ歴2000年7月24日
午後12:30〜13:30
解説
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早い話が訂正板で
特にそれ以上言うことはありませんが……
大きな変更点は、爆破まであと48時間てところですかね
時間制限をつけたほうが面白いと思ったんで
48時間たったら……まあ第一部完ってことになると思います
ちなみにおいらが執筆中なのはチェイス中のテリーナの行方、ですね
こんな感じのドタバタギャグタッチで話が進むと面白いですね
第一部で区切ってノベル化したりしたいなあ……
まあそーとー後だろうとは思うけど
ではこのへんで