[KATARIBE 20320] [HA06P] エピソード『かわいいってことは』

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Date: Sat, 29 Jul 2000 00:28:12 +0900
From: ICHIKAWA Takuaki <bobu@din.or.jp>
Subject: [KATARIBE 20320] [HA06P] エピソード『かわいいってことは』
To: kataribe-ml <kataribe-ml@trpg.net>
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ども、BOBUです。

最近あったような無かったようなことから。
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エピソード『かわいいってことは』
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登場人物
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 佐久間拓巳 :吹利大学に通う学生
 学生A・B :佐久間の友人

時間軸
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 2000年、7月上旬くらい

本編
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 初夏のある日大学の食堂。

 学生A    :「佐久間君ってかわいいもの好きだよね」
 佐久間    :「そうかな?」

 好きって言うほどでもないんじゃないかなと首を傾げると。

 学生A    :「だってほら」

 と、指差すペットボトルのラベルには猫の絵が。
 まぁ、選択基準の一つになっているのかもしれない。

 それから数日後大学の購買。

 学生B    :「最近、キャラクターがつきの物ばっか買ってるな」
 佐久間    :「…………」

 言われてみれば、確かに増えている気がする。
 これこれこういうことがあったから、と先日の話をすると。

 学生B    :「暗示にかかりやすい奴だ」

 と笑われるはめになった。
 そうか、あれは暗示になっていたのか。

 さらに後日。雨が降っている。

 学生A    :「ほらほら、ねこの傘〜」
 佐久間    :「ふむ」
 学生A    :「かわいくない?」
 佐久間    :「いや、かわいいとは思うけど」

 女の子みたいに「かわい〜!」と叫ぶわけにもいかないし。
 いい年した男がそんなこと言ったら変人みたいだ。

 佐久間    :「そこまでは言えないよ」
 学生A    :「それもそうかもね」


解説
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 佐久間の日常風景。
 まぁ、男の子には素直に表現できないこともあるということで。

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そういうものです…よねぇ?



それでは。
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BOBU (ICHIKAWA Takuaki)
E-Mail:bobu@din.or.jp

    

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